みなさん、こんにちは。
株式会社セキュア人事企画部 新卒採用担当の宮﨑です!
この夏休みに就活をなんとなく始めてみた…そんな大学3年生も多いのではないでしょうか。
各社サマーインターンシップを開催する中で、早期から動ける就活と言えば、複数の会社が一つの会場に集まる採用イベントですよね。
今日は採用イベントで人事は何を見ているのか、そんなところを少しお話しできればと思います。
採用イベントとは
さて、この記事をお読みの皆さんは採用イベントに実際に参加されたことはありますか?
一口に採用イベントと言っても規模や形式などは様々です。
対面だけでなくオンラインの採用イベントも近年では主流になってきましたね。
あくまで私の主観なのですが、対面かオンラインかを選べるのであれば対面のものをお勧めします。
対面とオンラインの形式を比べた時に圧倒的に対面形式の方が情報量が多いからです。
採用イベントは企業にとっても、一度にたくさんの学生さんとお話しできる大切な場です。
人事担当が数名で参加している企業もたくさんありますので、一度に複数名の人事担当、時には同席している人事以外の先輩社員たちと話せるのは学生の皆さんにとってもメリットでしょう。
また規模も様々あります。
・何十社が一堂に集う合同説明会
・グループディスカッションやビジネスゲームのコンテンツなどもある中・小規模のイベント
・出展企業の業界が絞られているもの
・学生の皆さんの属性(大学、部活、文系理系、営業職希望など)が絞られているもの…
もし特定の企業のことを知りたいのであれば、その会社単独での会社説明会やインターンシッププログラムなどに参加しましょう。
むしろ採用イベントは、
・これまでとは違った業界を見てみたい
・自分が知らなかった会社と話してみたい
など、“就活の幅を広げること”を目的に参加されると良いと思います。
セキュアが出展する“中・小規模イベント”
セキュアがメインに出展するイベントは、中・小規模イベント(出展企業数6~8社程度)が多いです。
いくつか理由はあるのですが、中・小規模イベントだと学生さんほぼ全員とお話しできる点が一番大きな理由です。
学生の皆さんにとっても、大規模イベントだと学生さんから企業ブースへ訪れアプローチする形式になるので、名前を知っている企業に限られてしまいますが、中・小規模イベントだと企業から学生さんへアプローチするため、知らない業界や企業との接点を持てることは大きなメリットです。
採用イベント全体の時間としては、半日以上拘束されるものが大半だと思いますが、各企業と個別に話す時間は実はごくわずかです。
それも1対1ではなく、座談会など1企業に対して複数名の学生ということが大半でしょう。
学生さんからすると、その限られた時間の中で自分の知りたいことを質問し、自分のパーソナリティをアピールし、選考へつなげていくことは至難の業です。
これは企業も一緒で、自社のことを短い時間にどうやって伝えるか、各社工夫を凝らして参加します。
それでも参加企業からすれば、ほんの少しの時間でも個別にお話しできる時間はとても貴重です。
私たちにとって、採用活動を成功させるためにはより多くの学生さんと接点を持つことはとても大事なことです。
ですが、それ以上に、できる限り目の前にいる学生さんがどんな人柄なのか、どんな価値観を持っている方なのか、何を大切に働きたいのか、それはセキュアで叶えられるのか…を一人ひとり見ていくことの方がよっぽど大切です。
こういった背景からセキュアの採用活動においては、多くの接点を持てる合同説明会より、一人ひとりと話せる中・小規模のイベントに出展しています。
人事担当は何を見ている…?
それでは、採用イベントでセキュアの人事担当が見ているところはどこでしょうか?
(各社様々ですので、あくまでセキュアの採用チームは…の一例です。)
・第一印象
初めてあった人の第一印象は3秒で決まるとよく言われます。
メラビアンの法則は耳にされたことがある方が多いのではないでしょうか。
その法則によると、視覚情報の影響を55%、聴覚情報の影響を38%、言語情報の影響を7%受けると言われています。
つまり目から入る情報が第一印象に最も大きな影響を与えているのです。
視覚情報は、服装や髪型などの外見だけでなく、表情や目を合わせて話してくれるかなどが含まれます。
イベントにもよりますが、服装については必ずしもスーツである必要ありません。少なくともセキュアではどの選考フェーズにおいても私服推奨とお伝えしています。
服装や髪型の外見においてもっとも大切なのは、何を着るかではなく、清潔感があるかどうかです。
また外見と同じか、それ以上に表情は大切な情報です。
企業プレゼンや座談会の際に、うんうん!とうなずきながら聞いてくれる姿、きちんと目を合わせながら会話してくれる姿などから印象は形成されていきます。
・集中力
採用イベントは長時間にわたるため、どうしても集中力が切れてしまう瞬間があるでしょう。
その瞬間でさえ人事担当はよく見ています。
集中力が切れてしまう場面も人によって様々ですが、座談会などで他の学生さんが話している時に集中力が切れる方が多いように思います。
自分のターンじゃないし…と気を抜いてしまうのです。
ぜひ他の学生さんが話している時も、自分のターンだと思って参加してみてくださいね。
前述の通り、個別にお話しできる時間はごくわずかです。
その時間の中で判断できることなんて、限られています。
もしかしたら“そんな些細なことで自分の人間性なんてわかるはずがない!”と感じる方もいらっしゃるでしょう。
ただ、そんな些細なことをクリアできないと、自分の人間性をPRできる、選考の機会は獲得できないのも現実問題です。
大切なのは“自分を客観視”できること
清潔感や表情、集中力などをなぜ注視するかというと、自分がどう見られているか意識できる方なのかどうかに帰結するかもしれません。
社会に出ると“株式会社セキュアの〇〇さん”と認識されます。
もし、その人が第一印象の悪い人だったらどうでしょうか。
きっと「株式会社セキュアの人は第一印象が悪いのね」と判断されてしまうでしょう。
これまでは個人への印象だったものが会社への印象に変わるのです。
参加姿勢や、身だしなみ、相手の話を集中して傾聴する力、自分の起こした行動などが人から見たらどう見られる(判断される)のかを想像しながら、行動できるかどうかはとても大切なことなのです。
実はこれは採用イベントに限ったことではありません。
選考中すべてのフェーズにおいて、常に見られていると言っても過言ではないでしょう。
すべてのフェーズとは、面接だけでなく、メール(もしくはLINE)のやり取り、履歴書、お願いした期日通りに対応してくれるかどうか、会社との接点すべてです。
どう見られているか意識できるかどうかは、社会に出てから非常に重要になる意識の一つです。
就職活動中に人事担当に見せている姿勢が、入社後お客様に対する姿勢とほぼ同じだと思って判断するのです。
就職活動は社会に出る準備期間
就職活動は皆さんにとって、学校を卒業してから働く会社を見つけるということのみならず、社会に出る予備練習だと私は思います。
選考の過程で見せる姿がどう映っているか、それは前述の通りお客様からどう見られているかということの練習です。
入社する会社を決断することも社会に出る一歩目です。
この会社に入れば必ず成功すると誰も教えてくれない、誰にも分からないことを自分で決断していくのです。
社会で成功していく人たちは、成功するまで続けた人たちです。
もっとも重要なのは、「正解を自分で創っていく」ことです。
ぜひそのことを意識して就職活動に取り組んでみてくださいね!