なにをやっているのか
現場のリモートコラボレーションツールSynQ Remote(シンクリモート)
お客様の現場でプロダクトが使われている様子
クアンドは、製造や建設、メンテナンスといった現場仕事に特化したビデオ通話アプリSynQ Remote(シンクリモート)を開発・販売しています。現場の対象物を双方向からポインタで指し示す視覚的な機能などによって、遠隔からプロが判断・指示することを可能にします。2030年には約38万人の人手が不足すると言われている製造業をはじめとするあらゆる現場において、技術者不足の解消や設備稼働停止時間の削減に貢献しています。
2020年の発売以降、安川電機や大東建託などの大手企業への導入が進み、2022年には「ICCサミット」や「B Dash Camp」をはじめとしたスタートアップの登竜門とされるピッチイベントでも優勝を重ねています。
SynQ Remote(シンクリモート)は現場と現場をスマホひとつで繋ぎ、「あれ、これ、それ」が伝わるリモートコラボレーションツールです。リアルタイム映像を双方で見ながら、指示やサポートが受けられます。映像をポインタで指したり、騒音状況に合わせてチャット機能を選べたりと、現場に特化した機能を搭載。遠隔からプロフェッショナルな判断を可能にすることで、人手不足・技術者不足、技術承継、労働集約型からの脱却といったあらゆる現場に共通する課題を解決します。
将来的には、物理的に分散した多様な労働力を中央に集め、適切な時に、適切な場所に労働力を提供していくための現場版コールセンターやヘルプデスク、さらには現場力の輸出を可能とするプラットフォームの構築というビジョンを描いています。我々は、時間・空間・言語の壁を越えて、現場の知を繋いでいきます。
なぜやるのか
CEOの下岡は大学院を修了後、P&Gや博報堂コンサルティングで経験を積み、2017年4月、株式会社クアンドを立ち上げました。
北九州を起業の地に選んだ理由は、地元である北九州が「UPDATE THE INDUSTRY」というミッションを実現する「起点」となる地と感じたから。
我々はQUANDO DNAとして「地域産業・レガシー産業のアップデート」を掲げています。
産業は時代と共に変化し、栄枯盛衰を繰り返していくもの。大切なことは、産業を衰退させないことではなく、産業を次のあるべき姿にアップデートしていくこと。その過程で、企業は姿かたちを変え、働く人はスキルや価値観を変え、そして地域の文化も変わっていく。クアンドはその変化の「きっかけ」を提供し、地域産業・レガシー産業が次の時代の産業へとアップデートしていくお手伝いをしたい。世界中の人々、企業、地域が「自分らしく」輝ける社会を目指して。
【日本の現場力こそ世界に通用する価値になる】
ベテラン技術者に属人化した知識や経験を、いつでもどの現場でも活用できるようにしたい。P&G時代のグローバル製造ライン立ち上げ経験や家業の建設業の課題をきっかけに、なぜ現場の遠隔支援ツールの開発に取り組んだのか、代表下岡のストーリーが語られているYouTube動画です。地域の課題を解くための新しい産業が、雇用を作り、文化をつくっていく。福岡・北九州で事業を行う私たちはそう考えています。
動画はこちら
https://youtu.be/hHU86HLswf8
どうやっているのか
20代〜30代のメンバーが中心となって事業を推進しております。
現場主義を貫いており、現場に足を運んで顧客の声を聴きながらプロダクト開発を行っています。
「現場仕事に従事する人を時間・空間・言語から解放し、「知」を繋ぎ能力を最大化する」ことをミッションに、2030年までに現場のスタンダードツール(相棒)になることを目指しています。
そんな私たちの根底にある考え方はこちら。
【QUANDO VALUES】
◆そもそも思考
「そもそもなぜこれをやるのか」「そもそも誰のどういう課題を解こうとしているのか」を考え、相手の期待を超えた価値を提供しよう。表層ではなく本質を捉え、いまの一歩の意味を常に意識しよう。
◆ユーザーとともに
ユーザーを深く知り、現場を変えていくパートナーとして信頼されよう。ユーザーの想像を超えるワクワクする未来を描き、一緒にその世界を創ろう。
◆未来起点
現状からの積み上げではなく、ゴールまでのステップを明確にし、いつまでに何をやるべきか逆算しよう。未来を起点として目の前の課題に取り組もう。
◆種を生み育てる
惜しまずに発信し、尊重しよう。そのための環境や仕組みを作り、みんなで昇華させよう
◆最後は自分軸
ユーザーの未来やそもそもの課題をとらえた上で決断をするが、最終的にどちらにするか決めかねる場合もある。そんなとき、大切にしたいのは自分の決断を愛せるかどうか。