こんにちは,プライムスタイル採用担当です。
今回のスタッフインタビューはエンジニアのお二人に,お話を聞きました!
― 担当している業務を教えて下さい。
野坂:会計データを管理・分析しやすくするためのテーブルを作っています。クライアント企業様が持つローデータを,数百ある勘定科目に振り分けるためにはどんなテーブルが必要かを調査したり,実際に仕組みを作り,それを実現するための設計書を書いたりしています。
小林: 私は,経営分析情報をAWSのクイックサイトを使用してダッシュボードに表示するための画面設計を行ってきました。画面設計では,お客様が必要としている画面の要素をヒアリングしながらEXCELを使ってイメージを作っていきました。フィルターの種類や位置,帳票の出力のされ方などをEXCEL上に図で表現していきました。
現在は,表示するデータの検証作業をメインに行っています。データはベトナムチームが加工しているのですが,加工されたデータの値が正しいかや,不自然な空白がないかなどをチェックし,不具合や障害が発生した場合はその改修依頼と説明のための資料作りを行います。また,並行してクライアント企業様の受け入れテストの準備と仕様書づくりも行っています。
― このシステムは,クライアント企業様のどんな目的に応えるものでしょうか?
野坂:クライアント企業様が使っているシステムが自社のサーバーを使うものでしたので,クラウドサーバーを使うものに変更したいという要望がありました。クラウドサーバーを使うことで,扱えるデータ量に制限がなくなります。
小林:それから,経営分析情報の可視化と業務効率化もありますね。経営や営業に関わる指標のデータをグラフ化して分析しやすいものにし,UIも含めて現行システムよりも利便性の高いシステムを実現しようとしています。
― 今回の開発で大変なことや苦労されていることはありますか
小林:クライアント企業様からの要望を,指定のアプリケーションを使って実現するのが難しかったです。アプリケーション側の制約が多く,要望をすべて実現できるわけではなかったので,お客様の現行システムと比較しつつ,新システムでできることとできないことを整理し,できないことは納得してもらう必要がありました。そういったお客様とのやり取りでは,言葉遣いも言い方もとても気を遣いました。
野坂:最初,クライアント企業様が使っている現行システムから引き継げる情報をできるだけ引き継ぐ方向で開発をスタートしたのですが,何度も更新や改修を重ねた長く使っているシステムだったこともあって,かなり複雑な作業が必要なことが分かってきました。そこで方針を変え,今回のシステムの仕様に合わせたものを一から作ることになったのですが,その調整が大変でした。
また,プログラムを実装するベトナムチームのマネジメントや進行の管理も一筋縄ではいかないものでしたね。
― 今回,ベトナムチームと協業して開発を行っています。そこでの工夫などはありますか?
野坂:ベトナムチームには,進捗をこまめに確認しています。こちらからはたらきかけないとなかなか動いてくれない感じがあったので,1日に何回か,こちらからコミュニケーションを取るようにしました。コミュニケーションを取る際は,感謝の言葉や相手を気遣う言葉もつけるようにしています。「お忙しいところすみません」や「いつもありがとうございます」などの言葉を頻繁に伝えています。日本側からベトナムチームに厳しいスケジュールで依頼しなくてはいけないこともありますが,ちゃんと対応してくれるので,僕が担当している工程はスケジュール通りに進めることができました。
小林:私は英語がダメなので,ひたすらgoogle翻訳や図解を使ってコミュニケーションをとるというのがちょっと大変でしたが,やはり,こちらが伝えようと努力するとあちらも理解しようとしてくれるので、大きな問題が起こることなくベトナムチームに仕事を進めてもらえて,やり切った感があります。
ベトナムチームは最初,報・連・相がほとんどなかったんです。例えばプログラムの修正を依頼してもその修正が終わったという報告がない。また,不具合を指摘しても原因が何だったかの説明がない。こちらから聞かないと,状況が把握できない状況でした。なので,「今どうなってる?」とか「もう終わっているの?」とか「何か困っていることある?」とか,常にこちらから様子を聞くようにしてきました。その結果,ベトナムチームは皆,勤勉な方たちだということも分かり,日本側で困っていることに対する解決策も提案してくれるようになりました。今では本当に助かっていて,とても頼りにしていますし,感謝の気持ちが大きいです。
― お二人は,システム開発に必要なスキルは,どのように身につけましたか?
野坂:僕の場合は,基本情報技術者試験の勉強をして資格をとりました。そこでデータベースに関しては必要十分な知識を得られたので、それを実践で使っていくという流れでしたね。業務で使うレベルの知識はだいたい決まっているので,知識を使って業務していくとその知識が定着し,自然に使えるようにもなっていくという感じです。
小林:私は,前職で開発工程の一連の流れを知ることができたことが今の仕事にも役に立っているかなと思っています。金融機関系のシステムを開発する会社にいたときには,実際にプログラムを組んだり,テストをしたりしていて,その後入社した別の会社では、上流工程の要件定義などを行いました。開発工程の一部だけを経験し ている人も多いかとは思うんですが,やはり一連の流れを知っているのといないのとでは,仕事の仕方が変わってくると思います。なので,流れを知ることは決して無駄なことではないと思います。
― 開発のどういったところに面白さを感じていますか?
野坂:僕は,勉強した知識を使って何かをするのが結構好きなんです。なので、今回のテーブル作成は複雑な作業ではありましたが,以前学習したデータベースの知識を使って行えたので楽しかったですね。
― 今後業務でやってみたいことは何ですか?
小林:システム開発のプロジェクトに最初から関わりたいですね。上流から開発を経験したいです。
野坂:僕はまだシステムを一から開発したこと,要件定義から携わって開発したことがありません。なので,開発に最初から最後まで携わりたいです。お客様に要望を聞いて,それらを整理して,どうやったら実現できるかを考えていく。そういうのをやってみたいですね。