グループ会社|サツドラホールディングス株式会社|SATUDORA HOLDINGS
サツドラホールディングス株式会社のグループ会社をご紹介します。
https://satudora-hd.co.jp/group/
みなさん、こんにちは。いつもは弊社広報メンバーが主に更新するこちらのnoteですが、本日はサツドラホールディングス代表取締役の私、富山浩樹がお届けします。
※今回お届けする記事は、2019年4月にサツドラHDのコーポレートアイデンティティを新たに策定した際に、弊社ホームページ内で配信したものを一部修正したものです。
私たちの想いを皆さんに知っていただきたいため、こちらで再掲載致します。
読むのにおそらく10分ほどかかる長文になりますが、日ごろお世話になっている皆さまにはお付き合い頂ければ幸いです。
お時間のない方はぜひ最後の動画だけでも見ていただけると嬉しいです。
サツドラホールディングスが立ち上がってから約5年。
47年前にスーパーの一角で始まったサッポロドラッグストアーは、今では約200店舗のドラッグストアチェーンを持ち、 地域マーケティングやコミュニティ活動のサポート、教育関連事業、POSシステム開発事業、インバウンドまで幅広く展開するようになりました。
グループ会社も沢山増えました。
創業当時は想像もしなかった事だと思います。
※創業当時の店舗
同時にここまで事業を多角化すると、「いったいどこに向かっているの?」「ドラッグストアには興味がなくなったの?」など社内外の多くの方から疑問をいただく事も多くなりました。
もちろんそこには今、そしてこれからの時代でサツドラが目指す役割があるという強い想いがあります。
そこで、改めて会社の目指す方向性や実現したい世界観を言語化する必要性を感じ、おおよそ1年、社内外の多くの方と議論してきました。
私たちが創業から掲げてきた経営理念は「健康で明るい社会の実現に貢献する」です。
今一度この経営理念の意義を考えた時に、とても普遍的でむしろこれからの時代においてますます求められるものだと確信しました。
ただ、実現に向けた考え方や方法は時代の変化や会社の成長に合わせて変わっていくべきだと思います。
いま、私たちが生きる時代は、「第4次産業革命」と言われる新たなテクノロジーによって大きく産業構造が変わろうとしている時代です。
そして「人生100年時代」に入り、個々人のライフスタイルを価値観も含め多様に設計していかなければいけない時代でもあります。
まさに人類の大きな転換期に私たちはいると強く感じます。
そして日本は世界の先進国に先駆けて「人口減少」「超高齢化社会」に伴う様々な社会課題を抱えています。
中でも私たちが暮らす北海道は、それらの社会課題が日本でもっとも早く顕在化している場所とも言われています。
まさに
北海道は世界の社会課題先進地域。
ここで培っていく力は、日本や世界に新しい未来を提案できるはず。
私たちの持つ「お店」や「地域」という資産を大きく活かしていけるはず。
社会課題の先進地域で第4次産業革命や人生100年時代と向き合い、
「健康で明るい社会の実現」を達成するための旗印として。
創業からの会長の想い、私の想い、そして従業員の皆さんやこれまで接してきた方々の想いをひとつにしていく為に、それら全てを言葉にしたつもりです。
ミッション、ビジョン、バリューそしてサツドラウェイはこのようなピラミッドで構成しています。
”ミッション”は私たちの存在意義としてトップに。私たちが実現したい世界です。
”ビジョン”はそのミッションを実現する為に、今の時代と自分たちの成長の上でどうあるべきか、どのような手段を取るべきかを表したものです。
”バリュー”はそのミッション、ビジョンを叶える為に私たちが持つ強みと大切にしたい価値。
また、”サツドラウェイ”はそれらを実行していく私たちの行動指針で、「サツドラらしい」人とはどういう人かを言葉にしたものです。そして、作りたい文化でもあります。
他の企業さんなどでミッション、ビジョン、バリューなど様々な解釈がありますが、私たちはこのように定義しました。
今回新しく制定したコーポレートアイデンティティの中で、ミッション(=経営理念)だけは変更していません。
1972年からつづく創業の理念は薬店からスタートした当社にとって変わらず続くものと考えています。
死ぬまで健康でいたい。というのは万人の願いだと思います。
人生の時間が増え続けている今、更にその想いは強くなっているのではないでしょうか。
それは身体だけではなく、心も含めて。
「自分らしくいたい。」
「人とつながっていたい。」
現代では「孤独」を感じる人が多くなっているのも大きな課題です。
それぞれの価値観で、皆が楽しく、幸せに人生を過ごしていく事。
「健康で明るい社会の実現。」
そのとても大きなテーマに私たちが貢献出来る事を追求していきます。
ビジョンは、ミッションを達成するために今の時代や会社の成長の中で私たちがどうあるべきか、を言葉にしたものです。
業界の垣根が溶け変化が加速する中で、自分たちがどう変わっていかなければならないか、どういう価値を社会に与えていくかを考える中で、
私たちが出来る事として新たに
「地域コネクティッドビジネス」という概念を提唱しました。
現代において、健康で明るい社会を実現していく為には、人口減少や高齢化に伴う様々な社会課題を解決していかなければいけません。
しかし、今の日本は沢山の制度不良を起こしており、枠組みや仕組みを大きく変えなければいけない時期に来ています。
そのような中で必要なのは、東京一極ではなく、その課題が顕在化しているそれぞれの地域から解決して様々な事例を作っていく事です。
また、容易にグローバルに繋がれる今の時代はそれぞれの地域の強みで世界から自ら稼いでいく事も可能です。
地域が自ら仕組みを作り、自ら稼ぐ時代です。
そしてそれらを実現するには政治だけではなく、ビジネスの力が必要です。
私たちは地域に関わるあらゆるヒト、モノ、コトをつなぎ、新たなテクノロジーやアイデアでお店や地域社会の課題を解決するビジネスを生み出す事を目指していきます。
お店の役割も「モノを売る」だけではなく「モノ×サービス」を提供する場所へと変えていきます。
暮らしにまつわる様々な事で地域とつながっていきます。
そしてそこから日本や世界の未来を豊かにするモデルを提唱していきます。
つまりこれからするべきは、
ドラッグストアの価値を活かして、ドラッグストアの枠を飛び越えていく事
だと考えました。
そう考えると出来る事がたくさんあります。
とてもワクワクします。
「ドラッグストアビジネスから地域コネクティッドビジネスへ」
これからの私たちのビジョンです。
北海道と沖縄を結び、地方創生モデルづくりを目指す
「どさんこしまんちゅプロジェクト」
ここで言うバリューとは、私たちがミッションやビジョンを叶えることができる、と信じることのできる理由のことです。
サツドラの強みとは何か?今自分たちはその強みを発揮できているか?という問いから、これから私たちが大切にしていきたい価値です。
私たちにはサツドラという店があります。「EZOCA」をはじめとしてそこから繋がる人や企業の繋がり、地域のコミュニティ があります。
それらのつながりを活用した新たな仕組みづくりを提唱し、実行していきます。
サツドラウェイとは、いわゆる行動指針のことです。
組織で働く上で大切にして欲しいことはもちろんですが、
全ての従業員がひとりの社会人として輝き続けるために必要なこと、
創業者である会長や私の想い、
2017年に創設したサツドラで働く皆を称え合う表彰制度「サツドラウェイアワード」の表彰者の共通点などを踏まえた、7つの行動を定めています。
人生100年時代で、AIなどのテクノロジーがどんなに進化していっても、
仕事を楽しみ、社会に貢献し続ける人、
「サツドラらしい」人はどんな人だろうと考えて言葉にしていきました。
今回の策定にあたっての想いを動画にまとめています。
今回の想いを端的に言葉にしたのが、
コンセプト
「地域をつなぎ、日本を未来へ。」です。
今回のコーポレートアイデンティティとコミュニケーションツールの作成にあたっては、
POOL.incさんにご一緒して頂きました。
パートさん、アルバイトさんにも伝わりやすいものをというリクエストをお伝えし、とても素敵な動画に仕上げて頂きました。
今回、改めて感じたのは「地域」「人」の価値です。その「つながり」の価値です。
テクノロジーが劇的に進化していくからこそ、ますますその価値が増してくるのではないかと強く思います。
そこをサツドラホールディングスのテーマにしていきたいと思いました。
ミッションやビジョンというと何だか横文字でとっつきにくかったりもしますが、
結局は「自分たちは何者で、何を大切にしながら、何を叶えるのか」ということに尽きるのかな、ということをこの1年間を通して感じました。
シンプルだからこそ、日々の忙しさの中でついつい忘れてしまいがちではありますが、
私たちはこんなことを大事にしながらお客さまや取引先さま、そして何より従業員と歩んでいきたいと思います。
改めまして、新たな道を進んでいくサツドラホールディングスをどうぞよろしくお願い致します。
ここまで読んで下さってありがとうございました。
サツドラホールディングス株式会社
代表取締役社長兼CEO
富山 浩樹