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社員インタビュー「IT・ガジェット好き」を活かし動画での情報発信を担う中心的存在に 松永 崇志(マーケティング部 2017年入社)

<PROFILE>

東京都出身。大学在学中の2017年5月にアルバイトとして入社。コミュニケーション・センター部にて口座開設業務をはじめ、各種アンケートやセミナー補助に携わる。同年9月に大学を卒業し、10月に社員として入社。マーケティング・広報部(現・マーケティング部)に配属され、動画制作やセミナーの配信業務などを主に担当する。2021年4月からスタートした、作家・北康利さんによるnote連載小説「若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝」の編集・配信にも携わる。


ーー アルバイトからレオスの社員となったきっかけは?

学生時代から投資に興味があり、アルバイトで貯めた資金を元手に、個別株投資などを行なっていました。同じように投資をしていた友人たちの間では、FXや先物取引などリスクの高い金融商品で短期的な利ざやを稼ぐスタンスが主流でしたが。そんな中、投資に対する自分の考え方を根本的に変えるきっかけとなったのが、藤野さん(藤野英人代表取締役会長兼社長)の投資哲学だったんです。SNSをフォローし、著書を何冊も読んでいくうち、「長期的な成長が見込める銘柄に投資して企業を応援することで、“日本”を根っこから元気にすることができる」という社会貢献性のあるメッセージに心が惹きつけられるようになりました。

すっかりファンとなった藤野社長のSNSを通じてレオスがアルバイトを募集していることを知り、すぐに応募。コミュニケーション・センター部に配属となり、口座開設業務に携わることになりました。アルバイトをしていた頃はまだ、口座開設申し込み書類の大半が「紙」だった時代です。毎日膨大に届く申し込み書類をひたすら仕分けし、必要書類や記入事項のチェックをしていました。そういった作業のかたわら、業務の指導をしていただいていたマーケティング部の先輩に「ぜひお手伝いさせてください」とお願いし、マーケティング部の仕事にもかかわるようになっていったんです。たとえば当時は、セミナー後にお客様に回答いただくアンケートも手書きでした。タイピングには多少自信があったので、「データの集計や文字起こしをお手伝いさせてください」と申し出たことから、徐々に業務の幅が広がっていきました。私が趣味で動画の制作をしていたことを知った上司から、「動画配信も手伝ってほしい」と声をかけられ、最終的にはセミナーの補助や動画の制作なども任せてもらえるようになりました。

レオスで働き始めてまず驚いたのは、働く人たちの「感じの良さ」です。それまでもアルバイトで家電量販店の販売支援などを経験していたのですが、社員さんとのやり取りではストレスを感じる場面もありました。一方、レオスでは分からないことも「ちょっといいですか」と聞けば、時間を取って丁寧に教えてもらえ、ときには業務以外の相談に乗ってもらえます。会社全体の風通しの良さや社員同士の円滑なコミュニケーション、アルバイトを社員と同様に扱ってくれる姿勢に、「これまで経験してきた仕事とは、働いている人がまったく違うな」と感じました。

実は、大学卒業を控えた当時、実家が営む事業を継ぐか、それとも就職するか、迷っていたんです。そんなとき、「一度社会に出てみるのもいいと思うよ」と背中を押してくれたのも、当時のマーケティング・広報部の上司でした。ほかにも何人かアドバイスをくださった社員さんがいて、中でも「運用業界という希少な場で若いうちに経験を積んでおくことが、今後何十年にもわたって人生に生きてくる」という言葉は、今でも心に残っています。進路のアドバイスをもらうなかで、「レオスの一員として働いてみたい」という気持ちが膨らみ、正社員としての採用選考を受けることを決意しました。



ーー 担当業務を具体的に教えてください

大学卒業後はマーケティング・広報部に配属となり、現在はアルバイト時代から関わっていた動画の制作を中心に担当しています。入社当初はちょうど、レオスが動画プラットフォームを使ったマーケティングに本腰を入れ始めた時期でした。お客様向けの月次運用報告会「ひふみアカデミー」では、約200人収容のセミナールームを新設し、ライブ配信も同時にできる体制を整えていきました。もともと“ガジェット好き”であり、趣味で動画の制作をしていたことが評価され、新入社員でしたが、制作機材の選定などについて、一任されたことを覚えています。

また毎営業日、トレーディング部の担当者がその日の市況について解説する「レオスの市況解説」、ストラテジスト・三宅一弘さんが直近のマーケットを振り返る「三宅の目」、ひふみメンバーとともに楽しく投資を学ぶ「お金のまなびば!」など、動画コンテンツの立ち上げにも、一から携わってきました。「ひふみ投信10周年記念」などコンセプトムービーのディレクションや編集も担当しました。学生時代に動画制作の経験はあったものの、本格的な編集作業については、入社後に試行錯誤しながら学んでいきました。

2021年4月からは、偉人の評伝を数多く手がけてきた作家の北康利さんによる連載『若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝』の編集・配信も担当しています。明治神宮や代々木公園などの設計で有名な本多静六さんですが、「月給4分の1天引き貯金」を実践し、富を築きあげた投資家としての側面も。北康利さんが綴る本多静六の投資哲学は現代に通ずるものであり、レオスの目指す方向性とも合致します。noteを通じて毎週配信していますが、章の合間ごとにひふみ投信の運用メンバーと北先生との座談会を企画したり、読者のコメントを見ながら連載の方向性を調整したり……初めての経験ばかりでしたが、自身にとっても良き学びとなっていることを実感しています。

アルバイト時代から感じていましたが、レオスには年齢に関わらず「得意なことは任せてくれる文化」があると思います。直属の上司である深澤さん(深澤祐介・マーケティング部長)がよく言うのは、「映画の『オーシャンズ』みたいに、チームが機能したらいいよね」ということ。マーケティング部は、前職が金融業界ではない、多彩なバックグラウンドを持つメンバーが多いのですが、それぞれが得意なこと、好きなことを強みとして、仕事に活用している印象があります。

また、「お客様によりよいサービスを提供する」という土台に立ったものであれば、新しいアイデアや効率化に関する提案がスピーディーに採用されることも多々あります。たとえ新入社員であっても、臆することなく自分の意見が言え、耳を傾けてもらえる雰囲気が「レオスならでは」だと日々感じています。



ーー 仕事のやりがいはどういうところに感じますか?

ひふみ投信10周年記念の際に、レオスは全国でひふみを応援してくださるお客様に直接「ありがとう」の気持ちを伝え、投資の楽しさや私たちの活動などを紹介していくセミナー「全国ありがとうキャラバン」を開催しました。私は運営委員を担当する傍ら、自ら青森県や岩手県、鳥取県など15都道府県を回りました。「全国ありがとうキャラバン」は、大都市に限らず全国津々浦々のお客様にお会いすることと、普段セミナーなどでお客様に接することがないバックオフィスのメンバーも含めた全社員が参加する、という2つの目的があります。ひふみ投信の良さをお客様に改めてお伝えして、よりコアなファンになっていただきたいと考えていましたが、それだけでなく、お客様の生の声に触れるという貴重な体験ができたと感じました。

また、新型コロナウイルス感染症が感染拡大する前は、お客様とレオスのメンバーが一緒にひふみ投信の投資先企業を訪問する「ひふみの社会科見学」を催していました。参加したお客様から「ひふみ投信に投資した自分のお金が、企業のサービスや設備投資に使われているんだと肌で感じることができて、すごく良かったです!」と言っていただいたこともあり、「資産が増えるという金銭的なメリットだけでなく、社会のなかで生きる意味を感じ取っていただけるのがひふみ投信なんだ」ということに感動したのを覚えています。

このように、「顔の見える運用」を大事にしているレオスですが、重要なのはお客様が私たちの情報提供を見てどう感じられたかということです。お客様からいただいたフィードバックをしっかりと受け止めて業務に活かすためにも、SNSやYouTubeなど様々なツールを活用して、「より早く、より理解しやすい」双方向型のコミュニケーションを心がけていきます。

また、会社全体で「ファイナンシャル・インクルージョン」(あらゆる人が取り残されることなく、金融サービスの恩恵を受けられるようにすること)に注力する今、これまでまったく投資をしてこなかった方々にアクセスするのも今後の課題です。「そもそも投資ってなに?」といった素朴な疑問にも、YouTubeチャンネル「お金のまなびば!」などを通じて分かりやすくお答えしていきたい。これからも、自分の得意なことを活かしながら、幅広く「投資そのものの良さ」を伝えていければと思っています。

※所属・業務内容は、取材時点の情報です。

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