点在する地域資源を“編集”し、駅とその周辺にある集落を“一つのホテル”に。
沿線まるごとホテルは、無人駅の駅舎等をホテルのフロントやロビーとして活用し、沿線集落の空き家をホテルの客室に改修し、さらには地域住民とともにホテル運営を行うことで、「沿線」を「まるごと」楽しめる「ホテル」のようなサービスを作り出すことを目指したプロジェクトです。
この事業は、JR東日本スタートアップ株式会社が開催する「JR東日本スタートアッププログラム2020」にさとゆめが応募し、242件の提案の中から共創事業18社に採択されたことがきっかけで始まりました。
2021年2月~4月に初めて一般のお客様向けの実証実験を行い、良好な成績・評価を得たことから、2021年12月に共同出資会社「沿線まるごと株式会社」を設立して、本格的な事業化を進めています。
2022年6月には、JR青梅線の「鳩ノ巣駅」駅舎(無人駅)を改修し、地域にイノベーションを起こす拠点となる「沿線まるごとラボ」を開設しました。沿線まるごと株式会社のオフィス機能を果たすとともに、地域住民や地域事業者と連携し、まだコンテンツ化(ツアー、地域貢献活動、特産品開発等)されていない魅力的な地域資源を共に発掘・編集し、「地域と“つながる”」「地域で“うみだす”」「地域を“うごかす”」を3つのメイン機能として、地域イノベーションを創出する研究所(ラボ)機能を果たしていくことを目的に設立しました。
また、宿泊できる古民家ホテル事業については、JR青梅線沿線にて2023年度内から古民家(空き家)を改修し、2024年に古民家ホテルとして宿泊事業サービスを開始する想定です。その後、JR青梅線沿線で順次改修・開業していき、2026年には全5~8棟で宿泊事業を稼働する予定です。