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恋愛がモチベーションになっていました

Right Brothersとは業務委託メンバーとして3年ほどの付き合いがある淺野です。今回は、これから僕が一緒にプロジェクトを進めていくことになった䋆井(かせい)さんのことを、この機会に深く知るべくお時間をいただきました。

頭より体を動かすタイプ

淺野 僕自身はRight Brothersとは2020年12月から関わっていたものの、基本的にはフルリモートで単独行動を続けていたので、会社のことをよくわかっていないんですよね。飲み会の時ぐらいしか社員のみなさんと話すこともありませんでしたし。
ただ、䋆井さんとは新たなプロジェクトを一緒に進めることになったので、まずはご挨拶がてら䋆井さんのことを詳しく教えていただきたいなと。今日はよろしくお願いします。

䋆井 こちらこそ、よろしくお願いします。

淺野 さっそくなんですが、䋆井さんに関しては「高野社長の同級生」程度の情報しか把握していなくてですね。何者なのか、ほとんど何もわかってないんですよ。とりあえず出身地から教えていただいてもいいですか?

䋆井 神奈川県です。高野さんは高校の同級生ですね。

淺野 高野さんとの思い出についても気になるところですが、まずは地元にいた頃の話を聞かせて欲しいです。䋆井さんって、どんな子供でした?

䋆井 小さい頃から体を動かすことが好きで、もちろん得意教科は体育でした。その反面、頭を使うような教科は基本的に苦手でした。ただ、なぜか漢字だけは読み書きできたんです。

淺野 漢字だけ?

䋆井 もしかしたら、10歳離れた兄と9歳離れた姉がいたからかもしれません。家には漫画雑誌の『サンデー』『マガジン』『ジャンプ』、あとは『りぼん』『ちゃお』『なかよし』などの最新刊が常に揃っていて、私も幼い頃から自然と漫画を読むようになっていました。それで、気がついたら漢字の知識だけは同級生に比べて豊富になったんじゃないかと思います。

淺野 なるほど。でも国語は得意ではなかったと。

䋆井 漢字は好きでしたが、活字が苦手で。あと、算数は今でも苦手です。昔から落ち着きがなくて、とにかく頭よりも体を動かすタイプなんです。

淺野 ということは、中学生の頃は運動部だったのでは?

䋆井 その通りで、バレー部に入りました。小学生の時に仲が良かった先輩が吹奏楽部に入っていたので、私も後を追おうとも思ったのですが、バレー部に体験入部をしたら楽しくて、そのまま正式に入部することになりました。バレー部には、それまで私が積極的に接していなかったような明るく人づきあいが得意な人が多く、交友関係が広がりました。市内では強豪校だったので、部活には本気で取り組んでいたため、中学時代に勉強した記憶は一切ないですね。(笑)

実は恋愛体質

淺野 その後、高校でいよいよ高野さんと出会うことに。

䋆井 高校に入学してすぐ、野球部の先輩と付き合い始めたのですが、結果的に同じ部活にいた同級生の高野さんとの接点も増えました。

淺野 そもそも、どうしてその高校に進学されたんでしょうか?

䋆井 中学1年生の時に父を亡くしているのですが、学費があまりかからない高校に進まなければと思って、自宅から近かった公立高校をなんとなく選びました。学力的にはそれほど高くない学校だったので、たまたま推薦をもらうことができたんです。

淺野 高校時代の思い出はありますか?

䋆井 1年生の頃は素行の悪い生徒が集まったクラスに入ってしまって、その影響もあって私自身も遅刻は日常茶飯事でした。今振り返ると、人生で一番やんちゃな時期でした。ただ、2年生になったら一番厳しい担任の先生にあたってしまって、それからは遅刻をしなくなりましたね。数学は相変わらず苦手でしたが、授業態度は真面目になりました。

淺野 高校卒業後の進路について聞いてもいいですか?

䋆井 立正大学に入学したんですが、大学生になっても勉強より体を動かすほうが好きで、ダンスサークルに入りました。実はその頃、気になっている人がいて、私からアタックしたんですが失恋してしまいました。ただ、その2ヶ月後にサークルの合宿があって、そこで新たな出会いがあったんです。1つ上の先輩だったんですが、ダンスがとてもうまくて憧れの対象になり、それから異性として意識するようになりました。その後、私から死ぬほど積極的にアピールしたところ、今度は恋が成就しました。

淺野 䋆井さんって、意外と恋愛体質なんですか?

䋆井 そうですね。その自覚はあります。ダンスは人生で一番ハマった趣味で、睡眠時間を削って深夜に練習していましたし、恋愛はいろんなモチベーションに繋がっているかもしれません。特に「本当はできるのに謙虚な人」は、人としての魅力を感じます。私の場合、そこから徐々に恋愛対象になることがあります。

淺野 僕も謙虚な人間になれるように努力しないと……。

個人競技よりも団体競技のほうが好き

淺野 そういえば、䋆井さんがダンスをやっていたイメージが全くなかったので驚きました。

䋆井 もともと体を動かすことは好きでしたし、個人競技よりも団体競技のほうが自分に合ってるんです。これは仕事も同じで、淺野さんは自宅で黙々と働けるタイプだと思いますが、私は周りにチームメンバーがいる環境のほうが「頑張ろう」と思えるんですよね。一人でいてもおもしろくないというか、誰かと一緒にやりたい気持ちは強いほうだと思います。だからバレーボールもダンスも自分に合っていました。

淺野 確かに、僕と真逆ですね。大学卒業後のキャリアについてはいかがですか?

䋆井 ダンスと恋愛に全てを注いだような4年間だったので、卒業後の進路についてはそれほど深く考えられず、自分が興味のある分野であった化粧品業界の会社に就職して、百貨店などで販売員として3年半ほど働きました。ところが、接客の仕事は好きだったのですが、内部の人間関係がうまくいかず、エージェントを通して保険会社に転職することになりました。

淺野 なぜ保険業界に?

䋆井 じっとしていられない性格なので事務職は向いていませんし、それまでの経験を生かせる仕事を探したところ、人材業と保険業が候補に上がったんです。その中で私に紹介された保険会社は代理店営業だったので、顧客に直接保険を提案する仕事ではなく、さらに化粧品よりも高単価の商材を扱えることに魅力を感じました。

淺野 実際に入社してみて、いかがでしたか?

䋆井 基本的には外回りで、保険の相談ができる店舗や税理士に対して営業活動を行っていたのですが、社外の方と良好な関係を構築することができて、結果的に3年目に役職が上がりました。それ以降は自由度が増えて裁量を持たせてもらうこともできたので、より働きやすくなりました。社内で頼られることも増え、それがモチベーションにもなりました。人から頼りにされるのは素直に嬉しかったですね。
ただ、保険という商材が好きでこの業界に入ったわけではなかったですし、さらに法改正によって保険業界のビジネス環境が悪化したことがきっかけとなって退職を決断しました。

淺野 先ほど、恋愛がさまざまなモチベーションに繋がるという話がありましたが、この期間についてはいかがでしたか?

䋆井 振り返ってみると、たまたま転職のタイミングで周りの人間関係もリセットされていました。保険業界に入ってから同棲した相手がいたのですが、この方とも私が会社を辞めるタイミングで関係を終えることになりました。

淺野 いろいろ過去の話を教えていただいて、僕としてはありがたいんですが、これを記事にしてしまっても問題ありませんか?

䋆井 大丈夫ですよ。(笑)

Right Brothersとの出会い

淺野 保険会社を退職された後について伺ってもいいですか?

䋆井 再び化粧品業界に戻りました。新卒の時は化粧品を販売する側でしたが、今度は作る側の会社に就職しました。大手日用品メーカーのOEM製品を手がける会社で、そこでは主にパッケージデザインのディレクション業務に携わっていたのですが、再び人間関係に気が重くなり、結局1年ほどで退職することになりました。この会社を辞めた日に、高野さんから誘われて参加したのがRight Brothersの飲み会でした。

淺野 そこから社員に?

䋆井 そうですね。人材エージェントとして2022年9月に正式に入社しました。エージェントの仕事は未経験だったので、苦労することもありましたが、相手の役に立っていることを実感しやすい仕事でもあるので、その瞬間は素直に嬉しかったです。

淺野 高野さんとは高校時代からの付き合いだと思うんですが、当時と何か変わったことはありますか?

䋆井 良くも悪くも何も変わらないですね。(笑) 「とりあえず走れ!」みたいな会社なので、高野さんの鶴の一声で体制が変わることもあるのですが、そういった変化を肯定的に受け止められる人、あとは主体性を持って自走できる人であれば、楽しめるんじゃないかと思います。

淺野 確かに、僕自身も高野さんとは目的や方針のすり合わせだけして、あとは自分の判断で動いてしまっていますが、結果的にかなり裁量を持たせてもらえるようになりましたね。僕自身が業務委託メンバーなのに、人が足りなければWantedlyで勝手に募集を出して、応募してくださった方と勝手に面談をして、勝手にチームメンバーとして招き入れていますが、それに対して高野さんから何かを言われたことはありません。社会に出て10年以上経ちましたが、伸び伸びと働かせてくれている今が一番楽しいと言い切れます。

䋆井 あとは、Right Brothersはメンバーがメンバーを見捨てない文化があります。「いいやつ」が採用の基準だったからこそ、相手のことを想って行動できるメンバーが揃ってきているのではないでしょうか。

淺野 僕も䋆井さんに見捨てられないように頑張りますし、僕自身は2024年1月から執行役員に就任することが決まったので、Right Brothersでの役割が徐々に変わってくるかなと。外から見ていると、Right Brothersは「高野さんのカリスマ性で急成長している会社」という印象があったのですが、将来的には高野さんに依存しない組織にしていくことが僕のミッションなんじゃないかと考えているので、䋆井さんの協力を得ながら一緒に事業を育てていければと思います。これからもよろしくお願いします。

䋆井 こちらこそ、よろしくお願いします。今日はありがとうございました。

淺野 この記事を読んで、僕たちと一緒に会社を創っていきたいと思った方は、ぜひ気軽に応募していただけると嬉しいですね。䋆井さんのパートナー候補も随時募集中らしいので、そちらもお待ちしております。

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