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2023年、PMAの『見聞き知る』 〜道徳と経済の両立のために〜

一気に冷え込み、朝晩はマフラーが欠かせなくなった2023卒新卒入社の木下です。かと思えば日中は暖かい日もあったり。コンクリートの壁に覆われたPMAオフィスは少し冷え込みやすい中でも、熱気がこもってしまうくらい熱意を持って1つ1つの仕事に取り組んでいます。


目の前の仕事に夢中になっているとつい視野が狭くなってしまいがちですが、そんな中でも視野を広く深くすべく、PMAでは「持続可能性について多角的に見聞き知る」、通称「見聞き知る」という活動を長らく続けています。この活動の目的は、社会課題について「まずは見聞き知ろう」、そして「多角的に理解しよう」、さらに「見解をもって行動しよう」というもの。今期からは、4月に入社した3名の新入社員が毎月順番にリーダーを担当し、企画を行っています。2023年で扱ったテーマは「選挙」「SDGs」「育休」「処理水」など多岐にわたります。


ただ企画を行うといっても、テンプレート通りのよくあるものでは面白くありませんし、身になりませんから、PMAはここにも力を入れます。

バレエやアルコール、飲食業など業界内でさまざまな文化を築き上げ業界内でも存在感を放つクライアントもいることから、7月に「カルチャーを残していくには」をテーマに開催しました。

事例として「着物文化」を挙げて、「呉服屋」「着物を作る人」「仕事やプライベートで普段から着物を着る人」「着物を普段着ない人」という4ステイクホルダーを想定し、企画者がそれぞれメンバーに役を割り振ったロールプレイング形式で、どうすれば着物文化が残っていくのか、革新的な方法はないのかを議論。

一つの企画を作り上げる道のりも、経験がまだ少ない新入社員同士ではなかなかハードでした。形式や当日使うスライドを何回も見直して、リハーサルもやってみて、どうすれば本番がスムーズに進むのか、どんな意見が想定されるのか、それに対してどう企画者として反応すべきなのか…と、社内ごとといって気を抜かず、想定に想定を重ね準備し本番に挑みました。

いざ企画を実行してみると、議論中は「晴れの日以外で着物を着る文化を新たに作れば、着物を着る機会が増え、文化が残っていくのでは」「でも、普段着ない人からすれば着るのが面倒」「面倒だからこそ気持ちが切り替わり、気合いが入る」など、役割を意識しているからこそさまざまな意見が。意識しないと普段は考えないトピックだからこそ、当事者と近い目線を持って新たな視点を得る機会になったという声も得られ、企画した新入社員一同ほっと一息。

PMAは「より良い社会・持続可能な社会づくり」をミッションに掲げ目指して日々活動しているため、クライアントにとっての直接的な利益だけを考えるのではなく、クライアントにとっての顧客、パートナー、ひいては社会にとっての利益を考え、全てのステイクホルダーにとってwin-winになるような仕事を目指しています。だからこそ、さまざまな視点を持つことが大事だと考えながら企画していたことが伝わったようです。


「より良い社会・持続可能な社会づくり」を目指すPMAだからこそ、見聞き知るを通じて各メンバーに芽生えた気づきが、PMAのビジネスやメンバー個々人のプライベートでの行動につながっていってほしい…というのが、見聞き知るの企画を担当する者の思いだったりします。


さて、いよいよ年の瀬。仕事納めに向かって邁進するPMAですが、こんなときだからこそ視野狭窄にならぬよう、見聞き知るで得た広く深い視野を持って今年を終えられたらなと思います。

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