支払いサイトとは?
皆さんは支払サイトって知っていますか?
何も知らないまま聞くと、インターネットのwebサイトか何かだと思ってしまいますよね。でも実はこういったサイトとは全く関係のないものなのです。
では、結局支払いサイトとは一体何なのでしょうか。
みなさんが何か商品を購入するときには、お金を支払う方法がいくつかありますよね。
例えば、商品が手元に届く前に支払いを済ませる前払いや、購入するときに代金を支払う商品引渡時支払いなど。
こういった支払い方法の場合には、お金を払うと決めてから実際に支払われるまでに"待ちの時間"が存在しません。
しかし、この"待ちの時間"が存在する支払い方法があります。
その代表的なものがお給料です。正社員だと大抵の場合、給与額が月末に決まり、その翌月末ごろに振り込まれますよね。
この金額が決まってから支払われるまでの期間、つまり"待ちの時間"のことを、支払いサイトと言います。
webサイトなどと混合してしまわないように、当て字を使って「支払い債渡」と表現されることもあるので注意しましょう。
一般的な支払いサイトとは
よく使われる支払いサイトには30日と60日があります。
とはいえ唐突に30日や60日と言われてもよく分からないですよね。そこで、ここでは30日サイトと60日サイトを例にあげて、サイトの仕組みについて詳細に説明します。
◯30日サイト
月末締め翌月払いのことを指します。
例えば、5月31日まで働いた分の給与が6月30日に支払われるときの締め日は5月31日であり、支払い日は6月30日です。
締め日から支払い日までの期間が約30日間あるので、これを「30日サイト」と呼びます。
◯60日サイト
月末締め翌々月払いのことを指します。
先ほどのように、5月31日まで働いた分の給与が60日サイトの場合はいつ支払われることになるでしょうか。
「60日サイト」ですので、締め日から支払い日までの期間が今度は60日です。
つまり、5月31日までの給与は7月31日に支払われることになります。
働いた分の給与が2ヶ月後に支払われるなんて少し遅いのではないかと心配になることもありますよね。
しかしフリーランスの場合は、支払いサイトを長めにしておく方が得策なこともあります。
フリーランスとサイト
フリーランスになるときに、まずはどれくらいのサイトで支払ってもらえるかしっかり確認しておきましょう。
支払いサイトが短いのは良くない、必ずしも長めであるべきだという訳ではありません。しかし、先々を考えると、可能であれば支払いサイトを長めにしておくことをお勧めします。
どうしてもフリーランスには保証が少ないです。案件が途切れてしまったり、改めて転職活動をしようとするときなど、様々な"もしも"の場合に給与が減ってしまったりなくなってしまう可能性があるのです。
長めのサイトをおすすめするのは、こうした"もしも"に備えるためです。
例えば、フリーランスのAさんが8月いっぱい転職活動に専念して仕事を全くせず、9月から正社員として30日サイトで働いたとします。
フリーランスのときの支払いサイトが30日と60日では下記のような差が出ます。
30日サイトだと給与が発生しない期間が出てきてしまいます。しかし、60日サイトの場合は、締切日から支払い日まで2ヶ月もの猶予があるため、ひと月程度の余裕ができます。
その代わりに、支払いサイトを長めに設定すると、フリーランスとして活動を始めてから数ヶ月間は下記の表のように給与が支払われないことになってしまいます。
とは言えある日突然フリーランスになる訳ではないので、貯金をしておくなど、ある程度の備えをしておけばこの問題は解決できます。
PSAでは
PSAでは受注している案件ベースにはなりますが、弊社に30日サイトで入ってきた場合には、+5日の35日を支払いサイトとするように定めています。
また、支払いサイトを長めに設定するとどうしても生活が厳しくなってしまう方向けには、初月の売上の半分を先払いするというサポートも行なっています。
詳細は別途記載していますのでよければそちらをご覧になってください。