なにをやっているのか
ここは、昨年豊洲市場に併せて開通した、環状線になります。まだオープン前の入り口です。
この写真は本厚木駅前。弊社元請工事で厚木市より受注し、今年度に表彰が確定しております。
主に公共土木に特化した施工専門会社になります。
県、市の入札案件にも参加し、前年では年総額1億円以上の元請受注実績もあります。
上記元請受注では、県、市共に優良工事表彰を受け、またそういった意味では年々受注環境が更に良くなっている状況です。
具体的には、上記の他にネクスコ、国、都道府県、市町村が発注し他社が受注した案件でも弊社がその後下請けとなりながらも、管理業務を提案する、そしてその事業を一括管理、施工までを請け負えます。
それが、弊社の一番の強みとなっており、施工に関しては直轄作業員も雇用し、そこに必要な教育と資格取得を推進して、昨今のコンプライアンス精神やチーム作業に対し非常に力を入れて取り組んでおり、それが好評価に繋がっていると感じています。
施工及び品質管理に於いては、すでに確立したものが有り、弊社独自の市販管理ソフトに頼らない管理方法を生み出しており、そこが発注元から好評価を頂き、弊社顧客も優良工事にて表彰されている事実に結びついているとの自負があります。
そこで、更に昨今の官庁から求められている管理手法を徹底的に取り入れ、また複雑化されていることに迅速に対応する事に自信がありますので、更にそれを推し進める事が重要な視点として動いております。
その、管理及び施工の一貫した弊社の強みを更に推し進めるべく、全社一丸で取り組んでおります。
なぜやるのか
本厚木駅前の施工時の看板です。カラー看板は弊社が市内で初でした。
これは圏央道。開通前に竣工チェックで歩きました。素晴らしく気持ちが良いものです。
上記の事業内容については、主に一般的な事を書かせて頂きましたが、この項に関しては、代表者の気持ちを書かせて頂きます。
仕事そのものは、本当に一般的なもの。
土木工事、公共工事と言うものであり、高速道路、国道県道、その他いろいろな道路事業に係わる全てを仕事として行っている会社です。
私自身が土木工事会社に入ったのは、そもそも田舎育ちの私が何か大きな仕事と言うと、やはりインフラ整備での土木系の仕事でした。
ありふれた話ではありますが、子供の記憶としては無意識に憧れを抱いていたのかも知れません。
しかし、実際に携わってみると、いろんな事が当然分かります。
私が前職の会社に入社したのはバブル崩壊後。しかし、建設業はひたすらに忙しい職種でした。
とんでもない職人や下請け。指示も言う事も聞きません。
今となっては良い思いでですが、当時はとても辛く、我慢辛抱と耐えていました。
しかし、自分で竣工した現場は、逆に何と言う達成感か!
小さい現場、大きな現場、問題が有った現場、様々な現場に携わりました。
その都度、大きな達成感。そしてもっと大きな仕事をやってやる!そんな気持ちを持っていました。
その後、2000年以降になり、民主党政権が誕生。
正に「コンクリートから人へ」のスローガンで、案件が激減。
そして、面白い様に土木工事業者へのバッシングが始まります。
まずは、公共事業の単価下落の凄まじさ。
数年で一気に公共投資全体の3割が簡単に失われました。
そして、身近でも土木事業者への眼差しが変わります。
もちろんネガティブな方向に、です。
そして、今は建設業そのものへの、私が昔感じたリスペクトみたいなものも希薄であり、それが若い皆さま学生にも、選ばれない仕事になってしまいました。
それは、私共建設業者が構造的にも問題が有った事なのは事実です。
ただ、私はそれを変える良いチャンスだと思い、どうせ仕事が無いなら改革してやろうと思い、独立したのです。
正にリーマンショックの時。
それでも、こんな「ダサい、汚い、しょうもない」そんな様に言われる自身の仕事への目線を変えたかったのです。
ダサい、汚いのをどうすればカッコ良く?
しょうもないと思われている仕事を、どう発信し、こんなに大変で凄い仕事をしているのか知って貰えるのか。
今は、12年目です。9月から13期目となります。
今年は更にベンチャー企業の気持ちで、新社屋も設計中です。
建設業ぽく無い、モダンな建物になる予定です。
私は、現状のカッコ良くないと思われてる仕事をカッコ良く!そうするために今は出来得る最高の投資をしていると自負しています。
これを今後若い頭脳の知恵を借り、そして長く継続する体制。
それを構築していくために、足元の普通の仕事をしっかりとこなしながらも、業界の最先端カッコ良くしていくために日々考えそして行動しています。
どうやっているのか
基本は道路工事です。
弊社の強みとして、昔ながらの監督さん、作業員さんが一体となっている会社ですので、重層構造が問題になっている今、そこが他社より秀でている部分かと思います。
しかし、そういう会社は、作業するだけ。社長は親方みたいな会社が多く、帯に短したすきに長しと、中途半端な会社がほとんどですが、弊社は監督は管理者としての教育にしっかりと向き合っているので、現場管理業務が本当の強みなのです。そこに、直接雇用の作業員での施工を以って、最大化しているという事なのです。
インフラとしての道路は、皆さんが通っている道路そのものです。しかし、インフラ=公共投資で有る以上、国、都道府県、市町村が発注者であり、そういう役所から求められる管理手法は恐らく一般の方が想像する以上に複雑です。
ですので、まずは施工の仕方から学ぶ。これはハードの構築みたいなイメージです。そしてここからが本当に難しいところなのですが、ソフト的に管理していく。そういう事なのです。
これは一朝一夕で覚えられる物ではありません。はっきりといいまして、最低3年でしょう。これをどう捉えるか、と言うことになります。
今の時代にそぐわない感じがすると思います。
そういう半人前の時期が必要な仕事なのです。
でも、こんなにチャレンジし甲斐の有る仕事は多くは無いでしょう。