私は熊本出身で、高校時代は野球に明け暮れ、福岡の西南学院大学に進学しました。商学部経営学科を選んだのは、父親が働いている金融業界に興味を持ったから。大学ではWスクールで会計の勉強もしました。
就活を前にして「自分は人生を通じて何をしたいのか」を考え抜き、出た結論は「九州地域の活性化」。自分が生まれ育った地に恩返し、恩送りをしていきたいという気持ちが強く、これを人生のミッションと定めました。
まずは地元熊本の肥後銀行に就職。26歳のとき、九州で唯一経営/財務コンサルティングや投資ファンドを中心とした投資業務もできる株式会社ドーガンに転身しました。5年弱の在籍中、2017年10月には事業承継と事業再生を支援するファンドを立ち上げ、数十億円規模の調達と運用に関わり、忙しくも大変充実した日々を過ごしていました。
ファンドがひと段落して、やりきった感があった2018年11月。運命の出会いが訪れました。会社の勉強会で、クアンドの下岡さんがプレゼンされたんです。そのときの衝撃たるや。自分と同じ年代で、第4次テクノロジー革命の波に合致する事業で、私の人生のミッションに重なるところが多い。それに、人柄も魅力的。その瞬間恋に落ちて(笑)、一緒にやりたいと思ったんです。
「興味があります」と連絡して、年明けに2人で飲むことに。そこで話がまとまり、2019年8月1日にクアンドの取締役CFOに就任しました。
私の主な役割は、会社を経営していく上でのお金の管理と、必要なタイミングでの資金調達。これまで培ってきた経験やネットワークを生かしていけば、社会にインパクトを与えられると信じています。
そしてその先にあるのは、私の人生のミッションである九州地域の活性化。私個人としては経営と財務のスキル、クアンドとしてはテクノロジーという強みを存分に発揮して、九州を元気にしていきます。