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仕事のために仕事をしない!?PCを閉じて街へ繰り出す日

PMAのオフィスがある都会のど真ん中東京・渋谷でも、桜を筆頭にコンクリートの狭間からも花が咲き、春がやってきました。寒い日が続いた2024年冬でしたが、春の陽気に誘われて、PMAメンバーの足取りも軽くなってきました。

そんな中始まった新たな取り組み” マンスリーインプット”。月に1度定められた日の午前中は、仕事をせずに「仕事の役に立つ」ことをしよう、アウトプットのためのインプットをしよう、という取り組みです。

なぜわざわざ平日に仕事以外のことを?なかなか他の会社にはない取り組みかもしれませんが、PMAが大切にしている価値観のひとつ「ワークアズライフ」が、この取り組みを行う理由です。「ワークアズライフ」とは、生活の延長線上に仕事があり、仕事の延長線上に生活があるという考え方。より良いマーケティング活動を行うためには、消費者の気持ちになれることが大事だとPMAは考えています。そんなPMAのメンバーは、普段からいち消費者としてなぜ自分がその商品を選んだのか?他にどんな消費者が好みそうか?ということを自然に考えてしまいます。逆に、仕事で触れたものが、メンバーの興味を広げることもしばしば。現に、入社前はお酒をあまり飲まなかった筆者木下も、PMAでのお酒の仕事をきっかけに、日本酒に興味を持ち始めたり。

だからこそ、PCの前でうんうん頭を唸らせることだけが大事だとPMAは思いません。三現主義(現場、現物、現実の3つ”現”を重要視する)という考え方もあるように、実際の市場を目で見て肌で感じた方が、アイデアが湧くことも大いにあります。外に飛び出して仕事のヒントを得られそうな場所に行ってみたり、体験をしてみようという発想のもと、マンスリーインプットは始まりました。

では、実際にPMAメンバーはどんなマンスリーインプットを過ごしたのでしょうか?まずは、2023年新卒のマルちゃん (中圓尾)から。

彼のマンスリーインプットは、朝8:00からの築地視察。各国に拠点を持つビールブランドの案件に活かすために、外国人観光客のインサイトを掴むべく、築地を選びました。海外のインフルエンサーの中で「ストリートトリップ」といういわゆる食べ歩きのコンテンツが流行っており、観光客価格の築地市場の各店舗はあいにくの雨の中でもたくさんの観光客で賑わっていたそう。意外なことに、食べ物以外の金物屋や食器屋も外国人観光客で賑わいを見せており、日本の「職人の技」が彼らにとって興味を惹くコンテンツだということを実感。この「職人の技」と、ビールブランドが大切にしている「質実剛健さ」を掛け合わせた施策を提案するのがいいのではないかと、インスピレーションを得ていました。


次は、入社3年目いっくん (渡邉)のマンスリーインプット。大手飲食店の店内デジタルサイネージで発信するコンテンツを考えるヒントを探しに、株式会社たきコーポレーション主催・GOOD DESIGN MARUNOUCHIで開催された「人生の大切なことをゲームから学ぶ展」に行ってきたようです。一見遊びのような「ゲーム」。実は色々な学びやメッセージが込められていて、それを改めて体験できる展示の数々が並んでいました。その中でもいっくんの心に残ったのは、「生存に関わることは人間の本能的に面白いと感じるようになっている」ということ。例えば鬼ごっこでは、必死で鬼から逃げて楽しく感じるのは、本能的な感覚から来ているところもあるそう。この日の学びを活かして、コンテンツを目下企画中とのことです。


今度は入社6年目すーさん(鈴木)のマンスリーインプット。大日本印刷株式会社が企画・運営する 「Recycling Meets Design®展 デザインの力で、再生プラスチックを社会実装する」という展示に行ってきたそう。実はPMA、「落ちているゴミをまたがない」ことを大切にしています。会社としての取り組みが本当により良い環境づくりに貢献しているのかが気になって、この展示へ。少し汚れた程度のプラスチックなら、問題なくリサイクルできたり、意外な製品が再生プラから作られていることがわかったりと、自分たちの普段やっている行いがきちんと社会に貢献できていることがわかったと、すーさんも納得の様子でした。


最後に、この記事の筆者木下のマンスリーインプットをお届け。最近フィットネスウェアブランドの担当になったのに運動経験ほぼ0の私は、ユーザーの気持ちを理解するためにピラティスに初トライ。マシンを使って、普段動かさない筋肉を動かしてみると、最中は平気でしたがその日の夕方にはすでに筋肉痛が。その代わり、ピラティス前後の写真を見せてもらうと、1回45分の体験にもかかわらず姿勢に変化がありました。日々美しくあることを目指しフィットネスをする人たちは、お金も時間もかけてフィットネスをしていると思うと、尊敬が止まりません。

そして、ピラティスの後に向かったのは、あろうことかピザ屋さんでした。渋谷キャットストリートの”PIZZA SLICE”と、今担当している日本酒メーカーの新発売商品のPRイベントでコラボできないかと思い、視察を兼ねて昼食を。顧客層や店内を観察しつつ、ピザを口に運びながらワクワクが止まりませんでした。

各々が充実した時間を過ごしたマンスリーインプット。仕事に集中する時間ももちろん必要ですが、自分の頭だけから生み出せるアウトプットには限界があります。マンスリーインプット以外でも、意識的にいろんなものを吸収することで、よりよいアウトプットが生まれるはずです。仕事と生活の垣根を越え楽しんで日々を過ごす先に、どちらもの充実があると信じて、今日もPMAメンバーは一生懸命楽しみながら生きています。

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