【デザイン責任者が語る】オープンワークのデザイナーって何ですか？＜後編＞

こんにちは。オープンワークのデザイン責任者の星野です。

オープンワークのデザイナーに関して、質問をいただく機会が多いので、2回に分けてご紹介させていただいております。オープンワークのメンバーは、豊富なバックグラウンドを持った、優秀で個性的な人たちがたくさんですので、新しく入社いただく皆さんには、きっと、毎日楽しくお仕事していただけると思います。

それでは、早速ですが、前回の続きをお話しさせていただきます。

オープンワークにはディレクターは存在しない

Web制作の現場では、プロデューサーやディレクターなどの上流工程の人からデザイナーに仕事が降りてきて、ディレクターの指示に従ってデザインを起こしていく、といったスタイルの現場も少なくありませんが、オープンワークにはそういった意味のディレクターという立ち位置の人は存在しません。

指示通りに作るだけの仕事が嫌で、「もっと上流工程から携わりたい」、「もっと自由にデザインしたい」と転職を考えるデザイナーさんもいらっしゃると思います。オープンワークの求人に応募してくださったデザイナーさんの中にも「最初はデザイナーとして参画し、ゆくゆくはディレクターやプロデューサーなど企画部分にも携わりたいです」という方がいらっしゃいました。

ご安心ください。入社直後から、あなたのアイデアや意見をみんなが求めています。

前述の通り、UXに対して責任を持つのは、プロジェクトメンバー全員です。そこにはもちろん担当デザイナーも含まれます。

デザイナーが仕事に関わり始める時点では、ワイヤーフレームはもちろん、要件すらまとまっていないことも多々あります。

目標に対してどんな施策を行っていくのがよいか、そのアイデア出しやディスカッションはプロジェクトメンバー全員で行い、エンジニアやアナリストやデザイナーなど各分野のスペシャリストが各々の専門領域でリーダーシップを発揮して、各プロダクトを作り上げていきます。

デザインを作る過程のコミュニケーションのために、ワイヤーフレームが必要であれば、ご自身の判断でご自由に作っていただいてOKですし、必要なければ無理に作る必要もありません。

オープンワークのデザイナーはUIを作ることが使命ではなく、価値あるUXを提供するための最適なUIを象ることが使命であり、その「価値あるUX」はデザイナーを含めたプロジェクトメンバー全員で主体的に創造することになります。そのため、敢えて間にプロデューサーやディレクターを置く必要がないのです。逆をいうと、デザイナー自身がプロデューサーやディレクターの目線も兼ね備えて仕事をしていく必要があります。大局的な視野、スケジュール管理、エンジニアやアナリストとのコミュニケーション、KPIなど数値の把握などなど。

自分の仕事の範囲に制限を設けることなく、自由に仕事ができるのもオープンワークのデザイナーであることの魅力のひとつです。

オープンワークのUIアイデンティティ

広告感のない、情報そのものであり、かつ誠実であり、知的であり、シンプルなもの

オープンワークのデザイナーは、OpenWorkのUIアイデンティティをこのように定め、日々デザインを行っています。

私たちは、仕事選びを行うジョブマーケットは、キャッチコピーや広告予算が「企業の採用力」を左右するべきではなく、その企業で働く社員が実際に感じた「働きがい」こそが「企業の採用力」を決めるべきだと考えています。

そのために、OpenWorkというプラットフォームを運営し、社員や元社員、一人ひとりの声をシェアすることによって、ジョブマーケットの透明性向上に努めているのですが、そのプラットフォーム自体が広告感や偏りがあっては何の意味もありませんので、情報をフラットに近い状態でユーザーへ届けられるよう、できる限り、注力しています。

また、私たちは、転職や就職という、ユーザーの人生における重要な選択の場面に携わっていますので、いい加減な情報は掲載できませんし、真摯に取り組まなければなりません。そして、掲載する情報量も多いので、できる限りシンプルで、使いやすいものを作るよう心掛けています。