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不妊治療領域未経験でも活躍できる。営業担当の業務と求められる資質

株式会社リプロライフは、製品のシェア拡大に向けて国内外に営業部隊を有し、日々医療施設に向けた営業活動を実施しています。顧客となるのは、主に不妊治療に携わるドクターや胚培養士の方々。彼らに対して営業担当者は、日々どのように営業活動を行っているのでしょうか。

そこで今回は、不妊治療領域未経験でリプロライフにジョインした、営業担当の佐藤さんにインタビュー。詳しい業務内容やリプロライフで働くやりがいについて、お伺いしています。

自由な働き方と成長環境を求めてリプロライフの営業職に転職

―最初に、佐藤さんのこれまでのキャリアについて簡単に教えてください。

佐藤:私は新卒で製薬会社に入社し、置き薬の法人営業を担当しました。薬剤について学び登録販売者の資格も取得しましたが、置き薬という特性上、どうしても「お客様に薬を使ってもらったその後」が見えづらい側面があったのは事実です。今度は直接患者さんと触れ合う仕事をしてみたいと思い、転職を決意。たまたま知人のご縁があって歯科医院で働くことになり、医療事務や治療のアシスタントを務めました。

―なぜ歯科医院から転職し、リプロライフを選んだのでしょうか?

佐藤:転職した大きな理由は、プライベートで生活環境が変わったことです。通勤時間なども含め、現状の生活スタイルの中で働きやすい職場を第一に求めました。リプロライフの営業部門は基本的に11時~16時をコアタイムとしたフレックス制度を採用しており、自分の裁量で自由に働ける点が魅力的でした。直行直帰も可能で、メリハリのついた働き方ができると感じましたね。

もう一つ、転職の軸にしていたのが「自分自身が成長できるかどうか」です。前職の歯科医院は患者さんに直接感謝いただける機会が多くやりがいがありましたし、人間関係も非常に良好でしたが、勤務を重ねる中で学べる知識範囲はある程度限られていました。もっと新しい領域について学んでみたい、自分自身も成長したい。そう考えたときに知ったのが、リプロライフが扱う不妊治療の分野でした。私はいずれ子供がほしいと考えていたこともあり、不妊治療では実際にどんな治療を行うのか強く興味を惹かれましたし、不妊で悩む方に対して救いの手を差し伸べられるなら、ぜひ力になりたいと思いました。

当時、リプロライフは新製品をリリースしたタイミングで、今後の成長が見込める企業・領域だと期待できた点も、入社の決め手の一つです。

医療施設への訪問から学会への出展まで、幅広い業務を担う

―現在の業務内容について教えてください。

佐藤:入社から一貫して、営業を担当しています。主な業務は、実際に不妊治療を行うドクター・胚培養士さんたちに対して製品を販売することです。

具体的には、クリニック等の医療施設に訪問して製品のメリットやポイントをご紹介し、購入への動機づけを醸成。その後、社内の技術担当者による製品手順説明のワークショップを行い、見積もり・クロージングをする流れになります。営業担当者は各々担当エリアが決まっており、遠方の医療施設への訪問のために月2、3回程度出張も発生します。また、医療業界は年に数回学会が行われるので、製品紹介のためにブースの出展や講演会などの準備をするのも営業担当の役目です。

―入社してから感じたギャップなどはありますか?

佐藤:非常に業務範囲が広いことでしょうか。見積書や提案書の作成など、営業活動に伴って発生する事務作業はもちろん、例えば学会に参加する際は出展の企画から必要な什器の手配まで、幅広く手掛けます。これまでのキャリアでは経験しなかったような業務も多く、自分自身の成長につながっている点で、良いギャップだと感じています。

不妊治療のプロと対等の立場で商談するための社内資格を取得

―入社してから社内資格を取得されたそうですが、どのようなものですか?

佐藤:新製品のリリースに伴って設立された、製品の使用方法や不妊治療の知識を問うガラス化ソムリエ資格です。

当社の顧客はドクターや胚培養士という不妊治療のプロですから、営業担当者も卵子・胚の凍結保存の手技や製品・不妊治療に関する知識は、正しく理解しておかなければなりません。例えば疾患や薬が作用する機序に関して、訪問営業のたびに「社内の学術者に確認します」というやり取りをしていては、レスポンスが非常に悪くなってしまいますよね。もちろん学術的知識を専門家と同レベルにまで引き上げるのは難しいですが、できるだけ対等に、近い目線でコミュニケーションを取るために、社内の規定が設けられたのです。

試験は3つの社内検定をクリアしていく形で行われ、私は入社からトータルで1ヶ月ほどかけて資格取得しました。現在、国内外の営業担当者全員がこの資格を取得しています。

―資格取得のために、社内にはどんな研修制度があるのでしょうか?

佐藤:例えば胚培養士さんを招いた社内向けの講演会の実施や、技術・知識に関するレクチャー動画のオンデマンド配信といった形の社内研修が企画されています。また、不妊治療に関わる書籍購入も会社負担で行えますね。

私の場合は、業務を行う中である程度の知識を身に付けながら自学自習を行ったほか、手技を実際に練習したり、わからないことがあれば社内の技術担当者に確認したりするといった形で、勉強を進めていきました。

ドクター・胚培養士や患者さんからの感謝の言葉が一番のやりがい

―リプロライフで働くやりがいについて教えてください。

佐藤:私が普段お会いするドクターや胚培養士さんたちは、患者さんの大切な卵子を扱われるため、日々強いプレッシャーの中でお仕事をされています。リプロライフの製品導入後、彼らから「プレッシャーが軽くなった」「操作が簡単になった」といった言葉をいただけると、非常にやりがいを感じます。

また、以前はなかなか不妊治療の成果が出なかった患者さんが、リプロライフの製品を導入したことで無事受精卵が成長しているケースも耳にします。実際に患者さんの役に立てているのだと実感できるのは、やはりうれしいですね。

―佐藤さんの今後の展望について教えてください。

佐藤:不妊治療は周辺機器や薬品に関する知識、どんな周期で患者さんが通院され、どんな治療を受けているのかなど、知るべき情報が多岐にわたります。今後は当社製品以外に関するあらゆる知識も身に付けて、引き続き医療施設、ひいては患者さんのために働いていきたいですね。会社としては、もちろん製品シェアの拡大を目指していきます。

分野の未経験者でも基礎知識の習得からしっかりサポート

―リプロライフにはどんな方がマッチするのでしょうか?

佐藤:小さな変化に気付き、細やかな気遣いができる方でしょうか。受精卵や卵子の取り扱いは非常に難しい、一つの命の誕生に関わる緻密な作業です。そんな仕事に日々携わる胚培養士の方々も、心優しい、繊細な方が多いと感じます。彼らのちょっとした表情、使われる言葉の表現といった機微を感受性豊かに受け取って、相手の伝えたいことを汲み取れるような方だと、リプロライフにマッチすると思います。

もちろん胚培養士さんだけではなく、不妊治療で悩まれている患者さんに寄り添いたいという思いを持っていただけるのが一番ですね。

―不妊治療という専門領域を取り扱う仕事ですが、未経験の方でも問題なくジョインできるのでしょうか?

佐藤:はい、大丈夫です。私自身も不妊治療に関しては全くの素人でした。入社後は社内研修で妊娠の仕組みなど本当に基礎の知識から学び、その後は上司の営業に同行して必要な情報を習得していきます。もしわからないことがあっても社内には技術者がいるためすぐに聞いて内容をクリアにできるので、未経験の方でも安心してジョインしていただけますよ。

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