【代表インタビュー】自らを実験台に働き方の変革を続けるレコモット。その新たなビジョンに込められた思いと世界観。 | VMV
こんにちは。レコモット採用担当です。レコモットでは、2022年初頭にビジョン、ミッション、バリューを新たにリニューアルしました。この記事では、そこに込められた思いと目指している世界観について、当...
https://www.wantedly.com/companies/recomot/post_articles/388177
こんにちは。レコモット採用担当です。
この記事は、みなさんにレコモット社員のことをもっと知っていただくための社員インタビューです。
さて、今回は、レコモットValuesを体現し、FY23上期CEO賞に輝いたプロダクト管理部 SREチーム チームリーダーの王にインタビューを行いました。
まずはインタビューの前に、レコモットValues とCEO賞についてご紹介します。
レコモットは2022年にVMV(Vision・Mission・Values)を刷新しました。
2021年に、所属部門、役職、職種、性別、年齢、在籍年数の異なる10名のプロジェクトメンバーでNext Vision Projectを立ち上げ、それぞれの立場からの多様な意見を交わし、議論を重ねて策定したVMVになります。
※詳しくはこちらの記事で (弊社CEO東郷のインタビュー記事)
半期に1度、各部門長より推薦された候補者の中からレコモットValuesに照らし合わせ、最も模範となる行動を取った1名を受賞者として決定し、全社キックオフミーティングで表彰します。
入社9年目の王です。プロダクト管理部 SRE(Site Reliability Engineering)チームに所属し、チームリーダーを努めています。
主な業務としては、自社サービスやOEMのクラウド、オンプレミスなど、複数の環境におけるインフラ設計と構築、運用全般および監視体制の構築、システム安定性と信頼性確保のためのインフラの保守作業、OEM先や関連部署に対する技術サポートを行っています。
正直、受賞できると思っていなかったので喜びと驚きが入り混ざっています。これまで行ってきたことを評価いただいたことは素直に嬉しいです。一方でリーダーとしては、メンバーにこそCEO賞を受賞してほしいと思っています。その期待から、メンバーに成長を促し、成功体験を積んでもらえるよう支援や指導を行っていましたので、自分が受賞することは想定外で驚きました。
SREは業務の特性上、日々の業務で関わりがある社員からは動きが分かりますが、関わりの無い社員には動きが見えにくいものです。そのためメンバーには日々、社員から寄せられる製品や技術的な質問に対して積極的に回答し、SREチームとして業務の可視化をし、存在感を示していこうと伝えていました。
ですので、この受賞は、私一人の功績ではなく、協力して成し遂げたチーム全体の成果と考えています。チームメンバーと努力してきた結果がこの受賞に繋がったと実感しています。
受賞にあたり気付かされたのは、周りから見るとチームメンバーの頑張りの見える化が、まだ十分ではないのだなということです。先ほどお話した通り、この受賞は私一人だけの成果ではなく、チーム全体の努力によるものであると理解しています。
ですから、今後は私だけでなく、チームメンバーの働きが周囲からより一層認知されるよう、リーダーとして更なるサポートを行っていきたいと考えています。
―――ここからは、受賞理由となった取り組みについて、レコモット3つのValuesに沿って1つずつ教えて下さい。
新しいチャレンジと既存の手法の継続とのバランスを取ることを心掛けています。
課題解決のアプローチにおいて、過去の成功経験に捉われず、新しいアイディアや技術へのオープンな姿勢を持つようにし、何か改善できることはないか常に考えています。一方で、新しいシステムを導入する際などは、導入するメリットよりも先に、導入したことによって起こる影響を考え、変更がリスクをもたらす場合は慎重に検討します。急いで導入したい気持ちもありますが、一気に行わず検証しながら少しずつ進めるようにしています。新しくするよりも、既存のままの方が安定性や信頼性を確保できる可能性が高ければ、無理に変更はしません。
SREとして、サービスを安定稼働させるというミッションを忘れずに、常にバランスを考えて検討しています。
SREなので、まずは障害が起きず継続して安定稼働ができている状態に達成感を感じます。一方で、万が一問題が発生してしまった時でも、その原因を追求し、解決に導くことができたときには達成感とやりがいを感じます。特に、迅速かつ正確なトラブルシューティングが求められる状況で、解決に至ったときの喜びは大きいです。
あとは、ルーティン作業や手動でのプロセスを自動化し、全体の効率を向上させた時は、その分、自分の労力がより価値ある作業に投資されていると感じ、楽しさや喜びを感じます。
SRE業務全体に言えることですが、チームで活動しているので、チーム全体で効果的に協力、連携し、共に課題に立ち向かって解決に導いた時は、皆と成果を分かち合い、喜びを感じることができます。やはり仕事の成功は一人でなく、チーム全体の協力が必要だと感じています。
まずは仕事を楽しむことが重要だと思います。SREの業務と合わせてプロジェクトを担うことは、周囲から見ると困難な状況に見えるのかもしれませんが、私自身はそう感じておらず、むしろ楽しんでいます。
率先して動くにあたって気を付けていることとしては、取り組む前にしっかりと明確な計画を立てることです。具体的な目標やスケジュールを設定し、優先順位をつけて作業に取り組むことで、私自身もチームも効率的に作業を進めることが可能となります。
チーム内の役割分担を柔軟に変更することで、皆で乗り越えることができました。
具体的には、プロジェクトへの参加が増えたメンバーのルーティン業務の比重を減らし、そのルーティン業務を、プロジェクトに参加していないメンバーへ振り分け、バランスを取っていました。
役割分担にあたっては、各メンバーの得意分野や経験を考慮し、最適なスキルセットを持つメンバーをプロジェクトにアサインすることで、作業の効率向上と品質向上を実現することができました。
お話した内容はプロジェクトが重なってしまった時の話ですが、通常時はメンバー育成の一環として、SREチームの業務を15個に分割し、その中からメンバー1名あたり4個程度の業務を週替わりで担当するというローテーションを行っています。
以前は、専任を決めて各業務を行っていましたので、担当者が休んでしまうと、他に対応できる人がいないという、人に依存をしている状況でした。そこに危機感を感じ、人に依存をしない体制を構築したいということと、メンバーがより幅広い業務に対応できるように成長して欲しいという想いから、業務のローテーション制を取り入れることにしました。
結果として、メンバーが成長し、対応できる範囲が広がって、徐々に人に依存をしない組織になってきたという実感があります。
私は顧客満足度の向上を常に心掛け、組織全体の視点をもって業務に取り組むことを意識しています。SREチームが組成される前は、カスタマーサポートとインフラ管理の両方を担当するチームに所属しており、その時の経験やノウハウが活かされています。営業やCREからの質問など、お客様が困っていることには、会社として迅速かつ適切に対応する必要があります。ですから、自分宛でなくても分かるものは積極的にフォローをするよう努めています。カスタマーサポートの大変さも自分が経験し、理解していますので、できる限り協力したいと考えています。
質問への回答以外では、営業やCREのお客様との打ち合わせへも、積極的に同席することを心掛けています。全ての打ち合わせに同席しているわけではありませんが、事前に相談などがあれば、同席した方が良いか判断するようにしています。
特に、正式導入前の打ち合わせにおいては、お客様先の情報システム部門の技術者が同席されることがあり、ネットワークやセキュリティなど、サービス全体に関わる重要な質問が寄せられることが少なくありません。
そのような場合は、SREチームのメンバーが同席し、直接その場で質問に回答することで、お客様が導入にあたって抱える不安や疑問を迅速に解消し、導入プロセスを円滑に進めることが可能になります。また、打ち合わせ後に持ち越す課題を極力残さないようにすることで、お客様との信頼関係が深まり、サービスの正式導入を支援できると考えています。
Fun to try.というValuesがあるように、レコモットには、チャレンジを称賛する文化があります。失敗を恐れず、むしろ失敗から学び、同じ過ちを繰り返さないことが大切だと考えていますので、チャレンジをして、小さな成功を少しずつ重ねていくと良いと思います。
・率先して動くにあたっては、まずは仕事を楽しむことが重要。また、事前に明確な計画を立て、具体的な目標やスケジュールを設定し、優先順位をつけて作業に取り組むことで、効率的に進めることができる。
・顧客満足度の向上を常に心掛け、組織全体の視点をもって業務に取り組んでいる。お客様が困っていることには、会社として迅速かつ適切に対応することが重要だと考え、自分宛でない問い合わせへ回答したり、商談に同席したりするなど、周囲への積極的なフォローに努めている。
・レコモットには、チャレンジを称賛する文化がある。たとえ失敗したとしても、失敗から学び、次のチャレンジに活かし、小さな成功を少しずつ重ねていくと良い。