バックエンドエンジニアの清水です。
少し前になりますが、2022年10月に開催された東京都オープンデータハッカソン都知事杯に参加し、見事優勝を収めることができたので記事に書きたいと思います。
東京都オープンデータハッカソン都知事杯とはなんなのか
東京都のオープンデータを使って行政課題を解決するサービスを作ることを目的としたハッカソンです。上位10組は2023年3月にサービスリリースすることを目標に、実装支援を受けることができます。個人でもチームでも参加可能で、チームビルディングの時間もあります。
このハッカソンはエンジニア以外の職種の方もたくさん参加しており、エンジニアというだけで結構声をかけてもらえました。
スケジュール
2022年8月 チームビルディング、企画、開発など
2022年9月 作ったアプリ・企画を発表し、上位10チームが次に行ける
2022年10月 上位10チームで発表会、都知事杯が決まる
2022年11月〜2023年2月 開発
2023年3月 サービスリリース
現在もサービスリリースに向けて実装を進めています。
参加人数
チーム数:約60チーム
参加人数:約300人(参加者用slackより)
チームメンバーと役割
エンジニアは都知事杯時点で3名おり、それぞれバックエンド、フロントエンド、インフラで担当を分けていました。非エンジニアも全員役割が異なっていて、めちゃくちゃバランスが良かったです。
都知事杯終了後はアドバイザー的立ち位置で2名のスーパーエンジニアがジョインしてくださっています。自分は弊社ではバックエンドエンジニアとして働いておりますが、今回はフロントエンドを担当しておりました。
Reactを少しだけ触ったことがあり、他の担当は経験が長い人がいたりがっつり勉強している人がいたりで、ぴったりハマった感じです。
ハッカソンが始まってから都知事杯が終わるまでは独学でフロントエンドの開発をしていましたが、都知事杯終了後は上述のアドバイザーの方にご指導いただきながら進めております。
参加目的
1.他社のエンジニアと開発したい
他社のエンジニアと一緒に開発をすることでいいところを吸収できればと思いました。
実際に学ぶところが多かったですが、特にアドバイザーの方にジョインしていただいてからはかなり力が付いている実感がありますし、参加して良かったです。
2.短期でプロダクトを作ってみたい
1からプロダクトを作ってリリースまで行う機会もあまりないので、いい経験になるかなと思っていました。実際のところは都知事杯が決まるまでの期限が短すぎて大変でしたが、サービスリリースまでは多少余裕があるのでこの後も楽しんでやっていきたいです。
3.優勝したい
優勝したら小池百合子さんからトロフィーもらえるって聞いたためです。
実際にトロフィーもらったのはリーダーでしたが、一緒に写真を撮ってくれたので良かったです笑
参加してみて良かったこと
まずは優勝できたことが一番嬉しいです。当初の目的でもあったので。1からプロダクト開発を経験できているというのも良いですね。
上述の通り、都知事杯開始から優勝まではフロントエンドについては独学で、現在はスーパーエンジニアの方のご指導を賜りながら作業を進めていますが、ベストプラクティスを教えていただいたり、困った時に相談しやすいので、非常に恵まれた環境で経験を積めていると思います。
フロント以外の部分についても、モダンなサーバレスアプリケーションであったり、自分が使ったことのない業務管理ツールであったり、マネタイズについて考えたり、吸収できるものが多いです。今は自分のタスクで手一杯なので、なかなかフロントエンド以外の領域には踏み込めていませんが。。
また、デザイナーさんがどれだけ重要な存在であるかを改めて認識することができたこともよかったです。デザインが上がる前にとりあえずの仮デザインを紙に書き、そこを目標に開発を進めてたんですが、全然しっくりくるものができませんでした。それから本デザインが上がり、そこに近づけたら一気にそれっぽくなったんですよね。
機能は同じなのに、見た目でここまで印象が変わるのか、と、分かってはいましたが、再認識しました。
最後に
ハッカソンの参加は初めてで、現在に至るまで開発は続いていますが、参加してよかったです。
他のハッカソンがどうなのかはわかりませんが、1からプロダクトを作るのはやはり力になると思いますし、他の会社で働いている人たちと交流やチーム開発ができるのもなかなかない機会だと思います。
今度は短期間のハッカソンとかがあれば参加してみたいですね。