2021年中途入社
経営支援プラットフォーム 病院経営支援事業部 RPOグループ
RPOコンサルタント マネージャー
ヨコヤマさん
【経歴】
新卒で大手人材派遣会社で4年間再就職支援サービスを担当。退職後は独立を目指しながら、派遣社員としてホットペッパーグルメの営業に3年間従事。3社目では大手人材紹介会社にて6年半介護職向けの人材紹介を担当。キャリアアドバイザーとして、月間目標達成率150名中1位を獲得。年間でも上位2割の成績優秀者になるなど、多大なる成果を収めた。2021年7月TYLに入社。経営支援プラットフォーム 病院経営支援事業部にて、RPO(採用支援)コンサルタントとしてマネージャーを務める。
決められた枠組みから抜け出したかった ー 自己の成長を求めベンチャーで事業開発に挑戦 ー
転職を考えたのは、前職では会社が大きくなればなるほど良い意味でも悪い意味でも昇進や業務が枠組みの中で進められるようになった傾向を感じ、仕事に面白味を感じなくなったことが大きいです。また、キャリアアドバイザーとして対人のコミュニケーション能力を高めることはできたと感じているので、自己のさらなるスキルアップのためにも新しい環境で挑戦したいと思いました。
そのようなタイミングで丁度前職の上司であったTYL代表の金児から話を聞く機会があり、TYLに興味を持ち始めました。
正直、転職においてキャリアアドバイザーの経験を活かせる職種は人事くらいかなと考えていたのですが、TYLで新規募集していたRPOコンサルタントの仕事内容について話を聞くと、キャリアアドバイザーの経験を活かしながらも、それ以外のスキルを伸ばせる職種だと感じました。
動物病院の経営にも携わり、採用のサポートだけでなく経営改善まで担えることから、是非この機会に挑戦したいという気持ちが芽生え、TYLに入社を決めました。
母集団形成から人事制度の設計などコンサルティング内容は多岐にわたる
現在チームは4名で、私はマネージャーを務めています。1人が10法人ほど担当しています。
案件の種類としては大きく2つあり、一つ目は「人員不足でとにかく急ぎで採用したい」、二つ目は「人員数は足りているが、病院の成長スピードや事業拡大を考えると採用を戦略的に行いたい、経営戦略の手段として中長期的に取り組みたい」といったものです。
実際に提供しているサービス内容の基本部分は大きく変わりませんが、病院ごとに課題が異なるため、どこに力を入れるかは病院ごとに違います。
例えば、母集団形成に課題がある病院の場合、TYLがこれまで収集した情報を元に周辺の動物病院と比較し、給与や休日の見直しを提案します。また、現状を把握するために院長のみならず病院に訪問して従業員にインタビューしそれを元に院長に提案することもあります。
また、母集団形成はできており、実習には来ていただけるが採用まで至らない場合、実習内容のヒアリングから改善提案をしたり、実際の面接に病院の採用担当として同席をし、獣医師(求職者)に対し病院のアピールをすることもあります。
これまでは、TYLの強みの1つである人材紹介事業部と協力することで採用支援をメインで行って来ましたが、今後はそれに付随して人事評価制度設計、定着支援、集患コンサルティング、財務サポートなど。支援できる領域を広げようと考えています。
(実際にすでに人事評価制度設計に携わっている病院もあります。)
1日のスケジュール
9時~出社、部下のLINEチェック、獣医師の登録状況チェック、グループ朝会
10時~応募処理、打診対応、実習日時の調整
11時~前日の実習者の事業所と求職者の感想確認
12時~ランチ
13時~動物病院との定例ミーティング
14時~実習予定の求職者情報をキャリアアドバイザーからヒアリング
15時~実習予定者について動物病院と事前打ち合わせ
16時~チームミーティングや事業について進捗摺り合わせ、作業など
18時~退社
※基本的に内勤が多く、病院との定例のMTGもZoomで行うことが多いです。訪問は1か月に数回程度です。
採用のサポートだけでなく、獣医療の発展のためにクライアント様と協力し合える仕事
長期にわたってクライアント様のパートナーであり続けられることです。前職では人材の紹介で終わっていたところを、採用に関する悩みや課題をどう解決するかという話ができるようになり、今まで以上にクライアント様に寄り添って仕事ができることが面白いと感じています。
「とにかく目先の採用に困っているから手伝ってほしい」という病院もいらっしゃれば、「ペット業界を良くするために動物病院を拡大させたい」「動物病院の医療レベルを良くしたいから良い人材を採用したい」と思っていらっしゃる病院も多いので、業界全体の発展のためにクライアント様と二人三脚で目標に向かって進める感覚を味わえています。
今まで一番嬉しかった出来事は、採用支援を通じて分かってきた課題に対して院長採用という打ち手の提案、採用成功までできたことです。
そちらは複数の動物病院を運営するグループ動物病院で、元々高い採用スキルとノウハウをお持ちでいらっしゃいましたが、規模を拡大させていくにあたり、それだけでは足らないため採用支援の依頼がありました。
私が支援に入った当初感じたこととして、そのグループ動物病院は医療面だけでなく人材の質も高く他の病院と比べて確かに魅力的ではあるが、一部の動物病院では現場の採用力が弱いという課題があるということです。実際に支援開始後もグループ動物病院の持つ魅力で実習を組むことができるのですが、一部の現場の採用力が弱い病院では実習後に求職者から断られるということが続きました。
採用支援を続けて行く中で求職者に断られる理由を先方の代表とも共有し、しだいに代表も現場の採用力に対する課題感は強くなってきました。そして徐々にではありますが現場の採用力の一番のポイントになる院長採用も大事であることが双方の認識して出来上がってきました。
一般的に動物病院業界は横の関係が強く人脈で採用が決まることも多く、特に院長クラスの方はその傾向がより強くなります。当然、クライアント様自らも院長の採用活動もされていました。
ちょうどその時に当社の人材紹介サービスに院長経験のある方のご登録があり、担当キャリアアドバイザーから話を聞くと求職者のお人柄、経験はもちろんながら、思考が代表と似ており、この方であれば現場の採用力を改善でき、今後の動物病院の拡大にも貢献できる方だと確信しました。
実際に最初のオンライン面談から病院、求職者共に相性よく2週間足らずで採用が確定となり、代表からは「人脈であたっていた人材よりも良い方を紹介頂きありがとうございます」と感謝のお言葉を頂きました。
こちらの動物病院とは支援の入口は採用促進というところでしたが、採用支援を通してただ人材のご紹介をするだけでなく、課題をお互いにすり合わせをしてそれが解決できたのが嬉しく思います。
今回採用できた院長は院内の雰囲気やコミュニケーションを円滑にしてくださるような方ですので、今後クライアント様にとって大事な存在となる方をご紹介できただけでなく、これがきっかけでさらに病院の採用促進ができるのではないかと考えています。
2022年度 上期新人賞を受賞
TYLでは、新卒・中途関係なく入社後1年以内の1名の社員に、役員の議論のもと新人賞が与えられます。
正直、私は受賞できると思っていなかったので有難い気持ちでいっぱいです。
なぜ受賞できたかというと、全社的に成果をあげられたことが理由かと思いますが、けっして自分ひとりの力ではなく、周りの社員の協力のおかげです。
RPOグループは採用コンサルタントとして動物病院と頻繁にコミュニケーションを取るのですが、支援の一番のポイントとなる実際の人材のご紹介に関しては創業当初から当社を支えている人材紹介事業部の存在が欠かせません。
RPOグループができて1年程で急成長できた背景には、この人材紹介事業部が業界内において圧倒的NO.1のシェアを誇っているのと、その人材紹介事業部のキャリアアドバイザーの方々が求職者の方に積極的に動物病院を紹介してくださったということが非常に大きいです。
また、求人商材も扱いますが、デザイナーチームには動物病院のパンフレット作成や求人誌や就職説明会の出展の際に、今まで作ったことがないような工数のかかるものでも快く依頼を受けてくださり、非常に高いクオリティのものを作ってくださいます。当然契約先を見つけてくれ、事前の病院情報を教えてくれる営業メンバーにも感謝しています。
また、今は4名のグループになりましたが、私が1名の時から各事業部のマネージャーの方々には色々と教えていただくことも多かったです。
ここまでレイヤーや部署関係なくお手伝いいただける組織は珍しいと思います。
今後仕事において目指していること
個人目標としては、採用支援の領域だけでなく、人材の定着支援などできる幅を広げていきたいです。RPO事業はまだ仕組みや枠組みを整えていく段階なので、チーム全体で知恵を出し合い、お客様にとってより良いサービスが提供できるよう、質の高いものを作り上げることを目指しています。
動物病院に対しては、採用にお困りの動物病院は勿論ながら、業界を良くしたい動物病院さんに向けて全力でサポートしていきたいです。ペット業界での働き方、労働環境の改善を採用支援を通じてできるももの全て提供できたら良いなと思っています。
TYLで働くうえでは素直さは大事
TYLで働くには裏表がない方が合うと思います。ベンチャーということもありますし、特に私のチームではフォーマット化されていないような事が多く存在し、その場で感じたことを率直に意見できる方が良いです。スピード感をもって事業を進めている部分があるので、後から「実はこう思っていた・・」という話になっても間に合わないというケースが起きてしまう可能性があります。
論理的思考やコミュニケーション能力も大事ですが、良いと思ったことを「良い」、違うと思ったことを「違う」、わからないことを「わからない」と素直に言えることは大事だと思います。