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最強のエンジニアリングチームを作るため招かれた、テクニカルディレクターのお話

梶原洋平(かじわら ようへい)

1980年埼玉県出身。東北大学工学部卒。2001年、プロサックス奏者としてバンド「Long Shot Party」に参画。『NARUTO-ナルト-疾風伝』や『続・夏目友人帳』のOPなど数多くのタイアップでヒットを生み、2010年末まで活動。解散後は音楽ディレクターとして音楽プロデューサー集団「agehasprings」に参加。2014年に「BIRDMAN」に加わり『UNLIMITED STADIUM』(NIKE)、『Flying Shoe Store』(crocs)などを手掛ける。2019年3月からPARTYに参画。

今までどこで何をやっていたの?

バードマンというデジタル広告プロダクションでテクニカルディレクターをしていました。バードマンは提案型のプロダクションだったので、クライアントからこういうことをやってみたい、こういう層にリーチさせたい、というざっくりとしたアイデアを持った状態で話が来ることが多く、それを具体的に形に落とし込んでいくといった案件を得意としていました。

テクニカルディレクターってどんなことをやるんですか?

クライアントからの要望に、テクノロジーの視点での実現方法や、より企画段階から入った時にこういう技術を使ったこんなアイデアもあるよ、などとソリューションを提案しつつ、アプリの設計から実装まで一環で行なっていました。案件の中で、クライアントとプログラマーのコミュニケーションのハブになるイメージです。僕が一度両者の間に入って吸収し、要望で難しそうなものがあったら代替案を出したり、またどうしても実現自体が難しそうであれば、「それがなぜ難しいのか」を噛み砕いて説明します。

それから、メンバーのアサインもテクニカルディレクターの大切な役割です。「このメンバーはこういう技術が得意、だからこの仕事を任せよう」「ここはあの子に任せた方が進行がスムーズに行きそうだな」などと詰将棋のようにチームを作ります。メンバーとコミュニケーションを取って、それぞれの持ち味を生かしながらローンチめがけて開発をしていくんです。ただ、そうやってディレクターとして進めてはいるけれど、何かあったら全てのパートを自分でも実装出来るようにしておく。万が一、途中で問題が起きた時にはバックアッププランに切り替えたり、自分で巻き取る必要があるためです。

クライアントの希望を叶えることも、メンバーが最適な仕事を出来るように環境を整えてあげることも、どちらも大切なんです。テクニカルディレクターというと人によって色々なスタイルがあるのですが、それが僕の場合の役割ですね。

なぜPARTYへ?

やっているサービスも興味があるし、ビジネスのコンサルっぽいこともしていて面白いなと。PARTYには自分が全然知らないことがたくさんありそうだな、と思ったんです。たくさんコードを書きたい、というのももちろんなのですが、僕が今までやって来たことを生かすのであれば、もっと幅の広さを持っている場所で勉強したいなと。企画の段階から入って、両方の枠で物事を見ながら、ちゃんと世の中を変えることが出来る。それが実現可能な場所として PARTYは素晴らしいなと思ったんです。

これからPARTYで実現したいことは?

会社それぞれ、カルチャーやメンバーの色があると思うので、PARTYにあった感じでやっていきたいなと思います。開発メンバーは現状、一人一人独立しているので、そこをもう少しチームとしてまとめて「PARTYのエンジニアチーム」としてブランディングをしていきたいですね。

僕は人が自分の価値をあげたりとか、単純に有名になるのに一番早い方法って、まずチームが有名になることだと思っていて。スラムダンクでいうと、湘北が優勝するのが一番早いんです。そのチームの中の誰、という感じで有名になっていく。そうやってチームと個人で価値の相乗効果を生んでいく、みたいな。

PARTYはアイデアや課題に対するテクニカルの使い方がとても面白いですし、そこがPARTYの強みです。今後はその強みをより磨いていくと同時に、優秀な技術を持ったチームとしてもっとエッジを立てていきたいですね。僕が入ったからには、最強のエンジニアリングチームが出来上がるはずですよ。たぶん(笑)。


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