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デザイナーとエンジニアの有効なコラボレーション事例

複数職種で仕事をするには

みなさん、いつも仕事をされる時ってお一人ですか?複数人ですか?
事業会社のデザイナーのみなさんは、チームで案件に取り組まれることが多いんじゃないでしょうか?
デザイナーとエンジニアやプロデューサーなど複数職種が効果的に協力するためには、適切なコミュニケーションが不可欠ですよね。

お互いの専門性を尊重し、適切なタイミングで指摘し合うことで、より良い成果物を生み出すことができますし、チームメンバー同士がお互いのスキルを尊重し、建設的な意見を出し合うことで、より良い協力関係を築いていくことができます。

今回は、デザイナーとエンジニアのコラボレーションにおいて、お互いの業務範囲を超えてコミュニケーションを行うことの有効性を具体例を交えてお話ししていこうと思います。

共通の目的を持って、指摘し合う

デザイナーとエンジニアの協力は、プロジェクトの成果に大きな影響を与えます。

お互いの役割を超えてコミュニケーションをすることで、相乗効果を生み出すことができます。
そのために単なる役割分担だけでなく、共通の目的を持った上で、お互いのスキルを活かしたコラボレーションをすることが必要です。

今回はある新機能開発のために、業務範囲を超えて改善点を指摘しあったエピソードをお話ししたいと思います!

要な仕様は細かな部分までとことん話す

私たちデザインチームは、ラクマにおける事業者ユーザー様に対しての管理画面作成プロジェクトにここ最近取り組んでいました。
仕様についてエンジニアとデザイナーで会話をしながら認識合わせをしていく中で、一つ体験としてうまく行っていない箇所があることにお互い気づきました。

問題点としては、商品情報を入力するとその情報に紐づいた在庫情報が自動的にフィルインされてしまうため、ユーザーさんが在庫情報に気づかないという問題がありました。
これによって、後からユーザーさんが商品情報を直したい時に、直さなければならない全ての情報を認識できないという問題が起きていました。

解決策として、まず自動フィルインをやめ、ユーザーさんが自ら情報を入力することが必要になるフローへと変更しました。
これによってユーザーは任意でそれぞれの項目に入力することになり、その商品を修正/編集するときに何を直すべきかを理解しやすくすることができました。

これは仕様を理解しているエンジニアと、体験に責任を持つデザイナーが密に会話を行っていなければ気づけず、また解決できなかった問題でした。

またエンジニアだけでなく、このプロジェクトチームのメンバーはビジネスもプロデューサーもみんな熱量が高く、ユーザーインタビューやユーザビリティテストに積極的に参加・傾聴に来てくれるんです(いつもありがとうございます!)

自分の守備範囲だけに取り組むのではなく、チーム全員がユーザー視点を持とうという意識で話し合いを重ねたことで今回の機能がより良いものになったと考えられます。

職務を超えて一緒にいいものを作ろう

今回はラクマの管理画面作成プロジェクトの例から、デザイナーとエンジニアのコラボレーションにおいて、お互いの業務範囲を超えてコミュニケーションを行うことの有効性についてお伝えしてきました。

今後も、単なる役割分担だけでなく、お互いのスキルを活かしたコラボレーションと越境の上、チーム一丸となっていいものを作っていこうと思います!

楽天グループ株式会社ラクマ開発課では一緒に働く仲間を募集しています
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