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今回は、チーフデザイナーとして活躍している加茂さんにインタビューしました!
「デザインの仕事が大好き」と生き生きとした表情で語る加茂さんに、これまでのデザイナーとしての経験や仕事のやりがい、オレンジ社の魅力について聞きました。
【加茂さんのプロフィール】
美術系の専門学校を卒業後、制作会社やデザイン事務所でデザイナーとして働いたのち、2009年に株式会社オレンジ社に入社。現在はチーフデザイナーとして、後輩の指導やチームの取りまとめを担当している。
美術系の専門学校からデザインの道へ
まず、加茂さんのこれまでのあゆみを教えてください。
母親が絵を描くのが好きだった影響で、私も自然と絵に興味を持つようになりました。
それで、美術系の専門学校に進学して勉強をしている間に、ポスターなどの広告をデザインする仕事に興味を持ったんです。
卒業後は、広告デザインをしている制作会社に入社しました。
当時はまだインターネットも普及していなかったので、今のようにMacもなく紙のレイアウト用紙に三角定規を使ってデザインしていたんですよ。
デザインの手段が今とは大きく違っていたんですね…!
そうなんです。
その会社でさまざまな広告デザインをしていたのですが、そのなかに少しだけ雑誌をレイアウトする仕事もあったんです。
私は昔から雑誌を読むのが好きだったのもあり、本格的に雑誌の仕事がしたくなって、エディトリアルをメインでやっているデザイン事務所に転職しました。
そこでは有名な女性誌のデザインも手がけていて、仕事はすごく楽しかったのですが、めちゃくちゃ忙しかったですね。
確かにデザイン事務所って、すごく忙しいイメージがあります。
しかし、最初は超忙しかったのですが、だんだん出版不況で仕事が減ってしまったんです。
「このままだと生活できなくなってしまうかも」という危機感を覚え、9年間勤めましたが、転職することに決めました。
紙媒体にとって厳しい時代になってしまったのですね……。そこから、なぜオレンジ社を選んだのですか?
雑誌は下火の時代になってしまったので、出版関係だけをやっている会社は避けて、いろいろな分野を手がけている会社がいいなと思っていました。
そんなときに、雑誌だけではなく、企業や大学向けのツールなど幅広くいろいろなジャンルを手がけているオレンジ社を見つけたんです。
加茂さんが探している条件にぴったりだったんですね!
ただ、面接で実際にデザインしたものを見せてもらったのですが、当時はちょっと古くて、あまりクオリティが高くない印象だったんですよ(笑)
なので、僕が今まで培ってきたデザインのスキルや経験を使って、オレンジ社の仕事をもっとよくしていきたいと思いましたね。
お客さまと一緒に作って乗り越えた経験
では、デザイナーとしての現在の仕事内容を教えてください。
現在は、企業の報告書や教育関係のデザインをメインで行っています。
でも、入社当初はこれらの仕事はやっていなくて、私が入社して1年後くらいから徐々に増えていきました。
当時は、社内でわかる人は誰もいないし、ノウハウもないし、大変でしたね。
そんな状況をどうやって乗り越えたのですか?
とにかく誰もわからないから、お客さまに聞くしかないんですよね。
お客さまと丁寧にコミュニケーションを取って、一緒に作っていったという感じです。
自分も「デザインでいいものを作ろう」と集中してがんばりました。
それは素晴らしいですね!社内では、どのような体制で仕事をしているのですか?
デザイナーが4人いて、今はチーフとして後輩が作ったものをチェックすることも担当しています。
また、繁忙期は外部デザイナーや派遣の方にも来てもらうので、その取りまとめも行っています。
仕事の受注からの流れはどのようなものですか?
受注にはおおまかに2つのパターンがあって、営業の担当者が受注することもあれば、直接デザイナーに依頼が来ることもあります。
営業が受注した仕事は編集チームがいて、そこから依頼される流れですが、直接ご依頼いただいたときは、お客さまとの打ち合わせからディレクションまで全部デザイナーが担当します。
デザイナーに直接依頼が来るということは、デザインを信頼してもらっている証拠だと思うので、うれしいですね。
では、加茂さんはデザイナー職の魅力はなんだと思いますか?
基本的に作ることが好きなので、どう作ったら美しく見せられるか、センス良く組み立てられるか、ということを考えながら作業するのが楽しいです。
デザインには情熱を持ってやっていますし、さらに好きなことをしてお金をもらえるなら、なおさらいいなっていう感じですね。
諦めずに作り続ける粘り強さが必要
入社以来、印象に残っているエピソードはありますか?
大手企業さまの社内報を作る仕事があったのですが、これが本当に大変でした。
先方にもデザイン部門があって、そこに表紙のデザインを50案以上出してもOKが出なくて……。
通常はそこまで提案しないのですが、とても細かいところまでこだわる企業さまで、なかなかOKがもらえなかったんです。
結局、先方のデザイナーから「こういう感じで作って」というラフ案を出していただいて、それをベースに作ったものが採用されました。
それは、大変でしたね……!
大変でしたが、先方が出されたラフ案は本当にいいものだったので、デザイナーとして悔しかったのもありつつ、すごく勉強になりました。
では、加茂さんが仕事をするうえで大切にしていることはなんですか?
先述の大手企業さまの案件もそうですが、お客さまの要望に応えるために、諦めずに作り続けることが大事ですね。
デザイナーには粘り強さも必要だと思います。
先述の例は大変ではありましたが、その学びが今も生きていると思いますね。
オレンジ社の魅力はなんだと思いますか?
やはり幅広くいろんな仕事ができることですね。
メインは企業のレポート関係ですが、大学関係の仕事もありますし、パッケージやポスター、チラシなどの制作をすることもあります。
また、オレンジ社ではデザインだけをやればいいわけではなく、お客さまの要望を引き出したり、提案して正しい方向を導いてあげたりするのもデザイナーの大事な仕事です。
デザインだけではなく、幅広い仕事をしたいと思っている人にとっては、すごくいい環境だと思いますね。
最後に、加茂さんの今後の目標を教えてください!
30代くらいまではがむしゃらに働きすぎてしまって、一時期は仕事を楽しめないようなこともありました。
デザインの仕事は大好きですし、今はだいぶ余裕が出てきたので、これからはもっと楽しんで仕事ができたらいいなと思っています。
今は残業も少なくなっていますし、家族との時間のバランスも取りつつ、楽しみながら仕事を続けたいです。
オフショット
アウトドアが好きだという加茂さんは、富士山に登ったことをきっかけに登山を始め、今はキャンプにハマっているそうです。
▲若い頃は何回も富士山に登りましたが、今ではお酒を飲みながらマッタリと下から眺める派です!