羽田:…というようなことがありましてね…
羽田:…で、…が…なんですよ。分かります?その上…が…でしてね… 全体感としては…なわけですよ。マーケットも…で…
羽田:…に関しては…の…がですね、…
羽田:…もあり、結果的に…というような経緯で、エンジニアになったんです。
羽田:…聞いてます?
聴き手:あ、いえ、あの、…大物クリエイターの方ですか?
羽田:モバイルエンジニアです。
エンジニアになるまで
◆モバイルチーム 羽田
Yahoo!を経てレアジョブへ。
◆聴き手
インタビューをする為に雇われた、外部の人。
羽田:…あの、大丈夫ですかね?なんか、調子乗った人と思われてないですかね。
聴き手:少し変わった人、と思われてる可能性はありますね。こちらが色々なポーズを要求しながらパシャパシャと写真を撮ったことが原因なのですが。
羽田:滑らされたのではないかと、物凄く不安になっています。
聴き手:では、改めて教えて下さい。なぜ大学院から突然エンジニアを目指し始めたのか。
羽田:そうですね… 僕、大学院に入るまで、何一つとしてプログラミングに触れたことがなかったんです。
聴き手:学部の時は何してたんですか?
羽田:バンドに明け暮れていました。
聴き手:エンジニアの世界からは程遠いですね。熱唱してるじゃないですか…
羽田:凄く楽しかったんですが、
このままバンドマンになるわけにもいかないなと思ったんです。
学部もそろそろ卒業だしな、と。
で、その時に、
たまたま楽天のエンジニアに会って話を聞いたことがあって、その方が、物凄くカッコ良くて衝撃を覚えたんです。
正にスペシャリスト! って感じで…そこで、「あ、自分も院に進んでプログラミングを勉強してみたい」と。
聴き手:で、院に入ってさっそく勉強に取りかかったわけですね?
羽田:そうですね、手始めにC言語からだ、と思って勉強を始めました。黒い画面に向かってカタカタと猛烈に入力し始めたんです。世界一のプログラマーになってやる、と思いましてね。
聴き手:どうでしたか?
羽田:「これじゃない」と思いましたね。わりかし早めに。
まず、僕がスタートしたのが22歳くらいの時になるわけですが、それくらいの年齢だと既に物凄いプログラミングのスペシャリストみたいな奴が、いるんですよ。小2から毎日コード書いてます、みたいな。
そんな人達に、勝てるわけないですよね。
彼らは、毎日毎日キーボード叩き続けてきたんですよ、僕がドラムを叩いてる間に。来る日も来る日もパソコンに向き合ってきたわけです、僕がステージでシャウトしてる間に。
聴き手:切ないですね。
羽田:その上、C言語って、何て言うんですかね、
全然面白くなかったんです。
なんか、黒い画面に、暗号がダラダラと続いて行くんですけどね。もう、めちゃくちゃ黒いんですよ、画面が。
それがもう、物凄く苦痛になりまして…。
それで、モバイルの勉強を始めました。アップルの用意したカラフルなカッコいい画面で、ビデオの再生ボタンみたいなのを押すと動くんですけどね、
羽田:これがくっそ楽しいんです。「画面カラフルでカッけぇぇええええええええ!」
みたいな。
聴き手:極めて動物的ですね、感想が
羽田:この分野なら極めれば勝てるかもしれないし、しかも楽しい。
これだ、これしかない、と思いましたね。
聴き手:ほお
羽田:それから、だいぶのめり込みました。
大学院に通って勉強しながら、友達と一緒にアプリを作ったりしました。自分での勉強に限界を感じてインターンにも行ったんですが、気付けば5社も入り浸ってました。ドップりです。
毎日毎日モバイルアプリのことを考えて、企画練って、開発して…
モバイルエンジニアとしての成果
聴き手:成果はどうだったんですか?
羽田:結果的に、いろいろな賞を取ることが出来ました。学生の頃は、就活生向けのハッカソンを中心に、たくさん賞をとりました。一番嬉しかったのはNASA主催の世界中からエンジニアがエントリーする “Space App Challenge” というので、地滑りに対する災害防止アプリを作ってGalactic Impactという賞を頂いたことですかね。
聴き手:ほお〜
羽田:新卒でYahoo!に入ってからも社内のハッカソンで賞を頂いたり特許をとったりしました。これは、MashupAwardという300人くらいの規模の大会で2015年に準優勝した時の写真です。
聴き手:おおお〜
羽田:こっちは、HackDayと言うYahoo!主催でこちらも300人規模のイベントで、2016年に優勝した時のものです。
聴き手:めちゃくちゃ凄いじゃないですか(笑)
でも、なんで後発でありながらこれだけの成果を残すことが出来たんですか?何が要因だったんですか?
羽田:一つは、「学ばない」分野を決めたことですかね。C言語だとかその他の分野だとか。
モバイルに特化して、ある種「尖った」勉強をしてきたことが、重要な要因の一つにはなってると思います。
Yahoo!からレアジョブへ、そしてこれから
聴き手:新卒でYahoo!に入ってから転職してレアジョブ、ということなんですね。何に興味があるんですか?
羽田:インターン先で色々な会社のイケてる人達を見ているうちに、将来はCTOになりたいなって思ったんですよね。自然と。それからは、ずっとCTOになりたいと思っています。
聴き手:なるほどお
羽田:で、CTOになる為には、技術的な能力に加えて、経営的な能力が不可欠だと気付いたんです。凄く当たり前のことですが。
聴き手:ふむふむ
羽田:Yahoo!でも技術的な側面を学べたんですがレアジョブだと
自分の裁量を持って仕事ができる部分が大きいので、その分より経営的な力が付くかなと思い、
ここに来ました。
この分野は、まだスマホ領域でブレイクスルーが起きてない状態にあると思うんです。
どんな人もやってない、まだやれてない施策がたくさんあって、それに裁量を持って挑戦させてくれる土壌があったのが、レアジョブだけだったんですね。はい。
聴き手:ほお
羽田:で、モバイルモバイルって言ってモバイルアプリの開発みたいなことばかりやってきたんですけど、色々と事業を回しているうちに、
やっぱりwebについても深く理解していた方が良いということを痛感し、今、改めてwebの勉強もしています。
結局、黒い画面のやつを避けて通ることは出来ませんでした。
聴き手:それは、社内のweb関連のプロジェクトに参加するような形で勉強してるんですか?
羽田:いえ、レアジョブとは関係無く、
週末だとか業後の時間を利用して社外のプロジェクトに参画してます。
4Kの風景映像関連のサービスの立ち上げなんですが。
聴き手:どうして社外で勉強するんですか?web関連のことは
羽田:社内だとシステムが大きくなり過ぎて失敗し辛いので、単純に、社外で学んだ方が早いんです。
幸い、レアジョブってそういう、レアジョブの仕事以外のことをすることに関しても寛容なので。「勉強になるなら良いじゃん」みたいな。そのあたりも、レアジョブの良いところだと思っています。
聴き手:なるほど。
羽田:そんな感じで、モバイル、web、経営と広く学んでます。毎日、勉強ですね。
聴き手:羽田さんの取り組みと考えが、よく分かりました。雰囲気とは裏腹に、物凄く真面目な方だということがビシバシと伝わってきました。
羽田:それは良かったです。
聴き手:今日は色々、有難う御座いました。羽田さんによるモバイル事業の発展、陰ながら楽しみにしております。