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ぼっちからチームへ!仲間と築いたデザインチームが目指す組織の形

RITのメンバーを紹介するインタビューシリーズ、今回は、チーフデザインオフィサー(Chief Design Officer:以下CDO )の金森祥治です。以前のインタビューから5年が経過し、一人体制のデザイナーから、デザインチームを立ち上げ、CDOとして組織を牽引する立場になった金森。マネジメントや組織作りについて感じることや、いちデザイナーとして思うRITのデザイン業務への思いなどについて話を伺いました。

前回のインタビューはこちら


プロフィール

金森 祥治 2018年1月よりRITに参画し、クライアントワークや自社サービスのデザインだけに留まらず、自社のブランディングなど幅広く携わってきた経験があり、現在は自身で手を動かしながらデザイン組織拡大に向けてマネージをしている。


何もしていない自分から、CDOへ。

ーRITのデザイナーはどのような仕事をしているのでしょうか?

RITのデザイナーは、単に「見た目を整える」だけではなく、新規事業や社内システムの事業開発に深く関わっています。具体的には、戦略からグロースまでの幅広いプロセスに携わり、UI/UXデザインはもちろん、プロジェクトオーナーとして案件を牽引することも少なくありません。デザインを作るだけでなく、チームをまとめ、引っ張っていく役割もデザイナーの重要な役目の一つです。クライアントが「どんな未来を目指したいか」「何に挑戦したいのか」といった想いを形にするため、デザインという手段を通じて共にプロジェクトを進めていきます。

RITでは、デザイナーとしてのスキルはもちろんですが、デザイナーの枠を超えてさまざまなことに主体的に取り組む姿勢が求められます。デザインの美しさや完成度にこだわるのは当然ですが、それ以上に「論理」や「仮説」に基づいたデザインを意識することが大切です。

一般的にデザイナーと聞くと、「おしゃれなデザイン」や「見た目を良くする仕事」といった印象を持たれることが多いと思います。例えば、ロゴ制作や画像加工、ビジュアルのクオリティ向上などですね。しかし、RITでの業務はそれに留まりません。デザインには論理が必要であり、「なぜこのデザインを作るのか」という根拠や仮説を重要視するのがRITの特徴です。


ー改めて伺います。デザイナーになったきっかけは何ですか?

学生時代は法学部に在籍していて、将来は法曹になろうかなと思っていました。なので、そもそもデザインやIT業界に興味がありませんでした(笑)

そんな時に友人が関わっているビジネスコンテストの手伝いに参加したのですが、周りの学生を眺めていると「自分は何もしていない」と痛感したのです。それから先ほどの友人と一緒に起業しようという話がでたので、デザイナーの道に進もうと思ったのが一番のきっかけです。

デザインに興味がなかったのですが、ユーザーのことを考える中でさまざまな業界のことを知ることができたり、ロジックを持ってデザインを作っていくことが自分にとってしっくりくると思い、いまでは自分に合っていたんだなと感じています。


ーCDOになる前のキャリアについて教えてください

デザイン経験がゼロだったので、当時友人がインターンをしていたRITを紹介してもらいました。大学在学中に私もインターンとして参画し、そのままRITへ入社しデザイナーとしてのキャリアをスタートしました。

RITにはデザインを専門にする人材が私以外にいなかったので、「自分がこの会社のデザインを支えていく」という意気込みでやっていたのですが、やはり社内で誰にもデザインの相談ができないことが辛かった……。2019年には「ここで成長の限界が来てしまうのではないか」と感じ、その時は退職も考えました。

そこで役員に自分の気持ちを正直に伝えたところ、デザイナーの採用権限を持たせてもらえることになり、初めて「自分のチームを作る」という経験をしました。その後、2020年にデザインチームのリーダーに就き、翌年にはCDOとして、組織運営にも携わるようになり、今に至ります。

オフィス出社時の1枚


共に考え、共に進む。RITデザインチームの魅力とは?

ーRITのデザインチームの魅力はどのようなところでしょうか?

デザインチームは、非常にフラットで仲の良い雰囲気です。私を含めて4名の少人数チームだからこそ、密なコミュニケーションが生まれやすく、互いに学び合いながら成長していこうという意識が根付いています。デザインの最新トレンドやTips、困ったときの相談などを、デザイナー専用のコミュニケーションチャンネルで共有し、情報の共有とスキルの底上げを図っています。メンバーそれぞれが「一緒に成長していこう」という気持ちを持っていることが、チームとしての大きな強みだと感じています。


ーどんな時に仕事の達成感を感じますか?

現在の私の業務割合は、デザイナー業務が6割、組織運営が4割です。手を動かしてデザインを作る楽しさもありますが、組織を作り上げていくプロセスにもやりがいを感じています。

デザイナーとしての喜びは、クライアントやエンドユーザーから「使いやすい」「助かります」と評価してもらえる瞬間です。その一言をいただくときに、大きな達成感を感じます。また、組織を作る立場としては、チームのメンバーが成長していると実感できたときが非常に嬉しいと感じる瞬間です。


ーチームを率いる立場として、大切にしていることは何ですか?

作ったデザインにあれこれ言い合える組織であるべきで、社外からみてもフラットな組織でありながら、デザイン作成に対して時間と手間を惜しまない、そんなチームでありたいです。チーム作りのために大切にしているのは、「自分一人で物事を決めすぎない」ことです。リーダーとして決定権はありますが、あえて「これどう思う?」とメンバーに意見を求め、チーム全員で決定するようにしています。少人数の組織だからこそ、一人ひとりが主体的に考え、行動することが重要だと思うんです。私が全てを決めてしまうと、メンバーが「誰かが決めてくれる」と受け身になってしまうので、チーム全員で作り上げていく意識を持ってほしいと考えています。


ユーザー目線でロジックや仮説に基づいて課題を解決するデザイナー求む

ーこれからメンバーになる人に期待することは何ですか

これからRITのデザインチームに加わる方には、デザインスキルはもちろんのこと、デザイン以外の領域にも主体的に取り組んでいく姿勢を期待しています。私たちは、デザインをただ「きれいに作る」だけではなく、ユーザー目線に立ち、ロジックや仮説に基づいて課題を解決することを重視しています。新しいメンバーには、デザインへのこだわりを持ち、ユーザーの視点に立ちながらデザインを作り上げる姿勢を持ってほしいです。また、クライアントが求めるデザインではなく、ユーザーが本当に求めているものを提案する力を養ってほしいと思います。


ー今後の目標について教えてください

今後の目標としては、個人としても組織としても、さらに多くの人々に価値を提供していきたいと考えています。

具体的には、RITが親会社であるファンリードや太陽ホールディングスと連携し、グループ全体のデザインを支える役割を担っていきたいです。現在、グループ会社内でデザイナーが在籍しているのはRITのみです。そのため、私たちを起点として、グループ各社が抱える課題をデザインの力で解決し、価値を提供することが大きな目標です。すでに親会社の案件をお手伝いするなど、少しずつ動き始めています。しかし現在のリソースでは手が回らないという課題もあります。今後はチームの規模を拡大し、より幅広い領域でUI/UXデザインの力を発揮していけるような体制を整えたいと考えています。

また、デザインの価値をより多くの人に届けることが、私たちの使命だと感じています。そのため、クライアントワークだけでなく、これまでの枠を超えた活動にも積極的に取り組んでいきたいと思っています。


ーこの記事を読んでいる方々にメッセージをお願いします

RITのデザイナーは、プロジェクトの中心に立ち、幅広い領域で力を発揮できる環境です。本気でデザインに向き合い、課題解決に挑戦したい人には、最高の場所だと思います。ただデザインだけをやりたい方には厳しい環境かもしれません。主体的に行動し、自分自身を成長させたい方と一緒に働けることを楽しみにしています!

コロナをきっかけにアウトドアが大好きになりました!




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