ライダース・パブリシティが魅力的な家づくりの参考にしたいと思えるような住まいを紹介する「世界のモダンハウス」。今回はアメリカ・テキサス州から、オースティン湖を間近に望む和テイストの家をご紹介します。
大型建築の設計に使用するBIM(コンピュータにより設計から施工までの全データを管理するシステム)を活用し、タイムリミット1年という差し迫った期間の中で実現したシンプル・リッチな住まい。住宅の基本となる屋根や窓、側面などといった「イエガタ」のフラットな様相は清潔感のあるシンプルな表情で、日本建築に通ずるものが感じられます。
周囲を囲むアプローチは開放的で、自然の中に巧みに溶け込んでいます。オースティンの地の気候風土を知っている人から見れば、地元の自然や雰囲気にマッチした暖かみに満ちた印象が感じられるでしょう。
平行する二つの翼に分けられた住空間は、一方はプライベート、もう一方はパブリックな空間として設定され、用途を明確に区分。プライベート空間は住民が寝たり働いたりするための部屋が、パブリック空間では食事や娯楽が楽しめる部屋が設けられています。
二つの翼に挟まれるように立つ樫の木はそこにもともと生えていたものを活用しています。敷地内の木々は外部のストレートな視線からプライバシーをそらし、守るものとしても機能します。
住宅のディティールや素材などにもこだわりたいと考えている方は、ためらわずに相談してみることが重要です。ライダース・パブリシティの住宅展示場などでどう実現するかを実際に目で見たり、質問したりしてみるとよいでしょう。予算や工期といった面でも様々なオプションが見つかるかもしれません。