前年比3倍成長!2020年の初旬は順調だった
メディアのタイアップ広告は積み上がらない。
これからはストック型のビジネスモデルだと誓って迎えた2020年。
最初の滑り出しは順調だった。
これまでの単発タイアップではなく、
継続的なアソビのコト作り+広告運用+コミュニティで
つまり、企画+制作+集客+マーケティングのビジネスモデルで
大手の航空会社、家電、遊園地、ホテルとの取り組みが決まり、
このままいけば前年比3倍成長ペースだった。
ある日突然あいつがやってきた…
しかし、3月からコロナの波は突然やってきた。
大型案件が次々と延期・白紙となった。
売上はドンドン落ちて、
合計1億5000万円が消えていった。
そして5月には最盛期の売上から95%ダウン。
行き場のない失望感だけが残った。
最初は長い春休みだろうと高をくくっていた。
しかし、非常事態宣言でいよいよ笑えない状態になって、
コロナが明けるのを待つか
コロナに合ったサービスを創るか
選択を迫られていた。
ダーウィンの進化論とカジさんがきっかけに
非常事態宣言前の4月24日に営業のカジさんと仕事帰りに近くのステーキ屋に行った。
カジさんはみんなのウェディングのトップセールスで、もう9年の付き合いになる友人でもあり戦友だ。これまでにWEB広告、タキシード、車、鉄くず、など彼に売れないモノはないという営業の鬼だ。
コロナで売上が落ちてもカジさんはひたすら前向きだった。
営業先のホテルに向けてあの手この手で営業して
しっかりお客さんと信頼関係を作ってしっかり売っていた。
このひたむきな姿と彼の肉の食いっぷりを見ると、
肉食⇒弱肉強食⇒生き物の本能とインスパイアされて、
ふいにダーウィンの進化論を思い出した。
「この世に生き残る生物は,最も強いものではなく,
最も知性の高いものでもなく,最も変化に対応できるものである。」
そうだ、この状況を活かした新しいビジネスを創ろう!
思えば、バヅクリは素晴らしいプロフェッショナルチームだ。
マーケとオペレーションは倫太郎さん、営業はカジさん、開発は合原さん、デザインとその他すべては最後の砦ことライトくん、さらには研修経験のある遊部の部長陣、お金もある、セルムもバックアップしてくれる、VC業界の漢:原田さん、自分ごとのようにサポートしてくれる株主陣
あれ、なんでもできるじゃん。
金も仲間もサービスもなかった立上げ期に比べればすべてが恵まれている。
メディアと広告に固執するのがばかばかしくなってきた。
アソビで社会を良くするためにはBtoBをやらないでどうする。
アソビ×C向けはあまりにも当たり前で凡人のやることだ。
アソビ×B向けは誰もやらないからこそ僕たちがやるべきだ。
そこで肉を食べ終わってからカジさんとうちに帰って、
緊急で社員全員を集めて、
「ゴールデンウィーク返上で新しいチャレンジをしよう」と呼びかけ
みんな納得してくれた。
こうして、
会社設立前から8年間やってきた「PLAYLIFE」に見切りをつけて、
アソビのチームビルディング「バヅクリ」を立ち上げた。
バヅクリを垂直立上げして一気にブースト
そこからは早かった。
不思議とためらいはなかった。
あせりもなかった。
記事を書いてくれるのプランナーには状況説明とお詫びをして、
アソビ×オンライン×HR=バヅクリだけに100%舵を振り切った。
2週間でプロトタイプは完成した。
そこからプロダクトマーケットフィットフェーズに入り、
クライアントへのヒアリングと共にCOOの倫太郎さんと戦いまくった。
倫太郎さんと一緒に仕事をして以来、
こんなに喧嘩するのかというくらいぶつかり合った。
カジさんやライトくんが仲裁に入ることもあった。
3歩先の未来を見る起業家(僕)と
一般人目線で再現性を求めるCOO(倫太郎さん) のぶつかり合いで
結果的にプロダクトマーケットフィットはうまくいった。
3歩先を1.5歩先に調整してマーケットニーズを捉える
絶妙なチームワークは宝になった。
5月からバヅクリをテストリリース、
6月から問合せは月100件を越え、
7月には超大手の製薬会社受注、
8月には訴求軸を内定者・新卒に絞り本格リリース、
9月にはみずほ銀行・アイシン精機など大手との契約
12月には導入が100社を超えた。
オンラインで内定者の一体感を生み出し、絆を深める。テレワークでのコミュニケーション減少課題を解決する、オンラインチームビルディングサービス「バヅクリ」の内定者フォロープランをリリース。
“つながり”を育てる研修プログラム『バヅクリ』、サービス開始6カ月で100社が導入 売上23倍増
バヅクリがメディア露出爆裂
起業して以来メディアへの露出も増えた。
TBS Nスタ、日経ビジネス、ダイヤモンド、ニッキン、日経産業新聞、ITメディア、Yahoo!ニュース、、、、
とにかく広報活動はうまくいった。
facebookのタイムラインがリリースやメディア掲載だらけで
完全に広報ツールと化してしまいました。。
スパイになる夢破れ過労死寸前の“走馬灯”に浮かんだ「遊びビジネス」/佐藤タイチ・バヅクリCEOファウンダー
問合せがコンスタントに月100件以上となり、
ぼくと倫太郎さんとカジさんと千田さんの4人で必死で営業して
結果6ヶ月でバヅクリの売上は2,300%に拡大した。
そして12月には7年間で過去最高益を達成した。
コロナで上場が遅れるかと思ったが、
当初のスケジュール通り上場へ向けてアクセル全開だ。
具体的に何をやったか?
成功のポイントは何だったか?
なぜHR領域だったのか?
なぜピポットできたか?
このあたりは別途noteを書きますのでそちらを見てください。
いずれにせよバヅクリの急成長を支えた、エースななみさん、フィクサー小能くん、運営みっちー、早稲田からの腐れ縁エイガくん、こーじさん、アツシさん、ふんどしマンはじめ部長陣には感謝の言葉が見つかりません。
メディア事業からHR事業への転換で失ったもの
インターンから参画していたタヌキが辞めました。
そして編集のまひるん、ほのかちゃんも辞めました。
PLAYLIFEは女子のイメージが強かったと思いますが、
今は野郎5人と女性(育休中1名)の6人でやっています。
すっかり暑苦しい会社になってしまいましたw
去年までは社員が辞めるときは悲しい気持ちでしたが、
今回は会社が生まれ変わるための通過儀礼という感覚で
不思議と前向きな気持ちでした。
会社として起業家として一段階段を上がったのかなと思いました。
とはいえ、ここまでメディアを育ててくれた
タヌキ、ほのかちゃん、まひるんには
「今まで本当にありがとう!次のチャレンジを応援する!」
この場でも言いたい。
第二幕のはじまり
アソビBtoBで関係構築をアップデートせよ
僕たちはアソビというヒトとヒトの"つながり"を創る武器で、
HR、CRM、不動産、病院、介護施設、紛争処理で事業を展開していきます。
第一弾がこちらです。
企業と社員、企業と顧客、オーナーとテナント、オーナーと入居者、
病院と患者、民族/宗教で争う人たちなど
すべての関係構築を"アソビ"という世界最高のスパイスを注いで、
相互理解やつながり創りで、お互いの価値を向上させる。
アソビはみんなを一つにしてみんなを笑顔にする。
核兵器なんて目じゃない。
アソビの可能性を信じてぼくたちはBtoBで頂を目指します。
最後に
この場であえて言いますが、
僕はCOOの倫太郎さんが大好きです。
今まで一緒に仕事をしてきた人の中で一番好きです。
友人としてビジネスパートナーとして人として
倫太郎さんを尊敬しています。
ぼくみたいな破天荒起業家でも人前で立ててくれて
尊敬さえしてくれるかけがえのない相方です。
バヅクリがもっと高みにいくために
これからもたくさん喧嘩しましょう!
そして、ぼくたちは10名以下のスタートアップです。
もっと高みにいくためには2021年は組織力を高めなければなりません。
バヅクリをさらに成長させて、
日本初のアソビのユニコーンを目指すメンバーを募集しています。
お正月は実家の北海道に戻るはずでしたが、
このnoteを書いてたら乗り過ごしてしまいました。
東京にいるので都内でお茶かランチかZOOMでカジュアル面談しましょう!
今募集しているのは将来の幹部候補。
テレワークのつながり創りという新しい市場の創出で
一緒に上場を目指しましょう!
2021年も全力で笑いあり涙ありの冒険になりますように。