Plott(プロット)は、IPコンテンツの企画から制作、ビジネス展開までを一気通貫で手掛けるスタートアップです。
『混血のカレコレ』『全力回避フラグちゃん!』はチャンネル登録者数200万人を突破。『テイコウペンギン』は2022年にテレビアニメ化され、『私立パラの丸高校』はKADOKAWAグループ運営の「次にくるマンガ大賞2024」Webマンガ部門にてU-NEXT賞を受賞しました。
YouTubeの累計チャンネル登録者数は1,000万人、月間再生回数5億回を突破しました。また、webtoon(※)事業にも参入し、新作webtoon『小さな皇子を拾ったら溺愛されました』LINEマンガ新着カテゴリ(総合)第1位を獲得。様々なジャンルで次世代ヒットIPの創出に取り組んでいます。
※webtoonは、NAVER WEBTOON Ltd.の登録商標です。
そんなPlottでは、事業成長にあわせて組織も拡大しており、新しい仲間を積極採用中です。
今回は、webtoon事業部で編集者として複数の作品を担当しているサンゲツにインタビュー。学生時代から持ち続けたクリエイティブへの情熱と、大ヒットIP創出への想いを語ってもらいました。
webtoon事業部 ディレクター
田村 魁都(たむら・かいと)
社内ニックネーム:サンゲツ
1998年生まれ。明治学院大学卒業。新卒からシステムエンジニアとして2年間勤務したのち、第二新卒として入社。webtoon事業部にアサインされ、制作進行や新規作品の企画を担当している。
再確認した「好き」を仕事に。webtoonへの情熱を胸にPlottへ
── これまでの経歴を教えてください。
学生時代は、高校で放送部に所属し、ラジオドラマの制作に打ち込みました。演者以外の役割はすべて自分で担当して、全国コンテストにも出場しました。
入学当初、部活紹介で見たラジオドラマの作品に強く感銘を受け、自分もこうした創作活動をしたいと思い、放送部に入ったんです。ラジオドラマの制作は、自分のアイデアが作品として形になり、それが周りから評価されることに大きな喜びを感じた経験でしたね。
その後、大学では広告研究会に入り、ミスコンテストやビジネスコンテストの運営などを担当して、最終的には会長も務めました。広告制作やイベント運営を通じて、人を動かす力や企画の面白さを学ぶことができました。
そして大学卒業後は、「デジタル分野の知識を強めたい」と考えて、システムエンジニアとして就職し、動画配信サービスの新規立ち上げに携わりました。
── 学生時代から幅広くクリエイティブや企画に関わってきたんですね。
確かに……思い返すと、一貫して「何かを作ること・企画すること」に携わってきました。
僕は常に「自分に足りないものを補いたい」という思考を持っていて、数年ごとに異なる世界に飛び込んで挑戦したくなるクセがあることも、これまでの経験に紐づいているのかもしれないです。
小さい頃から知識欲が人より強くて、新聞を隅から隅まで読むような子供でした。中学生の頃は、文化祭でダンスコンテストに参加したり、まったく未経験の剣道部に入部してみたり。また、応援団に入って、ストイックなトレーニングにも挑戦しました。もともと体育会系ではなかったので自分にとっては大きな挑戦でしたが、その経験を通じて新しい自分を発見できました。
文系だった僕がエンジニアになったのも、「自分が普段使っているアプリやサービスを自分で作れるんじゃないか」「未知の分野で自分がどこまでやれるのか試してみたい」という衝動的な考えからです。
「知らないことが悔しい」という感覚があり、新しい知識や世界に触れることが楽しかったんです。好奇心旺盛な性格は今でも変わっていないと思います。
── 様々な挑戦を経て、 転職を考え始めたきっかけはなんですか?
インフラの運用・保守や新規サービスの立ち上げなど幅広いプロジェクトに関わり、エンジニアとしてのキャリアにやりがいは感じていたのですが、周りには非常に優秀なエンジニアがたくさんいることが僕にとってはコンプレックスでした。
彼らはコードを書くこと自体を楽しんで、趣味のように仕事をしているんです。その一方で、僕は仕事としてエンジニアをしているに過ぎないと感じてしまっていて。
好きなことを仕事にして、情熱を持ちながら仕事に取り組んでいる人たちに、仕事としてやっている僕は今後どう頑張っても勝てないなと思いました。
── それで、「好きなことを仕事にしよう」と考え始めたんですね。
そうですね。「自分が情熱を持って取り組めることはなんだろう」と考え続けている中で、次第に感じ始めたのは、自分が本当に情熱を注げるのはクリエイティブな分野だということでした。
エンジニアの仕事をしつつも、やはり学生時代に楽しんでいた脚本作りの楽しさは忘れられず、趣味で脚本を書いたり、シナリオコンテストに応募したりしていました。
その過程で「自分はこれが好きなんだ」と再確認し、自らの手で企画して、クリエイティブを形にする仕事に就きたいと考えるようになりました。
── webtoon編集者としてのキャリアを考え始めたきっかけはなんですか?
「企画からクリエイティブまで一貫して携わりたい」「好きなことを仕事にしたい」という軸でキャリアを考えていた時に、クリエイティブ系の職種をいろいろ調べていくなかで出会ったのがwebtoon業界でした。
もともと僕は漫画が大好きで。学生時代は、漫画が好きな友人たちと集まり、ブックオフに行っては漫画を読み漁るような日々を過ごしていました。
自分の大好きな漫画に編集者として関わることで、情熱を持って仕事に取り組めそうだと感じたんです。そしてなにより、webtoonは漫画制作の全体工程に携わることができる点が魅力的です。
さらに、業界自体が新興分野でもあり、これから様々な作品が生まれてくるフェーズで、業界未経験からでもチャレンジできる余地があることも大きなポイントでした。
「僕の欲求をすべて満たしてくれるのはwebtoonしかない!」と確信し、転職活動を本格的に開始しました。
「最強のチーム」と大ヒットへ挑む。クリエイターへのリスペクトが生み出す編集者としての責任感
── 現在の仕事について教えてください。
現在はwebtoon編集者として3作品を担当しています。各作品の脚本から着彩・仕上げ工程まですべてをチェックし、ブラッシュアップをおこなっていくのが僕の仕事です。
ありがたいことに素晴らしいスキルを持ったクリエイターが集まるチームで、ゼロから作品を作り上げるプロセスがとても楽しいです。
── 編集者としての仕事のなかで、意識していることはありますか?
僕の役割は、大ヒットを狙える作品を作るために、より良いクリエイティブを目指すことです。
ただクリエイターに制作を丸投げするのではなく、彼らと一緒に作品を作り上げる意識を持って作品に向き合い、クリエイターにとって納得感のあるフィードバックをすることが重要だと考えています。
また、クリエイターたちが安心して創作活動に専念できる環境を整えるのも僕の役割です。
僕のキャリアの目標のひとつとして「クリエイターがwebtoonの制作に集中できる環境を作ること」があります。僕自身、シナリオ制作に打ち込んだ経験があるので、何かをゼロから作り出す大変さを知っています。だからこそ、クリエイターをすごくリスペクトしているんです。
面白いものや美しいものを生み出す才能をもったクリエイターたちが、創作活動に心置きなく取り組めるように支えていくのも、僕たち編集者の役割だと考えています。
そのためにも、絶対にヒット作品を出したいですね。
── webtoon編集者の仕事のやりがいとはなんでしょう?
Plottの事業の強みを活かした、幅広いIP展開に携われることでしょうか。
最近、僕が担当している作品のショートアニメ化が決定したんです!Plottでは、ショートアニメとwebtoonのメディアミックスプロジェクトに直近注力しており、そのプロジェクトに自分の作品が選ばれたことは非常に嬉しかったです。
メディアミックスを前提とした作品制作は未経験の分野なので大変なことも多いですが、やりがいを感じながら仕事に取り組んでいます。
また、個人的には「僕が考える最強のクリエイティブチーム」で漫画制作に取り組めることが楽しいです!
一緒に作品を作りたい、と思ったクリエイターにお声かけしてチームを組成しているので、自分ひとりでは成し得ない素晴らしいクリエイティブを生み出せることはやりがいのひとつです。
目指すは、原作も編集もできるプロデューサー!Plottだから叶えられるキャリア
── 少し話は戻りますが、Plottへの入社の決め手は何でしたか?
実は、転職活動は順風満帆ではありませんでした。僕は面接が苦手なこともあり、うまくアピールができなくて。
でも、Plottの面接では不思議とリラックスして話すことができました。1次面接のその場で「通過です」と言われて、すごく嬉しかったことを覚えています。
また、最終面接後に食事会の場を用意していただいたのですが、面接を受けている最中で会社のメンバーとご飯を食べているとは思えないくらい楽しかったのが印象的です。例えるならば「大学のサークルの先輩たちと飲んでいる」ような感覚で、素の自分をさらけ出すことができました。
「こんな会社で働きたい!この人たちと働きたい!」と思い、入社を決めました。
── 入社してみて、メンバーや会社に感じている印象はありますか?
会社全体が早いスピードで進んでいるのが入社してから最も驚いたことですね。
全員オタクなのでエンタメトレンドのキャッチアップも早いですし、意思決定もスピーディーで、プロジェクトもコミュニケーションもスピード感があります。
Plottのメンバーは、みんなロジカルと情熱をバランスよく持ち合わせた人たちだなという印象です。
「大ヒットIPを生み出すために今何が必要か?」を常に考えながらそれぞれが動き続けているので、メンバーと話しているとすごく刺激を受けますし、自分も負けてられないなといつも思わせられます。
── 今後の目標を教えてください。
直近の目標は、自分の担当した作品でリリース初日に新着1位を獲得することです。クリエイターとともに作ってきた作品に自信があるので、大きなヒットを目指していきたいですね。
また、将来的には自分で脚本を書いてみたいです。自分で原作・脚本を書きつつ、編集者としてのプロデュース視点も活かすことができれば、より面白い作品を生み出せるようになるのではないかと考えています。
そういったキャリアプランを描くことができるのも、各工程が分かれているチーム制作体制であるwebtoonならではですし、そんな自分の夢を応援してくれるPlottは、成長意欲や挑戦を叶えられる、非常に恵まれた環境だと思います。
── 最後に、どんな人と一緒に働きたいですか?
クリエイターをリスペクトできる人、そして好奇心を持ち続け、ゼロから新しいものを作り上げることにこだわりを持っている人と一緒に働きたいです。
クリエイティブな仕事は常に挑戦が伴いますが、その過程すらも楽しめる人であれば、編集者として情熱を持ちながら仕事に向かえると思います。
「自分の手で面白いものを作りたい!」という人にはピッタリな環境なので、そんな熱量を持った人に会えるのを楽しみにしています!