こんにちは!RELATIONSイチの若手、福濱です!普段は、マネジメントツール「Wistant」のセールスを担当しております。
僕、新卒2年目なんですが、学生時代の友人に会うと、最近よくこんな声を聞くんですよね。
「いまの会社に満足してないけど、スキルも知識もないし…」
「転職したいけど、踏み込むきっかけや勇気がない…」
ただ、僕自身は入社してから「転職したい」と思ったことが一度もないんです。というか、そもそも転職の魅力って、イマイチよくわからない。
そんな時に、とある中途社員から、こんなことを言われました。
中途A :福濱くんってさ、転職に全く興味ないの?
福濱 :ないっすね…
中途A :でもさ、転職って単純に楽しいよ!ほんとに!!ぴぴぴ
福濱 :そ、そうなんすね(いや、僕まだ入って1年なんですけど…)
そこで持ち上がったのが、今回の企画。『中途社員が、新卒(僕)に転職を勧めてみたらどうなるか』をテーマに、転職の魅力についてガチで語ってもらいます。
僕に転職を勧めてくれることになったのは、自社運営メディア「SELECK」の初代編集長である、舟迫鈴(ふなばれい)さん。前職のことが大好きで、今も元同僚とよく飲みに行ったりするそうです。
人物紹介
▼転職の魅力を語ってくれる大先輩
舟迫鈴(ふなばれい)
SELECKの初代編集長。新卒でリーマン・ブラザーズに入社。香水ベンチャー、世界一周を経て、2015年2月にRELATIONS入社。SELECKの立ち上げ・グロースを経験し、現在はマーケティングの仕組みを構築中。「ぴぴぴ」が口癖で、もはや社内用語になっている。
▼社内用語「ぴぴぴ」
教えて、terumi-chan!社内用語から資料の検索まで、Slack上で大活躍のお助けbot【5選】
▼悩める新卒2年目(僕)
福濱伸一郎(ふくはま しんいちろう)
新卒でRELATIONSに入社。Wistantのセールスを担当。新卒採用や広報も兼務。お笑いが好きすぎて、霜降り明星さんのM-1決勝のネタは50回は見ている。
転職に悩む人、今いる会社に納得してない人、そもそも興味もない人にも「転職ってわりとおもろそうやん!!」という参考になれば嬉しいです。
それでは、インタビュースタート!!
福濱:では、よろしくお願いします!!(緊張するな〜)
舟迫:よろしく!
転職って、楽しいよ!ぴぴぴ
舟迫:
福濱くんってさ、転職したいって思ったこと、本当に1ミリもないの?
福濱:
はい…入社して1年ちょっとですけど、全然ないですかね(笑)ただ、学生時代の友人に会うと、「今の会社に満足してないけど、転職する勇気もないし…」みたいな話を聞くこともあって。
舟迫:
うんうん、私の周りもいるし、よくわかる。でも、なんか転職を重く捉えすぎだと思う。なんかもっと、単純に楽しいことって感じ!(笑)私、今でも前職の会社のこと大好きだし、元同僚ともよく飲みに行ったりするし。
(本当に楽しそうに話す、舟迫さん)
福濱:
その、舟迫さんって、今3社目じゃないですか。転職する時って、不安とかなかったんですか?
舟迫:
そもそも1社目は倒産だったから、理由も何もなかったしね(笑)
新卒でリーマン・ブラザーズに入社して、セールスと商品組成の仕事を主に担当していたんだけど、ちょうど2年目の頃にリーマンショックが起きて。華麗に倒産(笑)
福濱:
(笑)それから、なんで2社目の香水ベンチャーに転職したんですか?
舟迫:
転職の前に1年間の留学を挟んでいるんだけど、帰国してから参加したキャリアフォーラムに、その企業がたまたまブースを出していて。前職と似たような企業を中心に見て回ってたんだけど、ひとつだけブースがすごい光ってたっていうか(笑)
(え、、光る、、、?)
舟迫:
すごい目立って見えて。全然知らない会社だし、元々興味があったわけじゃないんだけど、1つだけすごいキラキラして見えたの。後から考えると、香水の会社だから華やかなブースだったのと、若いメンバーが多くて活気があるように見えたのかな。
福濱:
じゃあ、もうその時にピンと来たって感じですか?
舟迫:
ピンときた。でも最初はすごい怖かったんだよね。というのも、今でも超覚えてるのが、当時のオフィスがぼろぼろのビルにあって。1次面接に行った時に、こんなところで働けるの? って正直思った(笑)
福濱:
確かに、前職は六本木ヒルズですしね、余計に差を感じそう(笑)でも、そこに転職を決めたんですよね?
舟迫:
うん。給料は前職を辞めた時の半分以下になったんだけど、中にいる人と話していくうちに「なんかいいかも」と思えてきて、入社を決めました。
転職の決め手に「合理的な理由」なんてない
福濱:
給料が半分以下になっても構わないくらい、「人」に惹かれたんですね。つまり、転職の決め手は「人」だったんですか?
舟迫:
最終的な決め手になったのは、内定をもらったときに、社長に「一緒に頑張ろう」って言われて握手してもらったことかな。なんかすごい感動しちゃって。
というのも、リーマンの時代って社長というと「雲の上の人」くらい遠い存在だったから、社長自ら握手して一緒にやろうなんて、もうあり得ないわけ。
だから正直、決心した時に「合理的な理由」なんてほとんどなかった。でも直感で入社して、実際に働いてみて、全く後悔しなかったかな。
(自分も内定もらった時の長谷川さんの握手は、心に残ってるなあ...)
福濱:
ちなみに、RELATIONSに入社したきっかけは何だったんですか?
舟迫:
その香水ベンチャーの時に、直感で決めて成功した経験があったから、今回も直感でいこうと思って。だからRELATIONSの選考も、面接や飲み会で社員さんと会って、最後に長谷川さん(弊社代表)と飲みに行って決めちゃいました(笑)
福濱:
ほんと直感(笑)その時、RELATIONSに対する不安とかって、一切なかったんですか?
舟迫:
あんまりなかったかな。というのも、前職の時の成功体験が大きかったと思ってて。自分で新しいブランドを立ち上げたり、現場で色々なことをゴリゴリやっていく経験ができたことで自信がついたというか。
しいて言うなら、ITについては全く経験がなかったので、本当にできるのかっていうのはありました。
でも私、よく面接官をさせてもらう時にも思うんだけど、不安を取り除くことはすごい大事なんだけど、最後は本当に「気持ち」だと思う。気持ちで決めてほしいなって。
福濱:
なるほど、でも大事ですよね。僕も就活でRELATIONSに決めたのも、感覚と気持ちが大きいです。ベンチャー企業だからこそ特に「気持ち」は重要ですよね。
「自分がここにいる意味」がよくわからなかった
福濱:
でも、ファーストキャリアは大企業だったのに、何が舟迫さんをベンチャー志向にさせたんですかね? 大手とベンチャーの「差」という部分につながるかもしれませんが。
舟迫:
色々あるんだけど、「自分の代わりはいるな」という感覚だったり、「人間関係の深さ」の違いが大きいかな。
福濱:
僕、大きな組織を知らないのであまり想像がつかないんですけど、具体的に言うとどういうことですか?
舟迫:
リーマンの頃は、自分がいくら稼いでも、自分の代わりはいるなっていう感覚が大きくて。別に自分じゃなくてもいいじゃんって。
業界がすでに仕組み化されてるし、企業としても債権組成のアルゴリズムに強かったから、商品力で結構勝てちゃうみたいなところがあったりして。「自分がここにいる意味」っていうのがよくわかんなかった。
福濱:
なるほど…たしかに、今と全然違いますね。
舟迫:
あと、倒産するのを知ったのも、Yahoo!ニュースだったんだよね(笑)月曜の朝にそれを見て、先輩から電話がかかってきて「俺もよくわかんないんだけど、とりあえず会社には明日来てくんない?」って言われて...。
福濱:
ええーーー!(俺なら泣く!!)
(大変だったはずなのに、なぜか楽しそう)
舟迫:
で、このとき何を思ったかっていうと、「私、会社のこと何も知らないわ」って。本当に倒産する可能性があるとか、そういうの何も知らなかったし、意思決定にも関われない。たぶん関わるようになるまでには、すごく時間がかかる。それはあんまり面白くないなと思って。
福濱:
その経験は大きいですね。ただ、それだけの経験があって羨ましいです(笑)もうひとつの「人間関係の深さ」というのは、どういうことですか?
舟迫:
リーマンの頃って、もちろんビジネス上の信頼関係はあるんだけど、1人ひとりが個として独立している感じで、あまりチーム感がなくて。
それがベンチャーにいったら、チーム感もあるし、「人と人とのつながり」っていう感じがすごく良かった。で、自分自身もそれを大切にしてるってこともわかったんだよね。
福濱:
その「人間関係」の差ってどういう時に感じるんですか? 僕もなんですけど、新卒でずっと同じ会社にいる人って、その差がわからないと思うんです。
舟迫:
なんだろう、もっと生々しいって感じ。何か変な話、飲み会とかでのグチの質が高いっていうか(笑)
福濱:
グチの「質」(笑)よりお互いを理解した上で言うからですかね?
舟迫:
あ、そうそう、そんな感じかな。1社目だと、生身の人間同士でやっている感じがあまりなかったというか。お互いに関心があるからこそ、より深い話が出てくる気がするかな。
キャリアは「対極に振ってみる」のもアリ
舟迫:
福濱くんは「転職に興味ない」って言ってたけど、仮に今RELATIONSが倒産して、どうしても転職しないといけないってなったら、どこ受ける?
(普段よりも真剣な表情で、質問を投げかけてくる舟迫さん)
福濱:
うーん、うちより小さい規模のスタートアップとか…? なんか僕、全く違う業界や職種にあまり惹かれないんですよね。
(そう言われると、何かなぁ。。)
舟迫:
そういう志向性なのかな…。でも、最近よく思うのは、今の経験やスキルを生かせそうという理由で、転職する人ってわりといるじゃん。私それ、結構ハテナで(笑)
何か自分ができないことをやるからこそ面白いと思うんだよね。異業種への転職も、超賛成派。新しいことにどんどん挑戦していったほうが絶対面白いし、色んな経験ができれば自分の幅もすごく広がるし。特に年取ってくるとなかなかね、すぐポジションとか給与とかの話になるから、若いうちに(笑)
福濱:
なるほど。なんか逆に、僕にオススメとかあったりしますか?
(どきどき…)
舟迫:
んー、うちでもできると思うけど、たとえばPM(プロダクトマネージャー)が経験できる環境とかいいと思う。もうちょっと、上流の部分で活躍できるチャンスがあってもいいかなって。
でも逆に、新卒でRELATIONSみたいな小規模の会社に入った人は、次に大企業に行ってもおもしろいと思う。
福濱:
全然考えたことなかったです…。イメージもできない(笑)
舟迫:
もしくは、期間限定のつもりで、今とは全然違うゲームの制作会社に行ってみるとか。
うん。いいと思う!ゲーム会社。考えてみなよ!!!
福濱:
(え、これ出て行けって言われてる...?笑)
舟迫:
経験やスキルベースで次にいくのも全然否定しないんだけど、今までにない環境に行ってみるって、ほんと海外行くみたいな感じだからさ。もっとキャリアを対極に振ってみるのも、全然おもしろいと思うんだよね。
矢印が自分に向かなくなったら、転職を考える
福濱:
あと僕の周りだと、「会社に満足してないけど、転職に踏み切れない」みたいな人がチラホラいるんですよね。
舟迫:
なんか気持ちはすごいわかる。でも、今の会社に満足してない人って、その先で満足することも基本ないと思う。
やっぱり「相性」だからさ、会社と人って。だから相性が合う相手を見つけにいかないと、絶対見つかんないと思うんだよね。
あと、矢印が自分に向かなくなったら、もうダメだと思う。自分の成長やパフォーマンスを会社や周囲のせいにし始めたら、もう辞めるべきかなって。
福濱:
めっちゃわかります。そういう意味だと、僕はまだ転職のタイミングじゃないのかな…。
舟迫:
まぁ無理やりするもんじゃないしね。ただ、なにか不快とか違和感があったときに、そこに居続けるよりも、どんどん動いた方がいいっていうね。
福濱:
とはいえ、なかなか動き出せない、みたいな人はどう考えたらいいんですかね?
舟迫:
たぶん、転職の経験がない人にとっては不安が大きいんだと思うんだけど、今まで働いてきて思うのは、誤解をおそれず言うと仕事って大体一緒なんだよね。
大体一緒っていうのは、もちろん専門知識とかは全然違うんだけど、仕事のやり方とか進め方については、自分の中でルールが決まったらどこでも転用できるから。だから、今の自分に自信があれば、新しいことも絶対できる。悩むより、どんどん挑戦していった方がいいと思う!
福濱:
なるほど。勉強になりました!ありがとうございました。
どうだったでしょうか。転職に悩める人の参考になったかな。(なってくれ!)
僕としては「自分のできないことをやったほうが楽しい」という考え方が新鮮だったし、「矢印が自分に向かなくなったら、ダメ」という点が大共感でした。そして今後のキャリアの参考になりました。
転職を考えている人も、いない人も、RELATIONSに興味ある方はぜひ話を聞きに来てください!悩むより、どんどん動いた方がいいみたいです!(笑)