はじめに
Pactera Global AwardとはPacteraグループ全体(グローバル含む)の中で特筆すべきパフォーマンスを残した社員を表彰する制度です。
チーム、個人それぞれで表彰カテゴリーがあり、今回PCJからはストラテジー事業部が優秀チーム賞。2名が優秀社員賞を獲得しました。
今回はAwardを受賞した3名の社員にインタビューを実施しました。それぞれの受賞理由や成長要因を紐解きます。
Agenda
- 自己紹介
- 受賞しての感想
- PCJで働く上でグローバルと感じること
- PCJで働く上で魅力的なこと
まずはじめに皆さんの自己紹介をお願いします。
太刀川:
私は2020年の3月にPCJに中途入社しました。もともと保険業界や大手外資系コンサルティングファームでの経験があり、現在も保険領域や戦略領域の部分を中心にPCJに対して貢献していくという姿勢で働いております。2021年の2Qに設立されたストラテジー事業部という新設部署に所属しております。このチームは従来のPCJには無かったような新しいアカウント、新しいプロジェクト、新しいサービスを作る部署として設立されたチームです。
加藤:
私は新卒で金融機関に入社しまして、2017年4月にPCJに転職し、現在で勤めて5年程になります。所属はQ事業部のDIチームというところで、こちらも2022年2月に新設された部署です。今回のアワード自体はコンサルティング事業本部に所属していた時に受賞したものになります。
高貫:
私は2021年4月に新卒入社しました。入社後は7月から保険会社様のプロジェクトを担当し、現在はデータ基盤の整理がミッションで、主にPower BIの構築や改修を行っています。また1月から業務移管プロジェクトにも携わっており、お客様の会社の中で外部委託していた業務をグループ会社に移管するプロジェクトのPMOを担当しております。
Q&A session
Q1:ありがとうございます。それでは、受賞の感想をお聞かせください。
高貫:
受賞の感想は2つありまして、まず1つ目は純粋に驚きました。事業戦略室 事業部長の渋谷さんから推薦されたことを知らされておらず、1月の上旬くらいに突然受賞の連絡が来たからです。2つ目はすこし悔しいという気持ちです。なぜ受賞できたのか、渋谷さんからフィードバックを頂いたところ、「自己研鑽としての定期的な知識のインプットをしていること」や「基本情報技術者試験に合格した」という内容で評価をして頂き、推薦を頂いたという形でした。純粋な会社に対する貢献が評価されたわけではなかったという点で少し悔しいなと思ったのが正直な感想です。
私はプロジェクトをやりながら自己研鑽することができるタイプではなく、5.6年目でも悩んでいるのですが、そこが出来るようになるコツはありますか?
高貫:
そうですね。コツで言いますと出社していた時期は、通勤時間は自己研鑽の時間と決めてメリハリをつけていたというのが1点です。自宅での時間も有効活用して自己研鑽の時間を捻出しました。
(写真:高貫さん)
新卒1年目で自己研鑽ができるマインドをお持ちなのは純粋に尊敬します。
次に加藤さんお願いいたします。
加藤:
私は純粋に嬉しかったですね。PCJにコンサルタントとして入社して、シニアコンサルタントに昇格し、合わせて5年くらい様々なプロジェクトを経験してきたのですが、ジュニアとしての中間地点の集大成みたいな感じだなと思い、本当にありがたいなと思いました。
受賞のポイントはどのようなところにありますか?
加藤:
偶然にも自分にフィットしたプロジェクトだったことや周りのメンバーにも恵まれていたという運の要素があるのかなと思っています。私がプロジェクトのリードを務めさせていただいており、チームの平均年齢は若く、メンバーもシニアコンサルタント以下の4名で担当していました。プロジェクト開始当初1,2ヶ月程は、クライアントからもう少し経験豊富なメンバーをアサインしてほしいというフィードバックをいただきましたが、信頼を勝ち得たことでその後、そのようなご指摘はなくなりました。その後は、2021年末まで当初の4人で完遂し、これが今回の受賞につながったのかなと考えています。
クライアントからの厳しい声があったにも関わらず完遂したのですね。では太刀川さんの感想をお聞かせください。
太刀川:
受賞を非常に嬉しく思います。2020年末に李会長から「新しい組織をお願いします」という一言から始まり、現在、メンバーは10名まで増えましたけれど、私1人からスタートしました。分かってはいましたが、ゼロから仕事を作り、売り上げるということはとても難しく、その大変さが報われたという感想です。
事業部の立ち上げということでかなり大きなミッションだと思うのですが、実現できたポイントはありますか?
太刀川:
そうですね。コンサルビジネスの場合は、「仕事を取ること」「仕事を進めていく為のメンバーを集めること」「このサイクルを維持すること」という3つが必要で、その全てを同時に計画的に進めて、計画とのギャップを常に確認しながら、ミッションを遂行していくということが醍醐味だと思います。これらを実現するためには、経験、厳しい局面で踏ん張る勇気、事業を絶対に成功させるという観点で重要で、時には自社のハイレイヤー方々に様々なサポートをいただいたり、自分でも現場で手を動かすというようなことが必要です。事業目標の実現にはマネジメント層である自分もピースの一つとして機能させるという個人的な観点と、事業、経営者という様々な観点をバランスよく持っていくことが大事だと思っています。
確かに弊社はマネジメント層の方々でも積極的に現場に関与する姿勢を見せており、現場側の人間としては非常に心強いです。
次に2つ目の質問ですが、PCJが中国系企業であることと今回グローバルでの表彰ということで、パクテラで働く上でグローバルさを感じることについてお聞かせください。
加藤:
今担当しているプロジェクトでは、中国のオフショアの開発チームと毎日やりとりがあり、中国語と英語、日本語で何とかコミュニケーションを取って業務を進めていく状況はあるので、そういう意味ではグローバルということは感じます。ただ中国の方と仕事を進めていく上で、ギャップを感じることも特になく、向こうの方が日本のやり方に合わせてくれている感じがしていますね。(笑)
(写真:加藤さん)
高貫:
私は日常的な面では、同期をはじめ、先輩社員の方々で国際的なバックグラウンドを持った方が多いところで「グローバル」は感じます。他には会社のメールが中国語で流れてくることがあり、中国系の会社なのだなというのを改めて実感することがありますね。
業務の面では、一定数英語を使うプロジェクトがあるというところでグローバルさは感じます。私自身も自社業務で英訳業務をサポートするなど、英語を使う場面はあります。同期が英語でコミュニケーションする大手製造業様のプロジェクトにアサインされていることも聞いているので、人によっては直接的にグローバルなプロジェクトに関与していたりします。
太刀川:
私は3つの点でグローバル・中国系企業だと感じることがありますね。
1つ目は、「組織カルチャー」の点です。PCJは日本企業での経験が短い、或いはキャリアのほとんどが外資系企業で転職してきたという社員が多く、コミュニケーションは非常にダイレクトなやりとりが多いです。加えて、設立から7期と若い会社のため、社長に直接話すであったり、この人と話したいと思ったときに実際に話すことが自然にできたり、各方向でのコミュニケーションが取りやすい環境のため、情報を正しく伝えることができます。これによって評価の面でも公平性が担保されやすい環境になっているというのが外資系的だと感じますね。
2点目は、「意思決定の速さ」という点でして、会長の李さんやパクテラ・ジャパンのリーダーの方々に共通しているのは意思決定のスピードが非常に速いということと、必要なことに対しては迅速に必要な手を打ってくださるという点です。日本企業や大企業だと、時間がかかってしまったり、本質的でない部分に議論が集中してしまったりする中で、パクテラはやるべきこと、やりたいことに対して真っ直ぐ向き合えている企業だと思います。ニュアンスはスタートアップに近いかもしれないですが、外資系企業が日本のマーケットで成功し、存続していくための条件の一つだと思います。
3点目は、「対外的な見られ方」という点でして、私たちは「中国の外資系コンサル会社」という見られ方で仕事をしていくことになります。新規事業立案時や提案時に呼ばれますと、「中国ではどうなっているのですか?」「グローバル企業のナレッジを活かした点からどうですか?」というように日本に無いものを求める確認先の一つとしてPCJが位置付けられていることを肌で感じます。クライアントから見た我々はそういった存在であり、これはバリューに繋がる点であるとも言えます。
(写真:太刀川さん)
それでは3つ目の社風や環境、働き方、プロジェクトなど、どんな観点からでも良いのですが、PCJで働く上で魅力的な点についてお聞かせください。
高貫:
はい。私は新卒入社なので他社と比較してここが良いとは言えないのですが、環境と育成という点で非常に魅力的だと感じています。社内の育成に関する取り組みでは、ドキュメンテーション研修、ロジカルシンキング研修、DOJO(企業分析をテーマに置いた実践的研修の場)と様々な切り口でコンサルタントの素養を身に着けられるような場が用意されています。人の面では同僚や上司に恵まれています。同期をはじめとして相談に親身になって乗ってくれる方が多いので、新卒のキャリアを始める上ではとても働きやすい環境があると思います。育成という面での個人的な取り組みでは、プロジェクトの中の夕会で「今日の高貫」というコーナーで、プレゼンをしてマネージャーからフィードバックをいただく機会があったり、本の要約をしてその内容をフィードバックしていただく機会があったりと、個人レベルでも人を育てようという先輩方の熱い想いがあることが非常に良いと感じています。
加藤:
私も2点ありますね。
1点目は「自由・平等」ということです。私が新卒で入社した会社は日系企業の文化があり、女性差別ではないのですが、女性だけが制服を着ていたり、お茶汲みをしたりなどの「女性の仕事」というものがありました。ですがPCJには良い意味で「女性だから」や「男性だから」というものが一切なく、ここがすごく好きな点です。自由になったことで、自分のキャリアは自分で築いていかなければいけないという厳しさもあるのですが、頑張り次第でどこにでも行けるフリーチケットをもらえるような環境なので楽しさも感じています。
2点目は「個人を尊重する文化がある」ということです。自身が所属している部署だけでなく、個人を尊重し、これを会社のカルチャーとして大事にしているところがPCJの良い点だと感じています。先ほどお話しした、自分のキャリアは自分で築くということを応援してくれる雰囲気がありますね。
太刀川:
私が感じるPCJの魅力は、良くも悪くも自分が試されているなということに尽きると思います。私の場合、事業部長というポジションで転職し入社している背景もあるのですが、自分がやりたいことや自分が信じてくれること、自分が会社に貢献したいことを目標設定して、やると決めれば、それを後押ししてくれる点が良いと感じています。通常だと権限があるなどしてスピーディに出来ない場合があるのですが、PCJは会社の規模や環境、メンバーを含め、たとえ最後の形が変わってしまう場合でもやりたいことに真っ直ぐスピーディに注力できる環境を用意してくれるところが良いと思っています。それでいて、この規模で大手クライアントとの取引が大半というところもすごいと思っています。採用担当をする際に良く言うのですが、「これをやりたいです」とか「こういう自分を作り上げたいです」など、何か実現したいこと、目標がある人には非常に成長できる環境だなと思います。
例えば、中学校や高校で部活をやっていた人だったら、「これができるようになりたい」とか「こういうポジションを掴み取りたい」っていう目標を設定すると、そこに向けてアクションを考えるようになって、考えたことを実行すれば大抵の場合、必ず結果に繋がるじゃないですか。PCJは頑張っている姿を評価しやすい環境なので、それを会社の中でできるのは良い点です。現在、PCJは約100名程ですが、パクテラ全体でみるとグループとしては大きいので、先ほど述べたような働き方ができる環境は珍しいと思います。多くの人が社会に入ると目標設定を軽く見てしまうのですが、PCJは目標設定さえあって「実行するんだ」という気持ちがあれば、いくらでも自己実現できる環境だなと感じていますし、今日の皆さんはそういうことをやってきたから評価され、受賞されたのだと思います。
小さい会社というわけではないですけれど、会社の社会的インパクトや取引先の大きさという点ではバランスの良い会社だと私も思っています。最後上手くまとめていただきありがとうございます。
終わりに
最後まで読んでくださりありがとうございました!
いかがでしたか?今回のインタビューを読み、すこしでも弊社にご興味をお持ちいただけたら幸いです。筆者の私も、人を育てる組織風土やグローバルといった面は業務の中で非常に感じておりPCJの魅力であります。
最後となりますが、弊社はこの他にも様々な社員インタビュー記事を公開しておりますので、ご興味ありましたら、ぜひ他の記事も読んでみてはいかがでしょうか?