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LINEの使い方、子供にどう教える? ~IT技術者として、父親として、LINE講習会に行って体験した3つのワーク~

こんにちは、なかむらです。

突然ですが、想像してみてください。

あなたのお子さんがスマホを使う年頃になったとき、LINEの使い方をどう教えますか?
(お子さんがいないひとは将来を想像してみてください)
メッセージを送ったり、写真送ったり、友達追加したり。それらを教えるのは簡単でしょう。

でも・・・、LINEの安全な使い方はどう教えたらいいでしょうか?

LINEって怖い?

大半の方はLINEを使っていると思います、普通に。怖くないですよね。でも子供にLINE使わせるのちょっと怖くないですか?LINEだけじゃなくいわゆるSNS、TwitterとかInstagramなども。

ニュースで見ますよね、LINEグループでいじめにあったとか、Twitterに書き込んだおふざけで炎上したり、SNSで知り合った人と会って事件になったとか・・・。LINEやTwitterの他にも、Instagramとかインターネット掲示板もだし、今やゲーム内で簡単にチャットできちゃいます。

親の知らないところで子供がSNSによってトラブルに巻き込まれやしないかと心配になるのは当たりまえだと思います。さてどうしましょう。

LINEとかSNSをつかわせなければいい?

それも一つの答えかもしれませんが、それだと何も進みません。LINEやSNSが悪いわけじゃないですよね、問題はその使いかたです。

もしSNSを使わず無知なままで社会人になって、いきなりSNSデビューしたら・・・それこそニュースになるようなトラブルを起こしたり巻き込まれたりするのではないでしょうか。

LINEやSNSを使うときに、何に注意したらいいのか、人と接するときに何を意識するといいのか。それを子供に伝えるにはどうしたらいいのか。
最近、それを考えるよい機会があったので、皆さんにご紹介しますね。

LINE講習会に行ってきた

きっかけは息子(中2)の中学校から届いたお知らせメールでした。
~日曜にSNS講習会をやるので参加しませんか?募集締め切りしてるけど当日参加いいですよ~
とのこと。(最初に思ったのは、息子よプリント見てないぞ(ー ー#)、でしたが(笑))

自分自身、スマホの使い方を子供に教えるときにうまい方法がないかと考えることがあったので、いい機会と思い聞きに行きました。

SNS講習会は、LINE株式会社の高橋誠さんが来てくださいました。全国で子供たち向けのワークショップや保護者向けの講習会をされているそうです。今回は、集まった保護者40人ほどを4人くらいのグループに分けてのワークショップ形式でした。

こんなことやりました その1

LINEやSNSにアップしようとしているこの写真。

注意すべきことが11個あるので考えてみましょう。

問いかけておいてなんですが、全部の答えは書きません。(書き始めると長くなりそうですし^^;)
ぜひ皆さんで考えてみてください。結構細かいところまで考えないと11個も出てこないと思います。あと、ここに写ってないから・・・というのもありますので想像力を働かせてみてくださいね。

ここでは1つだけ答えを挙げますね。

「電柱に住所が書かれてる」

 → これだと撮影場所が知られてしまうよ。ストーカーの危険があるからアップしちゃダメだよ!

・・・って思いますか?

これが自宅のすぐ近くだと分かるコメントがあったりするのであれば避けたほうがようでしょう。でも遊びに行った先が知られるくらいであれば問題ないとも言えますね。そもそも顔も制服もバレバレです。背景見れば分かるひとはすぐ分かっちゃうでしょう。

改めて書きます。写真を見て考えるのは「やってはダメなこと」ではありません。「注意しないといけないこと」です。

子供と考えたいのは、「これが写っているから、見た人はこう思うかもしれないね」ということ。それがどんな影響を及ぼすのか(またその度合い)を話し合うことで、「意識する」ことが出来るようになるのではないでしょうか。それが「アップしていい」かどうかの判断につながるはずです。

こんなことやりました その2

ここに5枚のカードがあります。嫌だな、と感じる言葉を1つ選んでみてください。

近くに家族や友達がいるようなら、その人にも考えてみて貰ってください。そして、いっせーのーせっ!で指をさしましょう。

どうでしたか?

ワークショップで4人のグループになりましたが、面白いことに見事4人とも違うカードでした!他のグループでは同じカードを選ぶ人ももちろんいました。

実はこの問いには意地悪なところがあって、5つの言葉すべて、「褒める」言葉でもあるんですね。「言い方次第だよね」って思った人も多いでしょう。けれど、LINEじゃその「言い方」もなにもありません。ただの文字ですもんね。

伝わりにくいからこそ言葉がどう受け取られるのかを意識して、言い方を工夫するとか考えられるようになるといいですよね。

こんなことやりました その3

また違う5枚のカードがあります。やられて嫌と思う順に並べましょう。

これも家族や友達が並べたものと比べてみましょう。私のグループでは、4人みんなが違う答えでした。順位的に似ているものもありますが、私が嫌と思う1位に並べたものが、他の人は最下位ということも。

よく言いますよね「自分がされて嫌なことは人にしちゃダメだよ」って。

間違ってないと思いますが、だからといって「自分がされても気にしないから人にしてもいいよね」とはならないわけです。

さいごに

他にも、LINEというサービスを始めたきっかけや、子供たちに安心してつかってもらえるようなLINEの取り組みなど色んな話が聞けてとても面白かったです。車検の予定をずらしてまで行って良かった!

うちの息子にもスマホ持たせています。ただやっぱり男の子、よくやんちゃします、何度も叱ることがあったり、スマホだって何度も使用禁止を繰り返してきました(^^;)。正直、今でもスマホ使わせるのは心配です。けど、失敗して当たりまえなんですよね。

我々だって無駄に何十年と生きていたわけでは無く、人との関わりや物事の良し悪しについて沢山の経験をしてきたはずです。子供たちはこれから自分自身で様々な経験を重ねて失敗もしつつ学んでいくことでしょう。 大人の我々ができるのは、子供が自主的に気づくきっかけを作ってあげることだと思います。

講師の高橋さんがおっしゃっていました。スマホを使うにあたってルールを決めるかもしれない、けれど最終的にはそのルールをなくすことがゴールなんだ、と。

最後、真面目に語ってしまいましたが(笑)なにはともあれ、ここに書いたワークショップをお子さんや家族とゲーム感覚でやってみて、会話のきっかけにしてもらえると嬉しいです。

うちの会社のメンバー、家族はまだ小さい子供が多いので、大きくなった時にスマホを取り巻く環境がどう変わってるのかも楽しみですね♪

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