TESIO FOODSプロジェクトの一環として浜松での収穫に臨むPMAメンバー。
前回お届けした収穫、作付けの様子から、旅行の中で実践した「多角的に見聞き知る」ための活動についてレポートします。PMAでは、通称「見聞き知る」という活動を長らく続けています。この活動の目的は、社会課題について「まずは見聞き知ろう」、そして「多角的に理解しよう」、さらに「見解をもって行動しよう」というもの。浜松の地で普段はできない新鮮な体験を得るメンバーの様子をお届けします。
今回の浜松旅行は、TESIO FOODSプロジェクトの活動の一環として企画されたものですが、同時に、上期の慰労会も兼ねています。昼間はしっかり働いて、夜はしっかりみんなで楽しむ。メリハリをつけて楽しむのがPMAらしさ。
疲れた体を労るためにBBQも盛大に。いくつものスーパーや商店、魚屋さんを回り、地元・浜松の新鮮で美味しい食材を集めるから、楽しみが止まりません。
食材の調達、下拵え、炭の火付、ドリンクの準備などなど、準備は色々と必要ですが、うまく分担してスムーズに。せっかく楽しむなら、ダラダラとやるのではなく、全力で楽しむ。ここにもPMAらしさが滲み出ます。
いよいよBBQの開始…の前に、旅行に参加してくれた内定者の若者お二人の内定式!オフィスで、とか、ホールで、とかではなく、旅行先のBBQ前にまさかの内定式。4月からの決意表明に、社長からのありがたい話に…そして内定証の授与にと、パチパチと音を立てて燃える炭火を横目の、なんともPMAらしい内定式でした。
食事を楽しみながら、自分たちにプラスになることを。大きなスクリーンを設置して、DVDの観賞会。見るのは『モンサントのふしぎな食べ物』というドキュメンタリー。
「アメリカに本社を構えるアグロバイオ企業「モンサント社」、世界の遺伝子組み換え作物市場の90%を誇るグローバル企業の、クリーンなイメージに隠された裏の姿をカメラは追う。」
遺伝子組み換えや農薬、化学肥料など、いわゆる「体によくなさそう」とされている、食べ物にまつわる技術たち。体に良くないから食べないほうがいい、買わない方がいいと言ってしまえばそれまでかもしれませんが、安く大量に食物を作れることで救われている人たちがいるのも事実です。
完全無農薬、完全無添加の食品作りを実践するTESIO FOODSを通じて農業に関わっているからこそ、映画の内容に戸惑いを覚えます。必ずしもどちらかが正義とは言えない難しさ。美味い食事と美味い酒が、映画についてのディスカッションを加速させてくれます。
BBQを楽しんだ翌日は、「あばれ天竜」とも呼ばれていた天竜川の治水を実現させた浜松の実業家・金原明善の生涯について知れる「明善記念館」へ。
堤防の建設、川の氾濫をおさえるための植林など、静岡への多大な貢献の足跡を辿ります。そのほか、銀行業や受刑者の刑期満了後の受け入れなど、一貫した「人のための事業」の数々。PMAでも大切にしている「実を先にして名を後にす/行を先にして言を後にす/事業を重んじて身を軽んず/何かの為に、誰かの為に」の精神を目の当たりにして、改めて身を引き締めるメンバーでした。
TESIO FOODSをさらに成長させていくのはもちろん、日頃から大切にしているPMAのマインドを再確認して、成長のきっかけにできた、盛りだくさんの収穫旅行となりました。