こんにちは、株式会社カルテットコミュニケーションズの採用担当/中村です。
今日は、Google Partners Exchange Meeting 2023でGoogle 広告成功事例(Best Practice Award)に取り上げられた、川﨑建人さんにインタビューを行いました。
Google Partners Exchange Meeting 2023 のダイジェスト動画はこちら
―自己紹介をお願いします。
1994 年11月27日生まれ、滋賀県出身。大学卒業後、半導体専門商社(上場)に国内・海外営業として就職。商社在籍中に、個人事業として、WEB・SNS を活用したリサーチと集客で、「TOEIC145 点の人でも 800 点が取れる勉強方法」のコンテンツを PMF。独自で商品開発・販売・支援を行う。2020 年、WEB 業界へ本格ジョインするため、SNS 運用、Web デザイン・SEO コンサルのベンチャー企業に移籍し、多岐に渡って経験を積む。2021 年、弊社へ入社。”管理画面を見るだけじゃない Web 広告運用者”として業界定義を変えるべく、商社時代に築いた現地・現物・現実の精神でリスティング広告を始めとした施策支援を実施。少額から大型案件までの商品設計から集客・販売・リピート施策までの支援を行う。
崖っぷちのスタートライン
-前職に見限られてからの再起、その第一歩
QCに入社する前も、運用者としてお仕事をされていたんですよね?
はい。ですが、前職では実はお荷物のような扱いをされていたんですよね(笑)SEOや広告運用を1年半つづけていましたが、成長した部分をみせることがなかなかできなくて、「川﨑くん、才能ないよ」と告げられましたね。
「マーケティングの本質はコミュニケーションなのに、今なにをすべきか見えてない。ノウハウをやってるだけでお客さんのことなんてこれっぽっちも考えてないでしょ」と言われましたね。今なら、なぜそう言われたかがわかるんですが、当時は大きな衝撃を受けたことを覚えています。
-チャレンジを受け入れる文化の中で、成長を目指す
そんな中で、カルテットに応募してくれたんですよね?
そうですね。前職でコテンパンに言われてはいましたが、僕としてはマーケティングが好きでしたし、もう一度頑張りたいという気持ちが強かったです。社会人1年目から名古屋に来たのですが、すごく馴染みを感じまして(笑)名古屋で働きたい気持ちがあったので、名古屋でマーケティングができる会社を探していました。会社の採用特設サイトやWantedlyを見て、カルテットには、人と人とのつながりを大事にしているところや「挑戦を推奨し、失敗してもそれを成長のタネと受け入れる文化」がありそうだなと思って応募しました。
実際どうでした?
正解でしたね(笑)カルテットはチャレンジに対して【アリ】の文化がありました。前職と比べて、仮に失敗したとしても、それを挑戦の結果として前向きに捉えてくれる風土を感じています。
僕の持論ですが、運用者は検証を重ねて改善につなげることが重要。なので、最初はどんどん失敗をした方がいいと思っているんですよね。自分の中に運用経験値をためて行かないと何も進まないんです。カルテットはプロセスに対してもいいね!があって、アクションしやすい。それが好循環を生んでいるし、受け止めてくれる環境・フィールドがとてもいいと思います。具体的にいうと、運用に対する施策に対して、広告代理店業界の最前線をトップスピードで10年以上走り続けているような経験者から、あーしたほうがいい。こうした方がいいをドンドンくれるんですよ。他社でもそれがあるかっていうと、必ずしもそうじゃないわけです。運用理論の研修も、他部署も参加してOKとか。そうやって頑張る人を応援する風土がありますよね。
他社からきたからこそ、この違いをとても感じます。
広告運用について向いてないと言われてから、自信を取り戻すきっかけになったことはありますか?
本当に最初なんですが、実は入社して3日目にありました。きっかけは、Google広告の資格を取得したことから始まっています。資格をとったことで自信がついたというよりは、資格をとったことを評価してくれる環境に対して、もっと頑張っていこう!という気持ちが芽生えたんです。当時の教育担当が、経営企画部長の鈴木さんやコンサルティング部マネージャーの伊吹さんでしたが、教育期間中は、常に質問ウェルカムな雰囲気がありましたし、僕が直面する問題に対して具体的な解決策を提示し、実践的なスキル向上をサポートしてくれました。そうやって、前を向いてどんどんアクションをしていきたい!というマインドになったことで、仕事への姿勢が変わりましたね。
他の会社だと、運用スキルは目で見て盗めみたいな雰囲気や、実践の中で自分流に学びながらやっていけみたいな状態が多い中で、先輩からの手厚い応援を受けられたことで、自信がついていったと思います。教育期間を終えたあとは、広告運用が前よりも好きになっていましたし、心が燃えていたので業務時間外にも勉強を続け、学んだことを実務に活かすために仮説と検証のサイクルを繰り返しましたね。この継続的な努力が、実際の業務での成果に直結していると思います。この下積みの経験は、僕の大きな資産になりましたし、成果を出すための具体的な行動へと繋がり、僕自身の能力をさらに伸ばすことにも役立ったと思います。
成功への兆しと結果
-Google Partners Exchange Meeting 2023でGoogle広告の成功事例へ
お客様に対して成果を出すためにとった具体的な運用手法や、施策とは?
運用理論の部分にもなりますね(笑)深い話になりますが、「アカウントの土台にメスをしっかり入れる」というスタイルを、自らの運用ポリシーにしています。基礎・土台がガタガタだと、Googleを始めとするメディアの力を利用しても、お問い合わせ獲得のための広告効果が発揮されません。
どんな建物も強固な土台なくして、家や高層ビルは建ちません。ゼロに100掛けようが、1億掛けようがゼロになる真理と同義ですね!
お客様の目指すべき目標を把握をした上で、媒体社からリリースされるトレンドを把握。把握した上で、社内事例を模索して運用方針とスケジューリング設定、顧客への共有と運用実行に移ります。
(3つの視点から考えて施策スケジュールの設定・実行に入ります。)
今回、成功事例に選んで頂いたお客様に関しては、一昔前のアカウント構成で運用が進行されておりました。土台がトレンドを考慮した強固なものになっていなかったわけです。目標としてはコンバージョン数(以下、CV数という)、コンバージョン単価(以下、CPAという)を昨対比で改善することでした。
僕の立てた仮説では、古いアカウント構成にメスを入れてトレンドを踏まえた再構築を行う+「Google AI」をフル活用することで、CV数、CPAが改善に向かうと推測しました。手動入札から自動入札へ変更、拡張テキスト広告をレスポンシブ検索広告への切り替え等の施策を実施した結果、昨対比CV数:+96%、CPA:▲54%と大幅に数値改善。広告予算も増額したため、弊社の売上拡大にも寄与しました。ポリシーでもある「土台からメスを入れる」をきちんと実行したことで、無駄な広告費をカットし、お問い合わせ数を向上させることができました。
Google Partners Exchange Meeting 2023の様子
広告代理店で大切なこととは?やはり運用スキルなのでしょうか?
もちろん運用のスキルも必要です。ですが、やはりそれだけではありませんね。前職で「マーケティングの本質はコミュニーケーションなのに、今なにをすべきか見えてない。ノウハウをやってるだけでお客さんのことなんてこれっぽっちも考えてないでしょ」と言われた通り、運用のスキルだけでは、運用広告はできません。
必要なのは、お客様とともに築き上げた信頼関係や、チームメンバーからの強いサポートがあったからこそです。仮説と検証を繰り返すためにも、お客様に信頼してもらい、ご納得していただいた上で運用をします。そのためには、日々のコミュニケーションに注力しています。また、運用理論は僕一人で考えているものではありません。カルテットの運用チームに気軽に相談できる環境があるからこそです。そして、請求書の発行やアカウントの作成まで考えると、お客様一人一人の運用は、カルテット全体で行っています。そうやって、みんなで作り上げたものが今回表彰されたと思っています。
下積み時代の話から、今大切にしていることまでたくさんのお話をありがとうございました!!
-
カルテットコミュニケーションズでは、人と人とのつながりを大切にするという社風を掲げ、社会に求められている人材を育てる教育カリキュラムをご用意しています。未経験でも、広告代理店で社会に貢献したい、経験者の方でさらに飛躍したいという、あなたのご応募をお待ちしております!