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スタッフインタビューvol. 28 「新しいナレッジを目指して」

今年4月からプログラムチーム・ナレッジ&ファシリテーター・ディベロップメントの担当になったなべちゃん(渡邉貴大)。PAJが目指すナレッジとは、ファシリテーター・ディベロップメントとは何かを聞きました。

ナレッジとは

4月からナレッジ&ファシリテーター・ディベロップメントの担当になり、今していることは「道路工事」ですね(笑)

ナレッジとは、暗黙的な英知を誰にでも使える形式的な英知にしていくことかなと思っています。なんとなく道になっているものを、多くの人が歩ける道にしていくために広くしたり、大きくしていきたいと思っています。

具体的には各種ワークフローを整理、明文化し、共通言語、共有できる概念をつくっていっています。

読んで分かるものを作りたいと思っていますが、形式知化したものだけを使っているとつまらなくなってしまいます。形式知化して効率化すると余白が生まれます。その余白の中で何かしようとすればまた暗黙知が生まれるので、それをまた形式知化していきます。その繰り返しが動的に起こるようにしたいです。

ファシリテーター・ディベロップメント

プログラムをやるにはファシリテーターが必要なので、ファシリテーターの採用と育成、そしてプログラムへのアサインの仕事があります。

今はちゃんと人が育つためのフローの作成を手がけています。より間口を広げて、人を育てていくということを考えていきたいですね。

どんな人にPAJのファシリテーターになって欲しいかについては、1つ目は今、PAJとして求めているファシリテーター像、ファシリテーターの姿を持っている人です。現状行っているPAのプログラムを担当する人です。

2つ目は長期的に考えて、PAという文脈を違うものにつなげてくれたり、違う意味づけをしてくれる人です。これは今まではあまりしてこなかったことで、より違うものとつなげることによって新たなPAの価値が提供できるようにしていきたいです。2つ目については、今は感覚的に面白いなと思う人と出会って話をし、PAと一緒に何かをやっていく可能性を探っています。

PAとは・・

PAは言葉にすればするほど、「なんでもPAになる」という話になってしまいますね。PAの構成要素は、「アドベンチャー」と「体験学習」です。その中にフルバリューやチャレンジバイチョイス、体験学習サイクルがあります。

PAとして言語化しているものはそれくらいなんです。だからこれを満たすものであれば、「PA」になり得ると思いますが、なんでもかんでもPAとつなげればいいというのではないとも思っている一方で、さまざまなものとPAをつなげて新しいPAの価値を提供することも考えています。

PAが提供する価値

PAが提供する価値は、明文化されているもので言えば、PAJのミッション、ビジョンがあります。良質なアドベンチャーを提供することで社会課題を解決するすることが、提供価値です。それによって、「器の大きな社会」を実現します。

PAという場所を使ってできるなと思うことは、「枠を取り払う」ことです。 既存の思考の枠や自分と他者の間にある枠などを取り払うことで、面白いことが起きると思います。今までになかった出来事が起きたり、今までになかった考え方が舞い降りてきたり、新たな行動が生まれます。そうなると自分の世界が書き変わっていきます。

社会がアプローチを試みていない領域や答えを出しあぐねている領域に、僕らが持っているリソースやアプローチで切り込んでいけるようなワークショップを新たに作っていきたいです。アクティビティやロープスコースを使わないけれど「PAだ」と言えるものや、テーマ性をより強くして深めていくワークショップなど、いろいろ考えていきたいです。

(20180621)

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