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元音楽教師、一般企業に就職する

自社メディアのリニューアルや新規事業の立ち上げに伴い、新メンバーを絶賛増員中のプレマシード。今回は2024年4月に入社したばかりの中途社員のパーソナリティを掘り下げ、プレマシードを選んだ理由やこれから実現したいことをインタビューしていきます。

第1弾は、音楽に彩られた人生を歩んできたプランナーの小磯さん!

芯の強さを感じさせるのに、実はおっちょこちょいというカワイイ一面もあったり。音楽とどのように関わり、なぜ教育メディアを手掛けるプレマシードに転身したのでしょうか。インタビュアーは藤原が務めます!

音楽と共にあった学生時代。幼少期からの夢を叶え、音楽の教員に


— まず、小磯さんの自己紹介をお願いします。

埼玉県で生まれ育ち、大学卒業後は埼玉県の公立中学校で音楽の教員になりました。2024年4月にプレマシードへ転職し、2週間が経ったところです。


— 音楽はどのようなきっかけではじめたんですか?

小学1年生の時にピアノを習いはじめたのがきっかけです。習い事が好きな子どもで、公文、習字、スイミングなどいろいろ習う中で一番長く続いたのがピアノでした。ただ、当時は「ピアノを弾くのが大好き」というより、「発表会に出てみんなに注目されるのがうれしい!」という感じでしたね。目立つのが好きだったんです(笑)

音楽の先生になりたいと思うようになったのは小学5年生の時でした。興味のある音楽や楽器に何でもチャレンジさせてくれる音楽の先生と出会い、「私も音楽の先生になりたい」と志すようになったんです。高校生になってもその夢を一途に追い続け、大学では教育学部に進学しました。


— 子どもの頃からの夢を叶えるために教育学部に進んだんですね! 大学では、ピアノと向き合う上で変化したことはありますか?

ピアノをはじめた当初は目立つための手段でしたが、大学1年の時にピアノコンチェルトを2台のピアノで演奏した際、人と演奏する楽しさに目覚めたというか、心がときめいたんです。ときめきを知ったことで「演奏することの楽しさを子どもたちに伝えたい」と、教員になってやりたいことがはっきりしました。

また、大学2~3年生の頃に終末期の患者さんをケアする緩和ケア病棟で演奏したことをきっかけに音楽と福祉のつながりに関心を抱くようになりました。そこから特別支援など教育についても広く学ぶようになりましたね。



教員は忙しい。だから、教員をサポートする存在が必要


— 教員になった頃はどんな先生になろうと思っていたんですか?

人間味のあるやさしい先生になろうと思っていました。赴任した中学校では文化祭の日に合唱祭も行っていて、生徒が練習に必死になる姿や授業後に歌いながら教室へ戻る姿を見ると教え甲斐があり、教員になって良かったと感じましたね。


— 子どもの頃からなりたかった職業に就いたんですし、やりがいは大きいですよね。逆に、ギャップってありましたか? ニュースでも教員は忙しいとよく聞きますが。

企業だと入社年次や部署によって任される業務が違うと思いますが、学校では年次なんて関係なくみんな等しくいろいろな仕事を任されるんです。学校行事の練習日程を作ったり、式典の準備をしたり、細かいものだと放送機器の整備をしたり。「あっ、これもやらなきゃいけないのか」という、教育実習では気付けない仕事がたくさんありました。テストの前後や成績評価などの特に忙しい時期は「部活動の顧問を外部委託できればなー」と思っていましたね。「実績のあるコーチに頼んだ方が生徒も伸びるのにー」って(笑)

そういう意味では、学校現場って親切すぎるところも多くて。進路の調査書は封筒のフタの中央に正確に割印を押さなきゃダメ、みたいな。傍から見ると「そこを気にする高校関係者っているのかな?」と思うかもしれませんが、万が一生徒の不利益になったら申し訳ないので細心の注意を払います。


— やっぱり教員になってみなければわからないことってたくさんあるんですね。

実際に教員を経験したことで、「もっと教員をサポートする存在が必要だ」と思うようになりました。子どもは教員がサポートします。でも、教員をサポートする存在はいません。しかも、SNSのトラブルなど教員が感知できない問題も増えています。副担任や担任を経験する過程で、「教員をサポートできる仕事があればやってみたいかも」と教育との関わり方を改めて考えていましたね。

また、副担任の時に不登校の生徒を対応することもあり、全日制高校の情報収集だけでも手一杯なのに通信制高校まではとても手が回らないと実感しました。不登校や療育など個別のサポートを求める生徒に対してどう働きかけていくか。この点は個人的に大きな課題として残りました。



プレマシードは「前職:教員」を快く受け入れてくれた


— 教員という仕事の実情と課題を知ったことで、「教員をサポートする仕事があったらいいな」という想いから転職を決意するんですね。

求人サイトで「教育」と検索し、ヒットした求人情報を見ていました。しかし、学童や幼児教室、NPOなど子どもと関わる仕事はいろいろあっても、「教員や学校現場をサポートしている会社」はほとんどありませんでした。その中でようやく見つけたのがプレマシードでした。


— 具体的にプレマシードの事業のどのような部分が教員や学校現場の役に立つと思ったんですか?

プレマシードは『Go通信制高校』などのメディアを通して通信制高校のリアルな情報を発信し、その上で通信制高校に対する偏見をなくし、誰もが多様性のある学びを享受できる社会にしようと取り組んでいます。通信制高校の正確な情報が教育関係者にもっと広まれば一人ひとりの子どもが自分に最適な選択をできるようになりますし、教員が苦労する情報収集もカバーできると思いました。


— 転職すれば職場が学校から企業に変わります。不安はありましたか?

ものすごくありました。学校は特殊な世界です。教員の“色”を抜いて一企業の社会人としてやっていけるのか、不安しかありませんでしたね。


— その不安は入社前に払拭できましたか?

面接で橋詰さんと話した時に、「入社した時に心配なことはある?」と聞かれたので、いま話したような不安を感じていると伝えたんです。すると、「『勤務時間なんて度外視して生徒のためにみんなでガンバロー』みたいな昔ながらの教育現場のノリはやめてほしいけど、それ以外は別にそのままで良いんじゃない」と言ってくれたんです。普段から通信制高校の先生たちと接しているからか教員という職業への偏見がなく、ここでなら新しいキャリアをはじめられる、と感じました。とても心強かったです。


— 最後に、今後の目標を教えてください。個人的な夢でも構いません。

ロンドンかブロードウェイで本場のミュージカルを観劇したいです。できれば『オペラ座の怪人』を。


小磯さんは「子どもたちに音楽の楽しさを伝えたい」という想いから音楽の教員になり、学校の現場を知ることで「教員をサポートしたい」という新たな目標を見つけてプレマシードに転職しました。教員を経験しているからこそ、これからは学校に必要なこと、教員のためになることにチャレンジしてくれるはずです。ぜひ小磯さんの活躍にご期待ください!


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