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躍動する24歳。【PLAY&co対談 vol.1】

昨今、ホステル文化が形になり、留学にワーキングホリデーにと国内外を渡り歩きながら転々と泊まり歩いている方も随分と増えてきました。
ホステルという共通項で集まっていても、世代が変われば、経験してきた文化も内容も全く違うはず。
入社から一年を経て新規開業を控えるPLAY&coの黄金世代24歳の2名と、開業サポートを担当しているもうすぐ30歳1名の対談を通じて、ホステルの内側を覗いてみました。

参加者
①黒崎侑美(もうすぐ24歳、以下 ゆ)
某大手小売店入社後、来店者への接客を機に転職を決意し弊社へ。
アルバイト勤務、FOCUS  KURAMAE支配人を経て、新規施設立ち上げに。
弊社PR、SDGsの調査担当も兼任。
②中島快青(24歳、以下 か)
冷蔵庫を探していて、フリマサイトで見つけた住み込みスタッフの求人(冷蔵庫付)から弊社へ。
住み込み支配人として大阪店舗を取りまとめ、新規立ち上げに。
弊社マーケティング、大阪採用担当も兼任。個人で音楽活動も行う。
③尾崎(ぎりぎり29歳、以下 お)
PLAY&coの何でも屋。
https://www.wantedly.com/companies/playandco/post_articles/235799

二人はホステルとの出会いはどこでしたか?

ゆ)
私はLA旅行中ですね、
宿泊予定のAirbnbがあった区画で銃撃戦があり、深夜になっても近づけず、お金もなかったので、やむなく近所のホステルに泊まるしかなく。
やっと到着してもスタッフもいなくて、宿泊中のゲストに客室まで案内されるという体験をしました。笑
シャワー室もコンクリートの独房かつお湯なし、決済も現金のみと言われATMを探して……

よくそれでホステル嫌いにならなかったね笑

同行していた友人にホステル好きな友人がいて、その子に救われました。
あちこちおすすめのホステルを教えてもらいながら泊まり歩くようになり、
大学最後の年には、四国・山陰地方を廻り、日本のホステルのレベルの高さに驚きました。

お)
その時点で私がホステルを知ってからすでに2~3年経過していて。
ゲストハウスを知って泊まり歩くようになった頃からたった数年で施設が増え、文化も確立され。
業界の勢いを感じるエピソードですね。

かいせい君はどうでしょう?

か)
僕も出会いはアメリカですね。
バックパッカーで旅行していて(この時すでに野宿2週間)、ボストンの友人宅を目指すも現地でドタキャンされて、、寒いし、辛いし、安いし、で初の宿泊となりました。
野宿が続いていたこともあって、屋根があるだけで最高!でした笑
野宿生活していた時は、現地のホームレスの方に混じって生活してましたね。
彼らの真似をしながら生活して、一緒に楽器弾いて笑って、みたいな。
上)ホームレス体験?かいせい君本人ではない、、はず。
下)バックパック旅行中の路上セッション。

、、、(すごすぎてついていけない、話変えよう。)

お)
泊まる側と迎える側、ホステルで働くとそのどちらも経験することになるんだけど、
今回はマネージャーとして施設に携わる、ということにフォーカスしたいと思います。

ストレートに聞くけど、24歳でホステルマネージャーを担当するってどんな感覚ですか?

ゆ)
マネージャーになって自分で施設をコントロールできる、作っていけることがすごく嬉しかったです。自分で判断し対処できるのか、業務量も責任の大きさも分からないし、といった漠然とした不安はあったけど、入社後の経験から、必ずサポートしてもらえると思っていたのでなんとなくの安心感もありました。
か)
僕はなかなか自分で納得できる仕事ができず、職を変えてばっかりだったので、やっと人に言える仕事ができるなあ、が先行しましたね 笑
ホステル運営はやりたいことリストにも入っていたし、スタッフも若く、開業時のメンバーがほとんどで和気藹々と働けていたので、不安は少なかったです。

具体的なシーンを教えてほしいです。

ゆ)
例えば昨年末のFOCUSにて。
スタッフと年越し蕎麦を作ってゲストに振舞ったんですが、これがあんまり美味しくない笑。
だけど食べたゲストも作った自分たちも、なんか微妙だね〜って言いながら笑い合えたこと。

イベントに参加するとスタッフの表情や過ごし方に目がいくんですが、ゲストをもてなす裏で、もてなしているスタッフが楽しめていない表情をしていることが結構多くて。誰かが楽しむ裏で他の誰かが苦しい思いをすることって、何か間違ってるんじゃないかなと思うんです。

みんなが楽しめる空間を形にできることってすごく大切で、スタッフとゲストの距離が近いホステルだからできることかなと思っていますし、取り組んでいて面白いことですね。
上)ゲストとの餃子パーティにて。欧米の方にとっては餃子作りも初体験。
下)浅草ホッピングツアー。早くこういう案内ができる世の中に戻ってほしい。。

お)
不味かったのか、、
でもみんなで笑い合える空間作れた時の達成感ってものすごく大きいし、またやろう!って思えるよね。

か)
本町は初期メンバーのモチベーションの高さで引っ張っていたけど、少しずつ人が入れ替わるにつれて、徐々に人の動きに変化が出てきました。
今年の半ば頃、自分の指示で人の動きが変わり、完成度やゲストの動きも変えられることを学んでから、課題解決のプロセスをしっかり考えるようになりましたね。
人がちゃんと動き、課題が解決すると、達成感をすごく感じるように僕自身変化しました。

ちなみに指示出しは誰かを参考にした?

これに関してはマッキーさんがうまくて。スタッフに指示を出すときに、大枠を用意してあげてその中で自由にやらせながら方向修正しているので参考にさせてもらっています。

お)
マッキー聞いたら喜ぶだろうな笑
本町と心斎橋でもスタッフのキャラクターが全然違うし、日によってスタッフがミックスされることもあるだろうから、コントロールする側のスキルも日々上がっていくよね。

ずばり、自分が想像していた24歳を送っていますか?

ゆ)
新卒入社をして、結果そこを辞めているのですでに想定外です笑
大学でアフリカのフェアトレードを学んでいて、現地の綿農家を豊かにしたいという高い視座から前職を選んだんですが、お客様との出会いを経て、もっと身近な方から幸せにしようと意識が変化して。

結果、23歳の時にホステルのマネージャーに就任するんですが、その年齢でなれると思ってなかった(業界も規模も違うけど)ですし、やらせてもらっていることにはちょっとだけ優越感もあります笑
巡り巡って現職でもSDGsに携われているし、担当もさせてもらっているのでそれも驚きです。
か)
僕は将来を想像して生きてこなかったので、どんな24歳っていうイメージがそもそもなかったですね。
ただ、会社でSDGsに取り組むことになったのは、SDGsの前段階(ESD)に高校の時に全力で取り組んでいたので、ご縁を感じました(クラス担任の影響で、学校でコットンを育てていたらしい、、) 

これから、自分の施設で取り組みたいことは?

ゆ)
ホステルは人の生活、ライフスタイル、衣食住へのタッチポイントなので、泊まることで少し世界をよくするような取り組み、宣教師的な役割を担っていきたいですね。SDGsに対しても、宿ならではの関わりをしたいと思っています。

先述しましたが、”ゲスト”と”スタッフ”という関係性のハードルも下げたいですね。
ゲストさんからものをもらったり、掃除を手伝っていただいたりとホステルでは他の仕事に比べ、ゲストの方に能動的に何かをしてもらうことが多いです。そして、ホステルにあまり慣れていない方がそれをみてびっくりする、という。海外に比べて、日本にはお客様は神様という文化があり、"お客様"と"店員"の間にものすごく高い壁があるように感じます。ホステルはその壁がかなり低いので、泊まることで「そっか、そういう関係性もいいね」と新たな価値観に出会っていただければと思ってます。
ホステルならではの寛容さを知ってもらい、興味を持ってもらえる施設にしていきたいです。
か)
今の社会情勢は、良くも悪くも大きなものに先導される状態にあるのかなと。言わば、人の選択権をデータが操る時代(趣味、選挙、マーケティングetc)ですよね。自分の感性で選ぼうとしても、SNSやメディアに先導されてしまう。
だからこそ、第三者が用意したものではなく、自分の手で見つけ出したものを選択し、提供できる施設を作ってみたいなと考えています。具体的には、ギャラリーへのアート提供や、第三者に自分で見て知ってもらえるような空間を手掛けたいです。

働いてみたい方へメッセージを。

ゆ、か)
とりあえず飛び込んでみたらいいと思います。
語学のできるできないで躊躇する人がすごく多いけど、話さなきゃいけない環境で働けば語学のハードルはすぐにクリアできます。
その上で、これやりたい、こうしたいといったアイデアを持っていることと、発言する勇気はすごく大切です。日々アイデアを求められるので、自発性とアイデアの蓄積はすごく大事ですね。

社員インタビュー番外編として開始した雑談会は、曲者揃いのPLAY&coを牽引する24歳のお二人を通じて社内の雰囲気が垣間見える機会となりました。
アルバイトからのステップアップや、第二新卒の方のご応募・お問い合わせが非常に多い弊社。
自分にできるのかな?
何から始めたらいいのかな?
ホステル業界は足を踏み込むのに少し勇気がいるかもしれませんが、その戸惑いもセットにしてぜひお問い合わせください。その先には、きっと多様な世界が広がっているはずですよ。

次回編もお楽しみに!

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