みなさんこんにちは!Langooプランナーの本田美なつです。
前回の、謎に包まれた存在!? Langooデザインチームの実態に迫る! 〜前編〜はお読みいただけましたか?
前回の座談会では、デザイナーチームの皆さんのデザインに関心を持つまでなどをご紹介しましたが、今回はデザイナーとしてLangooで働く日々のことなどを中心にお伺いしたいと思います。
では後編も最後までお楽しみください!
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インターン先としてLangooを選んだ理由って?
本田:お三方がLangooでデザインを学ぶ有意義な時間を過ごされているとわかって個人的には嬉しい限りなんですけれども、気になるのは、最終的になぜLangooに選んでくれたのかというところです。
デザインインターンを募集している会社自体はたくさんあると思うのですが、どうしてLangooだったんでしょう?
加藤:私はまずWantedlyで色々応募していたんですけど、返事来なかったりとか、行こうと思ってた会社が内部で色々あったりして、なかなか決まらなくて。
そんな中Langooの人から返信がきて。同じデザインインターンがいるって聞いて、前のインターン先はインターン生が少なかったので、同世代のインターン生がたくさんいるのはいいなと思いました。
同じ年代の人と頑張れる環境があるのは刺激的だと思ってLangooに決めました。
本田:確かに。いっぱいおるなーインターン生(笑)。
アイサ:私はWantedlyで募集を見つけて、LangooのWebsiteを見たらクリアなイメージでいいなと思いました。
私がそういうデザインが好きだから、「こんなデザインを使っている会社に入りたいな!」と思ったんです。
でも結局これから自分で変えるんですけどね(笑)。(アイサさんはコーポレートサイトのデザインをリニューアルしてくれています!)
本田:アイサさん今コーポレートサイトデザインしてるからね。
コーポレートサイトのデザインに惹かれてLangooに入社したとは、クリエイティブが刺さるから日本に来たっていう経緯と似てますね!
弓庭:私は3つ理由があります。
1つ目は、EdTechに興味があったから。自分が田舎出身だったので、教育の機会がない人たちの助けになれたらなと思いました。
2つ目は、自社プロダクトがあるので、UI/UXデザインに携われそうだったから。UI/UXデザインはずっとやりたかったことだったんです。
3つ目は、Langooの自社プロダクトがPythonで書かれていると聞いたから。
その頃Python勉強したいなと思っていたので。
本田:その3つの理由で、「よっしゃ、海越えよう」ってなったわけですね!
弓庭:そうですね、そもそも札幌には長期インターンでデザインってあんまりないんですよね。(弓庭さんは夏休みの間に上京してLangooでインターンを経験し、その後札幌に帰ってからもリモートワークでインターンを続けてくれています。)
本田:ちなみに弓庭さんUI/UXはずっとやりたいって言ってましたけど、いつ頃から興味があったんですか?
弓庭:2019年3月にゼロイチでプロダクトを作って見るというインターンをやって、特定の人の課題解決をするプロダクトを作るという課題の中でUI/UXデザインと近いものを扱ったのが心にすごく刺さりました。
その時に「やりたいな!」と思いました。
本田:インターンの中にきっかけがあり、それがまた次のインターンを選ぶきっかけになったんですね。
それぞれやってる業務は?業務を通じて感じた成長は?
本田:お三方はLangooの中でデザインチームというくくりになっていると思うのですが、それぞれやっている業務は違うのかな?
アイサさんはコーポレートサイトのデザインのリニューアルかな?弓庭さんは?
弓庭:私は、LangooアプリのUIUXのリニューアルの一部とGDN広告のABテストの設計などです。
本田:加藤ちゃんは?
加藤:Twitter広告、FB広告、GDN広告、オウンドメディアのサムネ、OGPなどです。
本田:ちょっと微妙にやってることは違うんだね。
実際にLangooのインターンをやってみて、自分のクリエイティブでちょっと変わったところ、成長したところ、とかありますか?アイサ:私は時間かな。
クリエイティブ一個を作る時間が短くなりました。
学校の課題だと1週間とか2週間時間があるので、好きな時間をかけて作れるけど、仕事だと決まってる時間で早めに作らなきゃいけないので、必然スピードが上がったんだと思います
本田:テキパキと手を動かしてみたいな。
加藤:私は最初に作ったデザインと今作ったデザインを見返すと出来が全然違って....今は、最初の頃よりはデザイン力が上がったのではないかなと思っています。
最初のデザインは全然ダメなんですよ。見ただけでダメってわかるようなデザイン。
最近はデザインの目的を考えたり、言語化したりできるようになりました。
前まではPinterestを課題作る前にだけ見ていたけど、最近はPinterestをより意識的に毎日見るようになって、自分のデザインに活かせるものがないか探す習慣がつきました
本田:弓庭さんはどうですか?
弓庭:1つ目がインプット量が多くなったということです。。
最初にLangooに入った時、インプットとアウトプットを7:3くらいでしてほしいって言われて、インプット量を増やさなきゃと思って。それ以来PinterestやDribbbleで意識的に参考になりそうなデザインをインプットしています。
2つ目がタスクの細分化ができるようになったことかなと思います。
私は普段、自分が仕事をする時に迷わないように、「すぐやれる!」という状況にするためタスクの細分化をしています。これもLangooでたくさんのタスクを同時並行でこなす中で身についたと思います。
3つ目が他の人にデザインを伝えるための言語化ができるようになったことかなと思います。
最近マーケティングチームとのMTGも多くなってきていて、他部署の人や異なる知識をベースにしている人にどうやったらデザインの意図が伝わるかなと考えながらデザインの言語化をしています。
マーケティングチームの目的に沿ったデザインができているか、逆にこちらのデザインの意図が伝わっているかを確かめないと最終的にビジネスを加速させるデザインは生まれないので、大事にしています。
本田:他部署連携って学校ではないので、それこそインターンならではなのかなと思っているんだけど、大変ですか?
弓庭:年内は体制が整っていなくてお互いの理解が進んでいなかったりして、色々不具合とかも起こっていました。
今は本田さんや他の人にアドバイスいただいたりして、解決策を実行し、改善されてきていると思います。
いつもなかなか伝えられる言葉が募ってしまい、言いすぎた!っていうこともあって、すごい申し訳ないなと思っていて。仕事をする上で思いやり大事だなって思ってます。
3人にとってLangooってどんな職場?
本田:他部署の話も出てきたところで、、Langooという組織はデザインチームのみんなにはどんな職場に見えているのかをお聞きしたいです。
弓庭:常に変化している会社だと思います。新しいメンバーが入って来ることもそうなんですが、業務改善の提案をたくさんして最適化している会社だなと思います。
加藤:私は向上心を持っている人が多い会社だなと思います。
前にインターン生だけの飲み会に行ったんですけど、業務の内容とかどうしたらもっと良くなるかを話していて。
社員さんも聞いたらなんでも教えてくれるし、インターン生も「(会社を)よりよくしていこう!」っていう気持ちが強い会社だなと思います。
アイサ:私は日本の他の会社とは違う雰囲気があるなと思います。
スタートアップだからかな?
自由に行動できる会社ですよね。
本田:確かに。海外での日本の会社のイメージだと、スーツ着て、ビジネスバッグ持ってって印象かもね。
アイサ:そうそう。
みんなが就活している時はスーツを着て面接に行ってたけど、そういう会社とちがうLangooも良いなと思いました。
服装や髪型に必要以上の規則はないし、オフィスでの席も自由だし。
本田:確かにその自由さはあるかもしれない。ある程度節度はあるにせよ、働くメンバーの個性が良い意味で死んでいない環境ですよね。
こんな格好で会社行ってるよって言ったら、スーツ勤務の先輩に「うそやん!」って言われた(笑)
カジュアルな雰囲気で働きたい!って人にはおすすめかもしれないね!
将来はどんなデザイナーになりたい?
本田:じゃあ、未来の方に話を伸ばして、将来どういうデザイナーになりたいかというところを聞きたいなと思うのですが...
弓庭:3年後までに、数値改善ができるデザイナーになりたいなと思っています。
5年後までにはチームをまとめられるデザイナーに、10年後までには、事業をまるっと任せてもらえるような頼れるデザイナーになりたいです。
アイサ:今は他のチームとコミュニケーションをとれる人になりたいと思っています。
例えば他の部署からデザインを依頼されたとき、依頼書を読むだけではなく、人と人の会話ができるデザイナーになりたいです。
タスク単位での仕事の流れは?
本田:じゃあ、タスク単位で1日の仕事の流れを教えてもらえますか?
加藤:例えばメディアの記事のサムネなら、1日に3枚以上を作ることを目標にしています。
アイサ:急ぎのサムネはいきなり作るんですけど、依頼書をみてターゲットとか目的とかを全部書き出して、Pinterestでキーワードを打って、参考になりそうなデザインをピックアップします。そのあとラフをかいてデザインにはいりますね。
本田:なるほど。デザイン知らない人は、インスピレーションや感覚でやってるって思ってる人も多いと思うんですけど、そうやってデザインに入る前の工程を大切にされているんですね!
本田:逆に弓庭さんが進めているUIUX業務はどんな感じで進めているんですか?
弓庭:最初に、どういう戦略があるかを確認します。
そこから、どういう要件になるか、どういう階層構造になるか、を書き起こして、WFに起こすんですけど。
その後、インタラクションだったり、ビジュアルデザインを決めるために類似のアプリだったり、すでに市場に出回っているアプリのリサーチをして参考になるものを見つけながら、細部を決めていく感じになると思います。
本田:弓庭さんもやはりデザインにはいるまでのパートをしっかりされているんですね!
今までの制作物で印象に残っているものは?
本田:最後!今までLangooで作ったものの中で印象に残っているものを伺ってもいいですか?
アイサ:SANTAキャンペーンの広告!
FBとTwitterの広告かな。キャンペーンのテーマが決まってるから、そのテーマからずれず統一感を持ったビジュアルを作らないといけない。制限があって、枠の中で作らなきゃいけないから、難しかったけど、楽しかった。
(アイサさんが作った広告)
弓庭:一番印象に残っているのは大江戸線の中吊り広告を担当させていただいたことです。
失敗したところもたくさんあるのですが、印象に残っています。
やっぱり、大きさがB3ワイドだったので、比率だったり、大きさだったりがいつもと違って難しかったです。
あとは、媒体の特性。上に吊り下がっているものなので、下から上に優先度の高い情報を置いていくというところがいつも作っているネット広告とは違う特性を持っていて、難しかったですね。
あとは、大江戸線のユーザーってどんな人だろう?とかその人たちにウケるビジュアルってなんだろう?とかもリサーチしました。
リサーチから2週間で納品だったので、結構充実した2週間だったなと。
あとは紙媒体なので、印刷するインクの関係で違う色味になったりすることも考慮して、納品当日に実際の大きさに印刷して見え方を検証したことなども良い思い出です。
(弓庭さんが作成した中吊り広告)
本田:時間的にも短くて、やったことがないクリエイティブだったということですね!
弓庭:考えることが多くてパンクしそうでした。
加藤:私は最近OGPの画像を作ったんですけど、それが一番印象に残っています。バレンタイン×スコアアップというデザインのテーマが面白いなと思ったのと、この目的が休眠ユーザーのやる気をあげるということだったので、バレンタインのデザインとどう関連づけるかを考えるのを頑張りました。
期限が1日だったので、短い間で考えたというところも印象に残ってます。
(加藤さんが作ったOGP)
Langooのデザインチームはいつも時間と戦いながらやってくださってるんだなとほんとうにわかりました。ありがとうございます。
最後にお互いに質問したいことはありますか?
弓庭:好きなデザイナーが知りたいです!アイサさんは原研哉さんでしたっけ。
私はTakram っていうデザインファームがあって、そこのデザインが好きです。
ちょっとアートよりだけどスプツニ子!さんとか長谷川愛さんとかも好きです!問題提起のデザインをされている方ですね。
あとはイラストレーター寄りなんですけど、井上涼さんという方が好きです。
加藤:デザイナーっていうよりイラストレーター寄りなんですけど、majoccoさんっていうイラストレーターが高校生の頃から好きです。
アイサ:私もデザイナーっていうよりイラストレーター寄りだけど、イラストブックを作っている人が好きです。オーストラリアのイラストレーターですね。
弓庭:どういうきっかけで知ったんですか?
加藤:Twitterでみてグッズを販売していて、買ったことがきっかけですね!3coinsでコラボしていたりもしたんですよ!
弓庭:アイサさんはどういうきっかけで知ったんですか?
アイサ:多分YouTubeとかで知ったのかも。
本田:さすが、みなさん好きなデザイナーさんやイラストレーターさんの話になると嬉しそうですね(笑)。
これからもLangooのデザインチームの皆さんが楽しく仕事をしてくださることを願うばかりです。
今日はありがとうございました!
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(編集後記)
前後編に渡りお送りした、デザイナー座談会。
Langooで働くデザイナーのリアルが垣間見える座談会だったのではないでしょうか?
この記事を読んでLangooで働いてみたいと思った方は、ぜひ一度オフィスに遊びに来たください!
お待ちしています^ ^