みなさんこんにちは。株式会社プラップジャパン 22卒内定者の新橋大輝です。
今回は、私が就活で体験したことや失敗を通じて学んだことについてお話ししたいと思います。
簡単に自己紹介
新橋大輝(しんばしだいき)
1999年生まれ、東京都出身。大学では経営学を学びながら趣味で動画制作をしていました。現在はプラップジャパンの内定者としてインターンをしています。アルバイトは地元の焼肉屋、趣味はNFL観戦(アメリカンフットボール)と古着屋さん巡りです。ざっくりこんな感じです。
9月〜1月
私が就活を始めたのは、大学3年の秋でした。周りの同期が就活を始め出したことがきっかけで、自分の意思で始めたわけではなく、「周りに合わせてそろそろ始めなきゃな」となんとなく始めました。当初は自分のキャリアや、自分のパーソナリティなど自分で大体のことは理解しているだろうと思っていました。そのため自己分析に全く重要性を感じておらず、ほとんど力を入れていませんでした。
大学で動画制作をしていたこともあり、就活を始める前から「私は広告業界に入りたい」と思っていました。就活を始めた頃は広告業界一本に的を絞ってひたすら就活サイトで検索ワードに「広告」と入れて企業を探す日々・・・。しかし、業界研究のことや自己分析を怠っていたため、本当に受けたいと思うような企業は見つからず、幅広く説明会に参加しても、しっくりくることはなく“なんとなく“で就活を進めていました。今思えば、ただただ“広告“という言葉に引っ張られ、「自分がなぜ広告業界で仕事がしたいのか」、「広告業界の中でも何をしたいのか」が全くわかっていなかったんだと思います。
1月〜4月
1月中旬ごろの私はとりあえず内定が欲しさに、ベンチャーから大手まであらゆる広告会社にエントリーしていました。この頃の私も業界や企業への理解が浅く、いざ面接に進んでも、自分の言葉で語ることができませんでした。当然通るわけがなく、時間だけが経過していきました。面接を終えるたびに、「何をやってるんだろう、このままでいいのか」と思い、不安ばかりが募りました。この状態のまましばらく就活を続けていましたが、もちろん結果もついてくることがなく気づけば3月に。世の中では就活が本格化し始め、周りにもすでに内定を持っている人がちらほら現れたことで内心少し焦り始めていました。
そんな状況に「このままではダメだ」と感じ、イチから就職活動をやり直して見ることに。まず大学の友人や家族、大学の先生などに頼り「自分とは」を徹底的に分析してみました。俯瞰的な視点から自分を見つめ直すことで新たな発見も多く、その時に初めて自分でもわかっていなかった「なぜ広告事業に携わりたいのか」「広告の中でもどんなことを成し得たいのか」などがわかり、言語化できるようになりました。また業界の理解を深めるために社員訪問や大学の先輩に話を聞き、業界への理解を深めました。
その中で「PR」という手法に出会います。最初は莫就活サイトでPR企業の事例特集を見たことがきっかけです。こんなにも多くの人を動かせる手法があるのだと衝撃を受けたことを今でも覚えています。そしてそこからPR業界に興味を持ち始めました。社員訪問や業界分析を行っていくうちに無数のアプローチから物事の価値を効果的に伝えられるというPRの魅力にどんどん引き込まれ、「PR業界に入りたい!」と思うようになりました。
4月〜6月
この頃には潜在的な自分の価値観や業界への理解を深めたことで、素直に自分の思いを伝えられるようになりましたし、なにより、自分の言葉で面接ができるようになったことで前向きに就活を進められるようになりました。そしてご縁があって株式会社プラップジャパンに内定をいただくことができました。
なぜPR?・なぜプラップジャパン?
そもそもPRとはPublic Relation(公共関係)の略で、組織と社会の人々との間にいい関係性を構築するための戦略コミュニケーションのことです。
広告やマーケティングは商品・サービスの販売促進を目的としているのに対しPRは企業の認知や価値を広め、全ステークホルダーとの関係構築を目的とする手法です。またPRと広告の違いとして、広告が一方向的であるのに対し、PRは双方向的なコミュニケーションとなります。PR活動にはターゲットであるステークホルダーのリアクションを受け留め、リアクションに対するアプローチも大切になってきます。このような双方向的コミュニケーションによって良好な関係作りをしていけるのもPRの特徴です。さらに詳しいPRと広告の違いについては、内山さんの記事がとても参考になるので気になる方は是非ご覧ください。
私がPR業界を志望した理由は「パブリックリレーションズ」というコミュニケーション手法に可能性と面白さを感じたためです。最初にPRという概念を知った時はよく理解できていませんでしたが、調べたり話を聞いていくうちにPRという手法の可能性や奥深さに驚かされました。
もともと“魅力あるものを多くの人に伝えたい“という想いから、広告業界を目指した私にとって商品やサービスの訴求だけでなく、理念や思想を打ち出したコミュニケーションを行えるという点に強く魅力を感じました。幅広いコミュニケーション手法から、企業やブランド・商品やサービスの認知だけでなく、信頼やイメージも向上することができるという点もPRならではの魅力だと思います。
そして、最終的に私がプラップジャパンを選ぶ決め手となったのは「人柄」でした。選考の中でも面接官の方々がちゃんと学生のことを知ろうと、丁寧に向き合ってくださりました。正直どのPR会社もそれぞれ魅力的な点はありましたがプラップジャパンの社員の皆さんが、ひとりの学生に正面から真摯に向き合ってくださる姿勢から「この会社で働きたい!」と強く思い、プラップジャパンを選びました。
就職活動を通して感じたこと
「自分を知ること」の重要性
振り返ってみて、私は就職活動とは「自分」を見つめ直すいい機会であったなと感じています。今までの人生の中で進学する学校、留学、何を大学で学びたいか、部活やサークルなど様々な選択をして来ました。当時は気がついていませんでしたが、様々な選択肢の中で、当時は自分では気がついていませんでしたが自分なりの考えや価値観があっての選択をしていたのだったと思います。その選択する上で感覚的に捉えていた価値観を、就職活動という機会を通して明確化させ、知ることができました。今までの人生を改めて振り返り、どのような価値観を大事にして来たのかなどあまり考えたことがなかったため新しい自分を知る良い機会であったと思います。
また自分をしっかり知ることで「自分」自分自身のことをわかりやすく他人に伝えられるようになりました。面接では自分を全く知らない大人たちに対し、限られた時間で「自分とはこういう人間だ」と伝える必要があります。「自分のことなんて自分が一番わかってるよ」と頭で理解するだけはなく、しっかり言語化できるように日頃から整理をしていくことでわかりやすく相手に伝える力もついたと思います。
最後に
「一人で抱え込まない」
私が就職活動をしていた際にとにかく心がけていたことです。もともと一人で抱え込んでしまうタイプの人間だった私ですが、就活時期はとにかく困ったら家族や友人に相談し、なるべく一人で抱え込まないようにしていました。“お祈りメール”が来た時には真っ先に友人に電話をしたり、家族と話しながら自己分析をしてみたり、なるべくストレスを溜めないよう日々過ごしていました。就活中は多方向からのプレッシャーから、不安を一人で抱え込んでしまう方も多いと思います。そんな時こそ信頼できる友人でも家族でもいいので愚痴をこぼしてみてください。気持ちがかなり楽になり、良いリフレッシュにもなります。また就活を通して、自分が思っている以上に自分は周りに支えられていたんだと改めて周りの方々のありがたみにも気づくことができました。
就活は苦しいこともあるかとは思いますが、自分と向き合い見つめ合わすためのいい機会でもあると思います。この記事を読んでくださった就活生の皆さんには、その場凌ぎの就活ではなく、先を見据えた納得のいく就職活動をしてほしいなと思っています。