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リクルートのUX組織の特徴

こんにちは、プロダクトデザイン本部(旧サービスデザイン本部)の若林です。

2020年2月18日に開催するMeetUPイベントにて、リクルートのUX組織が実践している「ナレッジシェアの仕組み」と「具体的な案件のナレッジ」を社外初公開いたします。

ここでは、イベントに先立ちましてリクルートのUX組織の特徴をご紹介します。

リクルートのUX組織の特徴

リクルートは、多種多様なマーケットで数多くのネットプロダクトを運営しています。

リクルートテクノロジーズのプロダクトデザイン本部では、各プロダクトの「ユーザ体験価値(UX)」と「ビジネス価値」を高める案件を企画・設計しています。


シゴトの一例

どのような案件を実施しているか、SUUMOの例をご紹介します。


このようなユーザビリティ改善や新機能開発について、日々、企画・設計しています。

その際は、定性的な声や定量的なデータといった根拠を集めながら、カスタマー・クライアントが抱える課題を整理し、改善していきます。改善計画を策定する企画の上流工程から始まり、要求定義、I/A・UI設計、デザインディレクションといった具体的な設計業務、またデータサイエンティストやエンジニア、営業部との協業、経営陣との合意形成などに至るまで携わることができるため、業務の幅は広く、裁量が非常に大きいのが特徴です。

プロダクトデザイン本部の組織ミッション


組織としてのミッションは、「多様なデザインのプロが集合知を活かし合い選ばれるサービスを生み、育て続け カスタマー・クライアントの今日よりも明日をもっとよくしていく」です。

この言葉の中には、特に重要なポイントが2つあります。

ポイント① 選ばれるサービス

サービスは「一番優れている」「好き」でないと選ばれません。「一番優れている」状態にするためには、他にない新たな価値の創出が必要です。そして「好き」になってもらうためには、他にない好意の醸成が必要だと考えています。

私たちは、これらを実現する組織として必要な職能を、調査・分析・企画・進行するスキルと、デザインマネジメントスキルだと定義しています。


この5つの職能を「UXデザイナー」「デザインディレクター」の2つの職種に集約し、戦略的に人材を育成しています。(人材育成については別の機会にご紹介します)


ポイント② 集合知を活かし合う

リクルートの「事業多様性」と「ボトムアップ文化」は、成功と失敗からの学びが指数関数的に蓄積されるという、世界的にも珍しい環境です。


この特性を最大限に活かすために、ナレッジのシェアを仕組み化しています。
デザインのプロたちが、多様なプロダクトを日々改善する中で編み出したUXナレッジをいつでも引き出すことができる仕組みです。

リクルート横断 UX系ナレッジシェアの仕組み

<ナレッジシェアの仕組み(一例)>
・案件データベース   (現在 約260案件)
・ナレッジシェアイベント(毎Q開催)
・オンライン動画研修  (現在 10講座)

これらの取り組みからは、既に大きな成果が出ています。

<社内のUX担当者の声(抜粋)>

「案件データベースにあるヒット案件を参考に、担当プロダクトでも実施したところ、CV数を大幅に増やすことができた。」
「イベントでシェアされたUX企画事例は、本質的な課題を解決するTipsが満載で刺激を受けた。提供価値が大きいソリューションを作っていこうと奮い立った。」
「オンライン動画研修の学びを基にCV改善案件を検討した結果、ABテストの勝率を大幅に上げることができた。」

このように、リクルートのUX組織では集合知を活かし合うことで、プロダクトの進化を加速しています。また同時に、所属メンバーひとりひとりのスキルアップも加速しています。

2020年2月18日のMeetUPイベントでは、このナレッジシェアの仕組みと、実際にシェアされた案件の実例を社外初公開します。

ぜひご参加ください!

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