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まだまだヒナの段階:Rettyの持つ可能性

Rettyが成功する3つの理由

ービジネスの観点からRettyにどんな魅力を感じていますか? 「市場規模の大きさ」「世界を相手にできるRettyの競争力」「新たなサービスの展開可能性」 この3点が特に魅力的ですね。

まず市場規模についてターゲットとしている食の市場規模は非常に大きいです。 外食産業の市場は、国内だけでも25兆円です。他の産業と比べても圧倒的な規模です。例えば、今話題の民泊ビジネスでみた場合は、国内における宿泊業の市場規模が約2.4兆円。配車サービスでみた場合は、国内のタクシー産業の市場規模は約1.5兆円と言われてます。 また、食の市場規模を世界で見ると、2014年に270兆円だったのが2019年に380兆円ほどになるとも言われています。これからの可能性という点においても、食は非常に魅力的ですよね。

世界での展開を視野に

Rettyは、食の最先端である日本で生まれた、世界に展開できる競争力を有した最先端のグルメサービスだと考えています。 日本は、飲食店数も世界最多を誇り、そのクオリティーも高いと言われます。これは日本人の食に対するこだわりが、世界でもトップクラスだからだと思っています。食に対するこだわりが強く、様々な好みを持った人々がいるので、これらのニーズに応える形でクオリティーの高い飲食店が数多く生まれたと考えています。

一方で、自分の好みに合うお店を探すのに苦労するという課題が生じています。好みが多様化していった結果、様々な人が良いと推薦する店であっても必ずしも自分にとって良いお店とは限らなくなってきたのです。 だからこそ、自分と好みが合う人を軸にお店探しをするというこれまでと違った新たな店探しを提案するRettyというサービスが世界に先駆けて日本で生まれたと考えています。そして、毎月2000万人を超える多くの方に利用していただけるようになりました。これから、世界においてもどんどん食に対する嗜好が成熟していき、日本の様に人々の好みも広がり、それに応じて飲食店も増えていくでしょう。というのも、人は美味しいものを知れば知るほど、更に美味しいものを求めるようになりますよね。食にはそういった”不可逆的な魅力”があるんです。 従って、日本と同様に自分の好みにあったお店探しに苦労する人が、各国で増えてくると思います。これに対して、日本と同様にRettyのサービスが価値を発揮し、世界で広く利用される可能性があると考えています。

まだまだヒナの状態

ー「今後のサービスの展開可能性」についてはどう考えていますか? これに関しても大きな可能性があります。 現在、Rettyのサービスは飲食店の集客に着目したサービスです。しかし、飲食店が集客にかける費用は平均で売上の3%程度と一般的に言われています。つまり日本国内の食の市場でみると25兆円のうち7500億円の市場にしかアプローチ出来ていません。なので、例えば、今、ある調査では個人の飲食店の食材廃棄率は50%に達すると言われていますので、今後Rettyにおいて飲食店での食材廃棄率の改善にも取り組むかもしれません。Rettyの持つ飲食店のつながりを上手く活用して、Rettyが調達機能を担うことで解決できる可能性があります。この時、飲食店の原価率は一般的に30%と言われており、そうした場合は7兆5000億円の市場に更にアプローチできることになります。 他にもシェアリングモデルによる飲食店舗の有効活用などで賃借料の市場を狙うであったり、中食市場など新市場開拓で狙うなどもあるかもしれません。この様に多くの可能性を秘めているのが食の分野だと思っています。

ーこれらの期待、課題に対してどういったことが必要になってくるでしょうか? 大きく、お金と人材の2つだと思っています。 お金に関しては、現在、事業が大きく成長しているので、これによってこの課題は問題なく解決されていくと思っています。 一方、人材については、一気に採用すれば良いというものではないと思っています。 Rettyの組織としての良さを保ちつつ仲間を増やしていくことをしなければ、最終的にうまくいかないと考えています。Rettyには、年齢も経歴も多様な人材が集まっていますが、それを認め合いながら、共通のビジョンに向かって協働しています。その背景には、「この仕事が好きで、やりたいからRettyにいる」という人が多いからだと思っています。

自分からみたら、今のRettyはまだまだヒナの状態です。まだまだやるべきこと、やりたいことが山積しています。しかし、逆に言うと、まだまだ多くの可能性を秘めていると言えます。 ぜひ、そんな環境で一緒にRettyを成長させて、「食を通じて世界中の人々をHappyに」というビジョンを実現させていきたいですね。

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