「良いアウトプットは良いセルフマネジメントから」。限られた時間でクオリティの高いアウトプットを出し続けるクリエイター集団、ピクルス代表タナカミノル氏インタビュー（後編）

良いアウトプットをするには良いセルフマネジメントが必要

ーピクルスさんの特徴として、制作会社としてはかなり残業が少ないと思うんですけど、働く環境を良くしようと思ったのって何か理由があったんですか？

...疲弊すると辞めちゃうから…（苦笑）。

ーぽ、ポジティブ変換すると、いいクリエイティブをつくるには人間らしい良い営みができていないと、みたいな感じなんですかね？

そうですね。
「良いアウトプットをするにはインプットする時間が必要だ」って思ってます。

あと、良いアウトプットには「良いセルフマネジメント」も重要かなと思ってます。そもそも残業がすごく多い環境って、周りのマネジメントも良くない状況かもしれないんですけど、それ以前に本人のセルフマネジメントが上手く行ってない場合が多いと感じてます。

ーいいアウトプットにはいいセルフマネジメント...心に刻みます！

働く時間にリミットがあったほうがセルフマネジメントをするには良いのかなと。その中でやりくりをしていくので。

当たり前の話ですけど、残業しないって決めると報連相（ほうれんそう）もするようになるんですよ。仕事が終われなかったら、「残業してもいいですか」と相談が来る、とか。

ー残業するのが前提だとそれもなくなっちゃいますもんね。

時間がないとか、自分でこなせない状況がないと、チームで他の人に頼るってこともできないんですよ。例えば僕が立て込んでるから他のメンバーに「これだけやっといてもらって！」って頼むとか。

他の人に頼るって他の人のマネジメントも間接的にするようなものだと思います。お互いどんな仕事をどのくらい抱えているのか、とかコミュニケーションも増えて来るし。労働時間を短くするって、定着させるのはすごく難しかったですけど、今ではプラスの効果しかないかなと思ってます。

あと、ピクルスの特徴としてあるのかなと思うのは、すごいちっちゃい会社なのに社則とか全部整備してある。

ーホワイトで健全なんですね...！

規模感の割に、案外ちゃんとしているというのはあるかもしれないです。コストは高いんですけど、働いている人たちが不安がない状況で仕事ができた方が結果ポテンシャルを出してくれるんじゃないかな、と思ってます。

ー「すぐやる文化」っていうのを前回伺ってたんですけどこれは創業当初からですか？

いや、やってないです（笑）。僕はすぐやらない典型的な人です...「すぐやる」って言い出したの、これは...最近？

ー（最近なんかーい！という心のツッコミ）

ルーチンワークが苦手なんです。やる予想時間もつくし面白みを感じられないので。そうゆうのをどんどん後回しにしちゃうんですよね〜。

でも時間が限られていると、ポテンシャルを出さないとまずいじゃないですか。それで気づいたんですけど、感情が高まっている時の方がポテンシャルが高く速くこなせるので「すぐやる」ようにやってますね。

有名になったときに「今の自分があるのはピクルスでの経験があったからなんですよ」って言われたい

ーどんな人と働きたいですか？

僕と一緒に飲みに行ってくれる人が嬉しいです（笑）。
仕事の話とかが好きなので、そうゆうのを飲み会とかで話したいな〜と。
あと愛嬌がある人が良いですね。

ーどんな人がピクルスで活躍できそうですかね？

やっぱり素直な人ですかねぇ。それに尽きますねぇ。素直な人であれば別に弊社じゃなくても活躍できると思うんですけど（笑）。

返事ができる、とか挨拶やありがとうがきちんと伝えられるとか。基本的なところができれば、スキルが足りなかったとしても、他のメンバーが教えやすいですよね。

なので、結果活躍できるようになると思ってます。

ー気持ちの良い挨拶やありがとうが言える素直な人。

そうですね、、、あとは「すぐやる」人ですかね（笑）。

ー直近のピクルス的トレンドワードですね（笑）。最後に、これからピクルスをどういう会社にしていきたいですか？

ピクルスで一緒に働いていたメンバーが退職して有名人とかになったときに「今の自分があるのはピクルスでの経験があったからなんですよ」って言ってもらえるような会社にしたい（笑）。

ああゆうの憧れません？これ読んだ人はどう思うのかな？

▽前編はこちらから▽

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