レイ・フロンティア 東京大学へ 「GPSの行動特徴を用いた精神疾患の鑑別診断・症状・社会転帰の予測」 に関する研究へサイレントログの提供を開始
iPhone向けライフログアプリ「SilentLog(サイレントログ)」を提供する、レイ・フロンティア株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役:田村建士 以下、レイ・フロンティア)は、東京大学大学院総合文化研究科の小池准教授が実施している、「GPSの行動特徴を用いた精神疾患の鑑別診断・症状・社会転帰の予測」に関する研究へサイレントログの提供を開始しました。
■サイレントログについて
App Store:https://apps.apple.com/jp/app/id901679160
サイレントログは、2014年10月よりサービスを開始したiPhone向けライフログアプリです。現在(2020/02/27現在)まで、App Store上でのレビュー数が7700件以上、評価が4.0以上となっています。ユーザーは行動ログ(滞在、徒歩、各種移動体)が自動で記録されることで、日記代わりに利用することができます。
■サイレントログ提供の背景について
精神症状は、1日の中でも変動していて、週や月、季節の単位でも変動します。これは、もっと一般的なレベルでのこころの調子についても同じことが言えます。いまのところ精神症状をリアルタイムでとらえることは難しく、診察場面では患者様が体験した内容を精神科医が汲み取ることによってでしか評価できません。「GPS行動特徴を用いた精神疾患の鑑別診断・症状・社会転帰の予測」では、レイ・フロンティアの技術を用いて、個人情報に配慮が行われた上で、スマートフォンに記録された行動履歴から精神症状の変化を読み取る手法の開発を目指しています。この研究開発により、患者様の病状把握、より効率的な医療支援の提供、精神疾患の早期回復、が期待されます。
■情報分析の流れ
研究参加者が、SilentLogアプリをインストールしたスマートフォンを持つことで、日常生活の行動履歴データを収集します。これにアンケート回答を照らし合わせ、精神症状の変化を読み取る手法を開発します。
■企業概要
◆レイ・フロンティア株式会社
・本社:東京都台東区台東2-26-8 KSビル301
・代表取締役:田村 建士
・事業内容:人工知能による位置情報分析プラットフォーム「SilentLog Analytics」の開発・運営
1)弊社が保有するデータの統計結果、AI分析推測結果の提供
2)行動データの収集手段(SDK)と、分析基盤一式および定期レポートの提供
3)位置情報分析技術による、既存のGPSデータの可視化と行動分析支援の提供
4)弊社アプリ(SilentLog等)を活用した行動分析、および実証実験支援の提供
5)行動データを活用した新規サービス、事業開発