この記事は Rakuten Rakuma Advent Calendar 2022 の5日目の記事です。
どうもこんにちは!
楽天ラクマ SREチームのMorixです。
ラクマのいくつかのチームでは「ランダムペアワーク」という取り組みを行い、リモートワーク下のチーム内コミュニケーションの活性化を促進しています。
今回はこの取り組みについてご紹介したいと思います!
ランダムペアワークとは?
週1などでチーム内の誰か1人とお話する機会を設けるものです。
- 目的
ズバリこんな目的でやってます。
- みんながやってるタスクに関しての理解を深めること
- チーム内の交流を増やす
- 目的の背景
私の所属してるチームでは、リモートワークになってから人と話す機会がグッと減った感覚がありました。
特に、雑な相談みたいなのがかなりしにくくなった印象です。(例:ちょっと聞いてくださいよ、○○の件こういう感じでやろうと思うんですけどどう思います?みたいなやつ)
あとオフラインであれば、近くで話していることが聞こえてくるのでみんながやってるタスクの内容もぼんやり頭に入ってたり、話に入っていったりできますがリモートだとそういうのができません。
また新入社員の人との交流もなかなか機会がなく、質問があった場合くらいしかZoomで話す機会がないということもありました。
そんなこんなを解決したいなーと思い、ランダムペアワークということをやろうと思いました。
ランダムペアワークのやり方
毎週金曜日に、ペアをランダムで決めます。
SREチームではSlackのBotが金曜日にペアを決めて通知してくれます。
ペアが決まったら、次の週のどこかに30分〜1時間のMTGをセットし、ペアワークをします。
話す内容は以下のようなものです。
- いま自分がやってるタスクの説明
- タスクで抱えている悩み相談
- タスク以外で仕事で困ってることや疑問の相談
- 仕事以外のこと(雑談)
- ペアプロ的なことでもOK
つまりなんでもいいので誰かの喋ろうねってことです。
↓ざっくり話してる内容の例
ランダムペアワークの効果は?
チームに導入して1年以上経ってます。
その効果ですが「チーム内コミュニケーションが活性化した」と感じてます!
ちょっとした相談をしやすくなった
リモートワークでちょっとした相談って前述のとおりしづらかったんですが、ランダムペアワークで誰かと1on1で話す機会が生まれるので、「わざわざ声かけてZoom開いて相談する」という手間や相手への気遣いがなくなります。なのでラフに相談ができるので、色んなものの精度が上がった気がしてます。
ちなみにどんな相談があるのかというと
- いま設計(実装)こうしてるんだけど、どう思う?
- ドキュメント書いててレビュー持っていこうと思うんだけど、その前に一緒に見てもらえる?
- ここの動きちょっとわからないので教えてほしい
相談内容にレベルが高いとか低いとかないので、気軽に相談していくのがいいと思います!
相手がやってるタスクへの理解度が上がった
私はランダムペアワークの際に「いま自分がやってるタスクの説明」をよくやってて、相手にもやってもらってます。
SREチームでは個人個人が別のタスクをやっていて、他の人がやってることはなんとなくわかる程度です。とはいえそういう状況だと属人的になってしまうので、自分のやってることを相手に知ってもらって(逆も然り)、お互いのタスクの理解を深めました。
もちろんチーム内でタスクの設計や実装をレビューしていますが、1on1のほうがより細部を伝えやすいのです。そのおかげで、設計や実装のレビューのときも理解を深めてもらった上で見てもらえるので安心感があります。
あとタスクの説明をしてる中で、相手に相談したい内容も思い浮かんだりしますので「いま自分がやってるタスクの説明」をするのはおすすめです!
雑談の機会が増えた
仕事関係でトピックがない場合は雑談してます。趣味の話とか子供の話とかですね!ランダムペアワーク導入前は、チーム定例のときにちょっと雑談がある程度でした。
コロナ禍以後、チームでランチや飲み会など行く機会がなくなったので、貴重な雑談の場になってます。
まとめ
ランダムペアワークとは、週1などでチーム内の誰か1人とお話する機会を設けるものです。リモートワーク下でチーム内コミュニケーションが減ってしまったのでこの仕組みを考え導入してみました。
導入すると
- ちょっとした相談がしやすくなる
- 相手のやってるタスクの理解度が上がる
- 雑談の機会が増える
などの効果があり、チーム内のコミュニケーションが活発化しました。
リモートワークで同じような課題を持ってたらぜひ導入してみてください!!
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