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社員インタビュー:開発本部シニアマネジャー gen

賃貸物件の入居者データを整備・活用することで、不動産サービスや地域そのものの有り様をもっと豊かにしようと挑戦を続けるパレットクラウド株式会社。自社サービス『パレットクラウド』の利用世帯数は200万世帯を超えています。IT化が進んでいない不動産分野において、入居者とのコミュニケーションが図れ、さまざまなサービスを提供できると、不動産会社から多くの支持を集めています。

今回は当社の開発本部シニアマネジャーの山下元(以下gen)さんに採用担当mihaがインタビューします!

―パレットクラウドに入社する前のキャリアをお伺いしたいと思います。genさんはこれまでどのような仕事をしていたんですか?

gen:2007年に新卒でヤフー株式会社に入社しました。

新卒研修と配属先でのOJT後、当時の開発部長から突然「山下くん、芸能人好きだよね?」と聞かれ、「はい」と答えると、気づいたときには月額課金制エンタメサービス立ち上げのメインエンジニアとしてアサインされていました。エンジニアの社員はほぼ一人でわからない中、年上の業務委託を6~10人をマネジメントしながら何とかリリースしたのは思い出深いです。

その後リニューアル等を重ね、ほぼ運用に手がかからないようになったぐらいのタイミングで、GYAOでiOSエンジニアになりたい人を募集していて、真っ先に手を上げ異動しました。iPhone4が出たくらいのときで、これからの時代はiOSのアプリが作れる人材が社内外で必要になるのが目に見えていたのでこれに乗らない手はないなと。

GYAOでは2年ほどiOSアプリやテレビ向け課金動画配信サービスに携わり、いろいろなご縁がありニュースに異動しました。

ニュースでは主にYahoo!ニュースアプリの立ち上げから開発責任者として参加し、サービス企画からiOSアプリ開発およびバックエンド設計などを担当しました。途中からはニュースアプリのPMとしてアプリのグロースやニュースサービス内調整、開発チームのリーダーとしてチームマネジメント、Yahoo! JAPANアプリのニュース部分のアドバイザーなども並行していろいろやっていました。

そして、MAUで某ニュースアプリを抜いたところで区切りをつけて、新しい挑戦の場としてこちらに転職しました。


ーYahoo! JAPANでは様々な経験をされてきたんですね。ではそこからこの会社に決めるまでにどのような背景や決め手があったのですか?

gen:大きい理由は3点あります。

1つ目は、GYAO時代にCTOの城野と仕事をする機会があり、その時の仕事が非常にやりやすくて印象に残っていて、その城野とまた仕事ができるのはいいなと思ったことですね。
実は転職を決めるまでに2〜3回断ってるんですけど、ちょうど自分の中の区切りのタイミングと再度お話いただいたタイミングがぴったり合ったというのはあります。

2つ目は、Yahoo!JAPANの環境しかよく知らない状態に危機感を感じたためです。iOSアプリの開発自体はもともとグローバルな環境で同じような開発がされているので通用するとは思っていましたが、バックエンドやインフラなどはY!外の環境での知見が不足していると感じていましたし、キャリアとしてエンジニアの上に立つようなポジションになるのであれば、さらに知識や経験の幅を持った人間にならないとメンバーに対して失礼かなと思ったことです。それにヤフーは大きな会社なので外部の会社との提携は同等か利用する側としての座組になることが多かったため、自分たちが相手に合わせるような経験もしてみないと社会人としての幅が出ないかなと思ったのもありますね。

3つ目は、東日本大震災を経てニュースに異動し、その後いくつかの災害が起こったのですが、ニュースアプリとして速報や必要な情報をいち早く届けるというミッションに挑戦していたんですが、ふと気がつくとそれらの災害がなんとなく風化していってしまっているけど、被災者はまだ仮設住宅に住んでいたりして、衣食住の主に「住」に関してまだまだ苦労されていると報道されていたりしたんです。それで一次情報の早さや質を求めるだけでは足りなくて、もっと安心して住めるとかプライバシーが守られた環境にいち早く住めるようにするとか、そういった「住」の部分をサポートできるようなことがしてみたいと思ったんです。例えば、IoTで建物や部屋の躯体や設備の状態がわかるようになり、部屋の鍵がスマートロックになっていれば、離れたところから安全な空き室に被災者を一時的に住まわせることができるようになり、いち早く避難所や車の中で暮らさなければならない状況を改善でき、精神衛生上いい環境を提供できるんじゃないかとか。

そんなときにCEOの梶谷と城野からパレットクラウドの展望を聞いて、こういうこともその展望の先で出来るんじゃないかと自分の中で重なって、転職を決めました。

ー入社してからはどのような業務をしていますか?

gen:今はシステムの開発や設計、運用も行っていますが、パレット管理の開発責任者として管理会社様と連携や運用について話をしたり、提携システム会社様とのサービス連携の橋渡し役なども行っています。要するにパレットクラウド業務に関する何でも屋さんですね。
肩書でいうと開発本部のシニアマネージャーです。ざっくり言えば開発部長的なポジションですね。

ーなるほどそうなんですね!現在様々な業務に携わっているかと思いますが仕事を通じて感じるやりがいはありますか?

gen:だんだんと増えてくるデータの量を見ていると、やりがいを感じるとともに責任感を感じますね。そのデータを丁重に扱わないといけないとの思いで扱ってはいますが、これだけ集まったデータをこういう風に活用したら面白いサービスが出来るかなとか考えるのは楽しいです。
あとは、大規模の管理会社様と連携させていただくことが多いので、うまく連携を開始出来て運用が始まり、自分たちの作ったサービスが多くの方に利用され始めると達成感を感じます。運用自体は大変ですけど(笑)

―genさんからみてこの会社の魅力はなんですか?

gen:開発のメンバーはインターンから社員になった人も多かったりして、業務のことをわかってくれている人が多くて助かってます。
学生時代から鍛えられていたりして出来るメンバーも多いので、こちらも身が引き締まる思いで切磋琢磨していいサービスを作ろうと一丸となって開発してますね。


ー会社やメンバーの雰囲気はどうですか?

gen:仕事の話だけではなくプライベートな話をしたりもしますし、遅くなるときはみんなで鍋を囲んで作業したりしてます(笑)
梶谷からはだんだん家みたいになってきたなと言われていますね。
最近では卓球台も導入してもらったので、一緒にやったりすると距離が縮まるし、意外な一面が見れたりしていいですよ。

ーメンバーとの距離が近くアットホームな雰囲気なんですね!他にはどんな働き方を取り入れていますか?

gen:子供の面倒を見ないといけなかったりするときがあるので、リモートワークは非常に助かっています。フレックスで時間の融通も効くので子供の行事に参加したりするのも出来てありがたいです。

ー最後にこの会社での直近の目標と今後どのように活躍していきたいか、自身のキャリアの中で実現したいことをお伺いします。

gen:パレット管理の導入物件数を倍くらいにはしたいですね。

今は一人でも多くの方にパレットIDを取ってもらい、その方たちにID取ってよかったと思ってもらえるようにサービスを更に磨いていきたいです。
サービスとしてはパレットIDさえあれば、今までにない住体験が味わえるようなサービスを作りたいです。既存の面倒なものを全部無くした「住」を楽しめるようなサービスですかね。もちろんそれは災害が起きたときにも転用して使えるようなもので、一秒でも早く日常を取り戻す手助けになればという思いもありますね。

個人としては、自分のキャリアの柱になるものを1本でも増やしたいと思っています。エンジニアとしての知識や経験の柱は大黒柱として持ちつつ、社外との交渉や提案、経営に近いところでの経験、上場するための取り組みなど大きい会社に居てはなかなか味わえないもの経験などを一つでも自分のキャリアの柱と出来るように頑張りたいですね。

GAFAやBATと肩を並べるような仕事が出来たらとは思っていますが、誰かの幸せな日常を支えることで一つでも多くのありがとうが作れればと思って頑張っていきたいです。

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