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【データ×コンサル】dCXチームが描くNew Typeコンサルタント像とは?

パクテラ・コンサルティング・ジャパン(PCJ)株式会社(以下、パクテラ)の部門チームを紹介する「プロフェッショナルの舞台裏:事業部紹介〜DI事業部編」今回はDigital Intelligence事業部(以下、DI事業部)のお仕事について、メンバーのお二人から紹介していただきます。

【プロフィール】

枡井 夏生

DI事業部dCX(data & Customer Experience)チームのマネージャー。国内大手通信会社を経てパクテラへ参画。事業戦略、業務、デジタルコンサルティング案件に複数参画。近年はクライアント企業のデータ利活用に関する戦略立案〜実行支援をメインに担当している。趣味はDTMによる作曲活動。大学時代の友人とクルーを結成し、細々と活動している。

高貫 愛穂

2021年4月にパクテラに新卒入社。DI事業dCXチーム所属。大手生命保険会社向けのデータ利活用支援、ベンダー切り替え支援を経験。趣味は高校生の時から続けている声楽で、今も個人レッスンに通っている。

DI事業部dCXチームのご紹介


DI事業部は、プロダクトマネジメント、デジタル系新規事業立案、データ活用の3本の柱で運営しており、各チームに専門知見を持ったコンサルタント、データサイエンティスト、デザイナーが約30名体制で、クライアントが抱える多様な課題の解決に向けて支援しています。その中でdCXチームは全社単位でのデータ利活用に向けたプランニング、実行支援に注力しています。特に保険会社様におけるデータ系プロジェクトは複数の実績があり、データ利活用の全社戦略策定、中期ロードマップ策定、AI・BI化ユースケース創出、機械学習モデル構築・デプロイ、CRM高度化 等多岐のテーマにわたります。

DI事業部のKick Offミーティングの記事はこちらです


データと顧客体験に焦点を当てるdCXチームの役割

ーーお2人の業務内容を教えてください。

枡井: dCXチームは約10名の社員が所属しており、事業部長も兼務している今井と私が2人でリードしています。基本的にはプロジェクト単位で組成されたユニットで動くことが多く、そのメンバーの1人が今回一緒に参加している高貫さんです。

私の担当している仕事は、営業活動とプロジェクト全体のマネジメントが主です。まずは営業の段階でクライアントの抱えている課題に対し、解決策を考え、自分のチームメンバーがいつまでに、どのように支援するかを決めます。その後にプロジェクトが始まれば、そのままプロジェクト管理の責任者として参画します。

その他にも弊社はチームごとの独立採算性を採用しているので、マーケティング活動であったり、人材育成、予算・実績管理 等の組織運営に必要な業務も対応しています。他ファームの友人から聞いた話によると、マネージャーは既存プロジェクトの拡大、管理がミッションであることに対し、弊社は幅広い領域で事業運営に携われるため、1つの小さな会社を率いている感覚に近いです。

高貫: 枡井さんがクライアントとのパイプラインをつないで、案件を作っているので、その案件を実際に推進するところを主に担当しています。

具体的なプロジェクトとして、今は生命保険会社向けのデータ利活用やDXを支援しています。昨年の11月からプロジェクトが開始しており、お客様の課題を整理するところからはじめ、現在は企画した施策を実行するご支援をさせていただいています。私はプロジェクトの中でデータを可視化する業務を担当しています。お客様のデータを整理・加工し、TableauというBIツールを用いて可視化する業務になります。


枡井: SFAやCRMを導入しているクライアントが、営業系のデータがうまく取れないという悩みを持っている時、現行のシステム上で取得できない情報をどのように取得していくべきか検討したり、実際のデータを取る仕組みをどう作るかを考えています。また、機械学習を用いて高度な分析をし、お客様に提供しています。

あまり詳細は話せないのですが、市場のポテンシャルを外部データやクライアントの保有するビッグデータから算出し、既存の営業方法が正しいか、もっと効率の良い営業方法がないか?提案することもあります。我々が依頼を受ける時は、そもそも一回クライアントが自身でやってみたけどうまくいかないとか、やったことがないからやり方を教えてほしいといった場面でリクエストを受けることが多いです。私自身も保険業界のクライアント向けに何社か経験した実績があるので、上手くいく理由とダメな理由に共通項もあるので、その部分での知見がアドバンテージになり、選ばれることがあります。実際にプロジェクトを実行する時は過去の経験則から失敗する可能性が低い方法でアプローチできます。


若手パワーと最新技術の活用

ーー事業部の雰囲気と特徴を教えてください。

高貫: 特徴としては若い人が多いですね。現在は枡井さん含めて、5人のチームで動いていますが、5人中4人が20代。平均年齢27歳くらいですね。理由として、既存のやり方に縛られずに柔軟に対応できる方が若い人に多い点、もう1つ要因としてあるのは、新しい技術を活用している点が影響しているかもしれないです。

業界知識や経験といった観点で見ると、新人のコンサルタントよりもベテランのコンサルタントの方が新人よりも活躍できるように思われるかもしれませんが、新しい技術のキャッチアップという観点で見た時に、プロジェクトの経験による有利・不利はあまりなく、若手の方でも活躍できるのではないかと考えています。


ーー最近も若い方が入ってこられたんですか?

枡井: 最近、データサイエンティストを採用しました。これまではクライアントの課題やお困りごとに対して、どちらかと言うと、企画段階のビジネスコンサル的な側面での関与が多かったです。ただ、クライアントに更に価値提供できることはないか?と考えた時に企画立案からデータの前処理、モデル構築などのデプロイまで一貫して任せられることはバリューに繋がるという仮説があったので、データサイエンティストを採用し、ワンストップでサービス提供できるような体制を構築しました。直近のプロジェクトではAI化のアイディエーションからモデル構築まで一貫して任せていただき、クライアントからも評価いただけたので良かったです。


ーー教育体制はいかがですか?

枡井: 私自身OJT形式で現場の先輩の所作とか、考え方を学びながらやってきた人間でもあるので、基本的には現場でのスキル習得が最短のスキルアップであると考えています。しかし、我々も、データを扱う人間として、最近では機械学習やAIといった新しい技術をどんどん積極的に取り入れていきたいと考えています。今年度はデータサイエンティストを中心にして、週に一回一時間でPythonを使った予測モデルを作成するといった、体系立てでスキルを習得する仕組みを作っています。その中で、もちろん実践的なコードを書くことに加え、モデルを組む上で必要な統計の知識を一緒にインプットするようにしています。

高貫: 実際に勉強会に参加して、初めてPythonを教えてもらいました。主にPython独特の入力規則や、実際に機械学習にどういう風にコードを書くのかを学びました。今後データサイエンティストの方とやりとりする際や共通認識を持つ上の前提知識として役立つと感じています。

また、昨年の入社2年目から後輩指導は少しずつ担当していたのですが、今年から本格的に後輩のOJTを担当しています。担当した後輩に合わせて適度に挑戦できる業務をお願いするように心がけています。指導側を経験させてもらって、自分自身の成長もすごく感じていて、プロジェクトを全体的にマネジメントする視点を持てるようになったと思います。





協力と成長:お二人の印象

ーー枡井さんから見た高貫さんはどのような印象ですか?

枡井: 高貫さんの印象は最初はおとなしいのかなと思っていました。ただ、一度いろいろお話した際に負けず嫌いな性格を知って、すごくいいマインドだなと思いました。社内には高貫さんと同年代の社員もいますが、負けん気や、最後までコミットメントする力とかはすごく長けていると思います。クライアントとのコミュニケーションがすごく上手で、綿密に細かいところまですり合わせたりしていて、仕事の進め方も良いです。実際にクライアントの上席の方からも高貫さんを名指しで褒めていただいたこともあります。


ーー逆に高貫さんから見た枡井さんはどのような印象ですか?

高貫さん: 私の枡井さんの第一印象は、プライベートも仕事もすごく全力な方だと思っていました。チームの歓迎会で枡井さんと初めてお会いしたのですが、その日枡井さんは自分たちの音楽ライブがあって、パッと会から抜けられていました。笑 最近もたまにランチをご一緒させて頂いたりしますが、よく筋トレのお話をされています。

一緒にプロジェクトを進めていて、部下思いだと日々感じています。任せて頂けるところもある一方で、例えば自分が体調不良の時とか、メンタルが落ち込んでいる時のサポートがすごく手厚いなと思います。私に対してもそうですし、別のメンバーに対してもサポートが手厚いと思います。プロジェクト内でイレギュラーが発生した時は、まず一番の枡井さんに相談するようにしています。あと、よく褒めてくださいます。


枡井: 私は人によってマネジメントを変えています。その時々の忙しさやメンタルの状況など、環境によって指摘を受け入れるキャパシティの有無が違います。そもそも経験、スキルセットによって異なる部分もあるので、自分のスタンダードを押し付けるマネジメントのやり方は違うと思っています。どうやったらその人が一番成長するかを考えています。

あとは、メンバー同士でコミュニケーションの取りやすいチーム作りを意識しています。基本スタンスとして、メンバーの管理をする際は自分がPMをしている案件以外は受けたくないです。例えば、一人でアサインされる案件になってしまうと、どうしても孤立してしまう傾向があります。自分のプロジェクトメンバーはみんなそれぞれ横の繋がりあるので、自分がいない時でも他の人に相談したり、メンバー同士で密にコミュニケーションをとっているので、安心しています。コロナ以降会社での集まりや飲み会などが減っていますが、メンバー同士のランチや飲み会など仕事以外で関わる機会もつくり、メンバーそれぞれがお互いを知ることは重要だと思います。


dCXチームのビジョン:新しい業界への展望とデータ+コンサルタントの役割

ーー今後の目標を教えてください。

枡井: 売り上げなどの数値的な目標は勿論ありますが、発足してまだ一年程度なので、今年はとにかくお客様を獲得して、それをうまく機能するように回すことが目標でした。幸いにも今メインで担当しているクライアントとは1年近く伴走しながらプロジェクトを前に進めることができたので、今年の目標は達成できました。

次の目標としては今までパクテラが得意としていない業界で結果を残すことです。パクテラは金融、製造業への実績は豊富ですが、私としては小売や物流などもう少し消費者設定に近い業界の実績を作りたいと考えています。データを使って身近な人のペインを解消でき、人々の生活が少しでも良くなるようなプロジェクトを作り、世の中に実装していきたいです。

教育面ではデータ人材として高貫さんみたいにBIのダッシュボードが作れるとか、データ加工ができるとか、データサイエンティストとして新しい予測のモデルを作るとかっていうテクニカルな要素ももちろん大事だと思いますが、コンサルタントとしてお客さんが解決できない課題に対し、解決策を考えるといった人間の頭で考える仕事は当面無くならないと思うので、コンサルタント+データ技術者という二刀流人材を増やしていきたいです。


ーー事業部の魅力とどんな人材がフィットするかを教えてください。

枡井: ありきたりですが、年齢、性別、国籍関係なく多様な人材が協力しあっているのは特徴です。特に年齢はパクテラの中でも若い人が多く、若手ならではの勢いがあります。事業部の特性的にプロダクトデザインやデータサイエンス、UI/UXといったビジネスとIT・デジタルの間のプロジェクトも多く、コンサルタントにプラスαの要素を加えることもできるので長期的にみると市場価値の高い人材になると思います。

フィットする人材は一言でいうと難しいのですが、コンサルティングがコモディティ化している今だからこそ、人と人とのウェットなコミュニケーションに強みを持っている人はクライアントからの評価を得やすいです。プロジェクトを前へ進めるためには、ロジカルだけじゃダメな時もあって、緻密なコミュニケーションからクライアントの本音を汲み取る必要があります。アフターコロナの時代だからこそ、この能力を持っている人はすぐにでも活躍できると思います。

別の角度ですと、突破力のある人と働きたいです。コンサルティングをやっていくと、どこか閉塞感があったり、迷宮入りしたり、光が見えない状況がよくあります。そういった厳しい環境下の中で、突破口を開ける人材と一緒に働きたいです。


高貫: 本当に泥臭い作業もあるけど、データとか新しい技術を扱うことが多いので、新しいもの好きな人は向いていると思います。

先程もお話ししたのですが、若手でもどんどんスキルを伸ばしていって、活躍できる環境です。私も新卒で入社した時は、同期には絶対負けたくないと思って頑張っていましたが、今では対象の幅が広がって、年次の近い先輩や、もちろん優秀な後輩たちにも負けないように日々成長中です。自分自身、勉強会やOJTで様々なことを学ぶ中で、できる幅が増えていて、まだ入社3年目ですがやりがいも感じています。モチベーション高く、若いうちからどんどん活躍したい人にはピッタリな環境だと思います。





終わりに

最後まで本記事を読んでいただきありがとうございます。

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