数値で見る私たちの強み|人材育成・研修のリクルートマネジメントソリューションズ
多くのお客様や多様なパートナーに対する、リクルートマネジメントソリューションズの取り組みについて数値でご紹介します
https://www.recruit-ms.co.jp/aboutus/advantage/
こんにちは、
リクルートマネジメントソリューションズ(以後、リクルートMS)の有本です。
本記事では、「中途入社者へのインタビュー」をご紹介します。
<今回のインタビュイー>
プロダクトデザイン部事業開発グループ:吉田さん(2023年中途入社)
大学時代にさかのぼりますが、実は社会に出るまでの8年間を大学生として過ごしました。
「普通のサラリーマンにはなりたくない」という思いがあり、大学時代にいくつか起業をしながらキャリアについて考えてきました。
ベンチャーを起業した経営トップの対談イベントを開催して、就活中の学生を集客したり、歯科医院や美容院のWebサイト制作を請け負ったり、知人と野菜の販売をする会社を立ち上げるなど、様々なテーマに取り組んでいました。色々な事業と、自身の集客やマネタイズの知識を組み合わせることで、売上を増やすことができたり、集客につながっていく感覚に面白みを感じていました。
その後就職活動をするのですが、最初の就職先はリクルートでした。
きっかけは「就活という仕組みは何のためにあるのか?」など、リクルートの知人やOBに文句を言っていたところ、いつのまにか「じゃあ、お前が変革しろ」と言われ、入社に至りました。
入社直後は事業企画周りの仕事をしていたものの、自分の理想と現実の間のギャップがうまく埋められず、孤立してしまい、一匹狼状態。
体調を崩して自分のペースを見失う中で、良い上司との出会いがあり、ビジネスの基礎を叩き込まれ、持ち直しました。
その後リクルートを辞め、自転車、ロードバイクを世の中に広めたいという想いから、会社を自分で立ち上げました。
仕事で落ち込んでいた時期にロードバイクを始めたのですが、自然の中を自転車で走っていく中で気持ちが前向きになっていく・救われた感覚があり、「この爽快感を他の人にも知ってほしい」という純粋な動機が根底にありました。
自転車屋をつなぐSaaSシステムを開発し、遠方にある小さな自転車販売店と個人のニーズをつなぐビジネスをスタートしました。
最終的にはジョインしてくれる仲間も出来ましたが、立ち上げ当初は融資に始まり、経理や決算業務など、すべて一人でこなしていました。
転職の直接的なきっかけは、創業したビジネスが頓挫したからです。
起業経験は事業運営の肌感覚は身についたものの、力不足も痛感しました。
想定外の事態が起こった時のリカバリーがしきれない経験、何がダメだったのかを冷静に分析することの難しさなど、様々な壁にぶつかり、越えきれなかった感覚がありました。
もう一度組織に入り、ビジネス力を鍛え直そうと思い、転職先を探しました。
まずはリクルートグループが候補になりました。フィードバックの量と質が高かったことと、社風が近い方が入社後の活躍・成長スピードが速まるのでは?という思惑からです。
そこで、以前から興味を持っていた、適性検査SPIを扱うリクルートMSが候補になりました。
もともとSPIは「人の性格を可視化・数値化する面白いツールだ」と思っていました。
事業が行き詰まった際、「一体自分の何が弱点なのか?」、「向いている仕事は何なのか?」などモヤモヤすることも多く、SPIはそういう個人の役にも立てるツールなのではないかというイメージがあったからです。
社風が合うリクルートグループのなかでも、興味が持てるドメインに行きたいと考え、リクルートMSへの転職を決意しました。
その決断が正解だったと感じたのは、入社直後に先輩から自分のSPI結果の読み取りを解説してもらった時です。
今まで見えていなかった自分の強みや課題が鮮明になり、過去の悩みや人間関係で陥りやすい失敗など、全てが腑に落ちた感覚でした。
SPIはややもすると「採用選考ツール」という印象に留まっていますが、「これは、全人類に広めた方が良い。誰にとっても役に立つツールだ」と奮起したことを覚えています。
SPIを管轄する部門で、「事業開発」と「アライアンス企画」の2つのミッションを担っています。
事業開発ではSPIをどう広げていくかという大きなテーマに対し、「誰に」「どんな価値提供するか」など根本的なコンセプト設計を行っています。SPIは良いプロダクトですが、使いづらさもあり進化の余地があります。
顧客・マーケットの状況を踏まえた際に、どこに進化ポイントがあるか、データに基づいて冷静に見定め、経営ボードやプロダクト開発やマーケティング組織に連携していきます。
長くプロダクト・事業に携わっているとこうだ、と思い込んでしまうこともあるかと思いますが、中途で入社したフラットな感覚を生かし、事実・データも踏まえた意思決定を進めていけるように、事業開発としての役割を果たしています。
また、それらを踏まえ、ゼロベースで提携するパートナーや提供スキームを検討しています。
どちらも事業の中長期テーマを前に進めるミッションであり、正解がない中で進めていく難しさを感じますが、やりがいのあるテーマです。
今のミッションに就いたきっかけですが、入社3ヶ月くらい経過した頃、「SPIを広めるために、こういう組織や機能が必要」というドキュメントを勝手に作成し、色々な部署のマネジメント層に投げかけていました。
自分としてはディスカッションがしたいという思いからそうしていたのですが、そこから「ならお前がやったらどうか」という話になり、今のポジションにアサインされました。
いかにもリクルートっぽいエピソードかもしれませんが、リクルートMSはリクルートほど事業規模が巨大ではないので、個々の意思を踏まえた意思決定をしやすい、ということがあるかもしれません。
事業課題を肌で感じることができ、それを周囲に訴えると決断のスピードも速い。
事業全体を見渡せる視野と、実践的なビジネス経験を積ませてもらっていると思います。
入社2年目にして、事業の根幹を左右する重要ポジションを担わせてもらっていると思いつつも、上流の課題が多いため多くのテーマはまだ「模索中」という段階ではあります。
前提として、市場調査の設計や顧客・パートナーのヒアリングを通じて、かなり情報が集約されるポジションにいると思っています。
その集めた情報から、自分なりの企画を通したやりがいを感じた仕事はあります。
ある程度方向性が決まっていた内容について、一度まっさらな視点で情報を眺めた時に、アライアンス戦略の検討方向性を見直した経験がありました。
コンビニを例にすると、メーカーは店舗に「プロダクトを売る」立場ですが、見方を変えるとコンビニ側はメーカーに「顧客データを売る」ビジネスもできますよね。
このような発想の転換をもとにして、フラットに「誰からどのような形式で対価をもらうのか」と考えて、方針の見直しを上層部に提案しました。
自分自身としては事実に基づいて、考えを練って持って行った内容ではありましたが、「じゃあ、それで行こう」と承認が下りた際には「え、いいの?」という驚き、自分の発言の影響の大きさによる怖さ、事業を動かしている醍醐味を同時に感じた経験でした。
リクルートグループの特徴ではありますが、新規事業開発に力を入れている環境であることは、他社と比べて充実していると感じます。
もちろん自分で起業をしたときと比べれば、会社員・組織として仕事を進めていくことになるので、ステークホルダーの多さや意思決定の難しさなどの課題はあります。
ただ、そのような難しさも含めて鍛えられている、と感じます。かつて起業した自分を振り返ると「あのとき、こうしておけば良かったのかな」という振り返りも得られました。
特にやりがいを感じているのが、仮説検証のプロセスです。
事業開発と聞くと、プロダクトを作るイメージが強いかもしれませんが、それは最後のステップです。
数ある調査データを見つめているだけでも、アイディア自体は豊富に湧いてくるかと思います。
そこから「本当にそれは顧客の中で解決すべき課題なのか?」、「プロダクト化することで何の顧客業務に変化が起こせるのか、お金を払いたいと思えるレベルの変化なのか」など、ビジネスとして成立させるためには、徹底的な仮説検証が必要です。
そのためには、調査という手法でデータを基に仮説検証を行うこともあれば、顧客インタビューや、試作品を顧客にご活用いただく中で検証を進めさせていただくこともあります。
自分ひとりで考えるだけでなく、経営ボード、他部署のマネジャー、同じチームのメンバー、顧客接点メンバー…様々なメンバーと議論をしながら仮説検証を進めている中で、想定外の意見や観点が得られることも多くあります。
個人起業では得がたい、ぶつかり稽古をさせてもらっている感覚があり、自身のキャリアの武器になっていると感じています。
その他リクルートMSの良い点としては、複数のプロジェクトに異なる立場でアサインしてもらえることです。
「あるプロジェクトではリーダーとして関わるものの、あるプロジェクトではメンバーとして参画する」という形で、多様な役割・ポジションで様々なテーマに関わることができます。
このクロスアサインの良さは、異なる視点でプロジェクトを眺められることです。
例えばメンバーとして参加している立場で「リーダーにこうして欲しい」と思ったことを、他の自分がリーダーをしているプロジェクトにフィードバックできます。
一人起業であっても、多くのステークホルダーの共感を得る必要はありますし、今再度起業するにしても生きる経験だと感じています。
このように多様な観点から自分の言動をチェックできる点も、もう一度会社員に戻ったメリットかもしれません。
入社時に感じた「SPIは良いツールだ、全人類に広めたい」という野望・使命感は、変わらずに持っています。
自身で起業した自転車ビジネスもそうですが、「心底良いと思えるもの・好きなものを他の人にも勧めたい・知ってほしい」という願望は自分の根底に常にあります。
この使命を叶えるためには、さまざまな発想の転換やストーリーテリングが必要だと思います。
巷では「労働力不足」「働き方の多様化」など日本企業を取り巻く色々なワードが飛び交っていますが、それらの課題解決の芯を食うような展開の方法を考えたい、考えなくては、と思っています。
その一環として今はアライアンスに力を入れていますが、なるべく前提を取り払って広く考るべきで、極端にいえば「リクルートMSの営業力以外、世の中のリソースが全部組み手の候補となる」くらいの振り切った視野でいたい、と思います。
自分の強みであるフラットな・制約のない発想で、お役に立てる企業・個人を増やしていきたいです。
また、リクルートMSは研究領域が充実しており、ナレッジの量と質が抜きん出ている点も魅力であり、事業開発を進めていくうえでの強みだと感じています。
例えば「心理測定の技術」「HRのデータ分析方法」「人材採用・開発に留まらない組織開発のナレッジ」など、枚挙に暇がありません。
専門の研究所があり数十名の研究開発者が所属し、日々研究開発を進めており、人組織領域におけるアカデミックな情報にもいつでもリーチ可能です。
これは事業開発という立場としては、まさに「宝の山」状態で、一方、このナレッジをもとに考え尽くした企画は、他社では絶対に無理だろうという自負にもなります。
もちろん情報の山に埋もれるリスクもありますが、豊富な情報から自分で仮説検証や企画を立てるプロセスが好きな方には、かなり恵まれた環境になると思います。
あえて乱暴な言い方をすると、協働する社員が皆「イイやつ」という点です。
入社してあらためて思ったことですが、関わる人みんなが賢い・真面目・良識がある、ということは社風だと思いますし、働きやすさだなと感じます。
シンプルに「世の中に良いことをしたい」「顧客に迷惑をかけたくない」みたいな常識が通用する貴重な会社だと思っています。
性善説に立って仕事ができる、ということは、仕事において変なストレスがなく仕事に集中できるメリットではないでしょうか。
もちろん、仕事を進めていくうえでの必要な交渉や議論における対立はあります。
ビジネス推進のための議論はむしろどんどんするべきと思いますし、議論を真っ当に進められる環境が整っていることが、リクルートMS独自の強みだと思います。
本記事では、「中途入社者へのインタビュー」をお伝えしてきました。
マーケットに大きな影響力を持つ人・組織領域のリーディングカンパニーの中で、
私たちと一緒に次のステップに挑戦してみませんか?
その他「リクルートMSの実際」をデータで公開もしておりますので、是非ご覧ください。