こんにちは
株式会社ロボケンの寺田です。
今日は最近見かけたAI関連のニュースをちらほら見て良さそうな事例を紹介します。
AIで気象予測…だけじゃない! 対策費用・手段の提供まで。アグリテックに新しい風
農業×AI
こちらは損害保険ジャパン株式会社、SOMPOリスクマネジメント株式会社、株式会社電通国際情報サービスの3社がAIによって気象リスクを予測・検知し、対策を促すサービスと予兆保険について、社会実装に向けた検証を開始したというニュース。
特に水稲は、稲が実る時期に気温が高くなると高温障害を引き起こし、追肥しないと被害が拡大します。
この時の課題は、
①数か月先の天気を予測する
②追肥をする労働力不足や費用負担
ちなみに、追肥【おいごえ】 ... 〈ついひ〉とも。元肥(基肥)に対して使われる言葉で作物の生育中に施す肥料。のことです。
過去にロボケンでも、害虫を識別するAIプログラムを開発するなどしていました。
それ故、アグリテックや農業テックなどの話題にも関心がある企業だと思います。
日本の農業は多種多様で様々な農業の形態があるのです。さらに現在は、高齢化による人手不足で働き手が少なかったり、熟練してない人や業者の参入という課題があります。
熟練されてなくキャリアの短い農家の方だと色々と判別が難しい部分が多いですよね、農業。
話をこちらのニュースに戻すと、本取り組みでは、高温障害の発生を早期に予測するAI予測モデルを独自開発、及び追肥を促すだけではなく、必要な費用を保険で補償、無人ヘリコプターやドローンによる追肥作業の代行なども想定しているとのことです。
こうした取組みが社会的に実装され、サービスが農家の方に行き届くことはフードチェーンの安定化と、日本の農業・食品産業の発展に大きく貢献することは間違いありません。
ぜひとも成功してほしいものです。
「AIやITの力で日本の科学技術の発展に貢献する」ことをコンセプトに活動し、最先端技術による新たな価値の創出を目指しているロボケンとしても共感します。
農業や漁業、畜産業の第一次産業と呼ばれる産業では、すでに高齢化&労働者不足は慢性的な課題となっています。
そんなレガシーな産業をAIやIOTで解決していけたら素敵ですね。
科学技術の進歩が美味しいお米と農家を守ってくれる。夢があります。
そして、こちらも一次産業のニュース。
一度見逃せば経営的損失、10~24時間の雌牛「発情」をAIで検知
畜産業×AI
鹿児島市のベンチャー企業「ファーマーズサポート」が開発した牛の発情行動を感知するAIカメラを開発したニュースです。同社は「畜産農家の負担軽減につなげたい」と期待しているとのこと。
雌牛を人工授精させ、子牛を出荷する繁殖農家にとって、雌牛の発情時期を見逃すと次の発情は18~23日後とされています。一度見逃すと経営的な損失につながってしまうので。畜産農家では夜中も含めて小まめな見回りなどで対応してきました。
しかし、農家同様に畜産業も高齢化と労働者不足が課題となっている産業です。そのため発情行動を見逃してしまう繁殖農家も多く、それらを解決すべくAIで課題解決といった流れになったとか。
牝牛の発情期間や重要性に関しては全く無知でしたが、発情ロスはチャンスロスでもあったのですね。
前述した水稲同様に、畜産農家でもAIやIoTが有効活用されることで課題解決に向かえば素晴らしい取り組みです。
科学技術の進歩によって美味しい牛肉や乳製品が守られるのです。
農業も畜産業も産業全体の人口が減っていくことは避けられず、それを導入するだけでは根本的な解決につながることは難しいかもしれません。
しかしながら、国の一次産業を支援するために国内でAIやIoTを活用したソリューションの開発が進められていることはとても頼もしく感じています。
まだまだ段階的ではありますが、AIというテクノロジーが一次産業をどのように守っていくのか見守っていきたいと思います。
また、ITや人工知能の力で日本の科学技術の発展に貢献し「最先端技術で新たな価値を創出」することを理念としているロボケンとしても刺激を受け、大きく励みになるようなニュースでした。
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