ドイツ🇩🇪のサッカー選手からエンジニアへ。夢をつかむ方法にはある共通点が・・・？

こんにちは！ookami広報部のありさんです！

最近暑すぎて溶けるか溶けないかで日々戦っております🌞
スイカは苦手なんですけどスイカ割りをしたい気分ですよね！！🍉

さてさて本日は・・・

元ドイツのサッカー選手という異色の経歴を持つエンジニア💻

健太さんへのインタビュー！！

サッカー選手とエンジニアは全く違う職種ですが、なるためにはある共通点があるんです。

皆さんもぜひ探してみてくださいね！

30秒でわかる！健太さんプロフィール

島根県出身。小学生の時からサッカーを始め、大学はサッカー推薦で関西の大学へ進学⚽️ポジションはMF。大学4年生の冬、日本のサッカーチームへの入団の道が途切れ、急遽ドイツへ挑戦することに🇩🇪そこからケルン近郊にある3チームを経験し、3年半後に日本へ帰国。アルバイトをしながらバックエンドエンジニアの勉強を1年ほど行い、2021年1月にookamiにインターンとしてジョイン。22年4月に社員となりRubyエンジニアを担当し、現在はWeb周りの開発にも関わっている。

それではSTART！！

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健太さんは日本でサッカー選手になることは考えなかったんですか？

考えていましたね。最初は「むしろその道しかない。」とまで思っていました。小学生からサッカーをしてきた僕はずっと”サッカー選手として生きていく”という夢を追いかけていました。

日本ではどのような挑戦をしていたのでしょうか？

大学4年生の夏、入団のリクルーティングも兼ねたJリーグの練習に参加し始めました。必死に努力して1チームから「もう一度見たい。」と声をかけてもらいましたが、結果的に12月になってオファーをもらうことはありませんでした。

大学4年生の12月に目指していた夢が途絶えるとは・・・就活はどうしたのでしょうか？

サッカー選手になることだけを目指していたため、もちろん就職活動は全くしていませんでした。Jリーグに入れないと分かった時、ちょうどバイト仲間の知人で同じ大学4年生ながら既にドイツのサッカーチームに入団してサッカー選手として働いている人がいると教えてもらったんです。

海外にチャンスがあるとわかってからどのようなスケジュール感で動いたんですか？

情報を得てからすぐに現地にいる方の連絡先を教えてもらい電話で事情を聞きました。そして「1月中旬くらいにチーム入団の採用が始まるからそれまでには来た方がいいよ。」と教えてもらい、気づいたら家も引き払って年内発のドイツ行きの航空券を購入していました。

1ヶ月以内ですごい決断！ただドイツでサッカー選手になれる確信はあったのでしょうか？

いや、まったくなかったです（笑）。そうだとしてもチャンスが少しでもあるなら絶対にモノにしたいという強い想いだけはありました。現地に着いてからはドイツのサッカーチームを紹介してくれるエージェントを通して数チームに練習参加し、そこから1チームを選びました。

実際に海外という環境でサッカーだけで生きていくことはできるんですか？

最初のチームはプロ契約ではありませんでした。契約書もなかったのですが、家賃は無料で住むところは提供してくれて、かつギリギリで生活できるだけのお金はもらっていました。しかし、せっかく覚悟を決めてドイツまで来たのにそれで満足したくありませんでした。

日本とドイツでサッカー選手に求められることに違いはあるのでしょうか？

実際に現地でプレーするようになってから、日本とドイツでサッカーが上手な人の条件が違うと感じました。あくまで個人的な見解ですが、日本ではボールを扱うのが上手い人が比較的抜擢されやすいです。しかし、ドイツでは完全に試合で活躍できる人、例えば”フィジカルが強い人”、”周りを見た上で正しい判断ができる人”などが総合的に上手いとされているように感じましたね。

そこからどのようにプロ契約まで結んだのでしょうか？

「郷に入って郷に従え」ではないですが、ドイツで求められることをきちんと分析して理解し、自分のプレーに落とし込んでいきました。また、チームに貢献したいという気持ちも原動力となり、自然と試合でも良いプレーができるようになりましたね。その結果プロ契約を果たし、そこでは就労ビザに加え、十分に生活できるほどの収入も得られるようになりました。

憧れのプロチームに入団したにも関わらず、日本へ戻ろうとしたきっかけはあったのでしょうか？

将来への漠然な不安が一番の要因でした。当時僕は25歳だったのですが、早く帰国して社会人経験を積まないといけないと考えていました。「そろそろこの年齢になって企業で働いたことがないと、どこにも雇ってもらえないだろう。」と焦りを感じていたからです。

周りにサッカー選手が多い中でどうしてそのような不安を感じるようになったんですか？

プライペートではドイツ駐在の日本人との交流が多く、話しているうちに「仕事が出来る人ってカッコいい！」と思うようになったんです。そんな時「自分には何が出来るの？」と問いかけても当時はサッカーしか見つからなかったのが悔しくて...もっとサッカー以外の付加価値を自分にもつけたいと考え、就職活動を開始することにしました。

どのような就職活動をしていたんでしょうか？

言語の壁もあってドイツでの就職は難しかったです。そのため現地から日本の就職エージェントを利用して行っていました。元々パソコンを触るのが好きで、スパイクなどをドイツで安く仕入れて日本向けに販売していた経験からIT系の企業を最初の就職先として選びました。

エンジニアという選択肢は始めからなかったのですか？

エンジニアへの憧れはありましたが、自分には到底出来ない難しい職種だと勝手に決めつけていました。しかし、最初のIT企業でスキルがないことが原因である壁にぶつかりました。自分は何も出来ないから自分のやりたいことを選択できる立場ではないということに気づいたんです。

どのようにエンジニアスキルを身につけていったんですか？

IT企業を辞めてアルバイトをしながらエンジニアの勉強を始めました。独学から学習をはじめ、オンラインのプログラミングスクールにも通い始め、3ヶ月でバックエンドエンジニアとしての基礎的なスキルを身につけました。そしてスキルアップのために実践経験を積みたいと考え就職活動を再開します。

未経験のエンジニアとしての就職活動はどのようなものでしたか？

当時僕が行っていた頃の数値ですが、Wantedlyで100〜150ほどの応募を送って返答が10社くらいでした。”Ruby”で検索してゲーム業界以外で探していました。ただ、面接で結局聞かれるのはエンジニアとしてのスキル部分の話ばかりでした。

やはり職種柄、スキル重視の部分が大きいんですね・・・

自分が今までサッカー選手として頑張ってきた経験を聞かれることは少なかったです。そこでせっかくなら積み上げてきたバックグラウンドを活かせるところはないかと探していたところookamiを見つけ、これだと思ってすぐに公式HPに”Build Together”(ookamiのバリュー)に共感しましたとDMを送りました。

ドイツ行きの時と同様に素晴らしい行動力ですね！ookamiへ入社する決め手となったことはありますか？

自分の人間性を見てくれたと感じたからです。面接では自分が懸念していた技術的な部分の質問はほとんどなく、ドイツでの経験やそこで感じたことなど面接というよりは会話をしました。また、業務体系的にも自由な風潮のため自分の価値観にもあって働きやすそうと感じ入社したいと思いました。

入社後すぐの契約形態と行っていたことを教えてください。

最初はインターン契約で入社しました。年齢などは関係なくスキルが足りていないため雇ってもらえるだけでも感謝の気持ちでいっぱいでしたね。そして最初の2週間ではRailsチュートリアルでサイト制作を簡単な手順で作っていくカリキュラムを行いました。

最初の担当業務はどのようなものだったんですか？

Player!の簡単な実装部分を担当していました。アプリのバックエンドでデータを蓄積している部分になり、導入チームの方が得点入力をしている管理画面のことを指します。メンターとして晴彦さんについてもらいながら進めていきました。

最初にぶつかった困難はなんでしたか？

入社後ちょうど3ヶ月くらいでしたね。管理画面でスタメンとベンチを入力する部分を任せてもらったんです。それが当時の僕にはめちゃくちゃ難しくて...仕組みを理解するまでに時間がかかってしまいました。今思うとこの経験が分岐点となって「ここをこうすればこう動く」といった事の理解が深まりました。

1人でも実装が出来るようになったのはいつくらいからでしたか？

入社後1年ちょっと経った頃かな。それまでその時の実力よりも少し上の業務をふーみんさんとやよいさんが与え続けてくれたのは成長にとても大きく繋がったと思います。そして、わからないことしかない毎日でしたが、そこから逃げずにまずは自分で調べて、その上でわからなかったら晴彦さんに質問するということを繰り返しました。

働いてみてどのような人がookamiのエンジニアとして向いてると思いますか？

努力する人には未経験でも成長できる環境があります。ぶっちゃけるとスポーツがすごい好きじゃなくてもいいと思います。ただookamiのプロダクトはもちろんチームの方々あってのサービスですが自社開発になります。だからこそ積極的なコミュニケーションで一緒に作っていける人がいいなとは思います。

ookami Award2022-23では、入社前に共感したというBuild Together部門で1位を受賞されていましたね！おめでとうございました！

ありがとうございます！実はかなり驚いたので周りに理由を聞いたところ、「謙虚なところ」や「意見をまずは吸収してそれを素直に反映できるところ」などを評価していただいたようです。そういう人が一人いるだけでもチームはまとまりやすくなると言われて嬉しかったですね。

エンジニアとしての目標はありますか？

昨年からは手を上げてPlayer!のフロント周りの業務も行い始めました。その理由として自分の出来る範囲を広げたかったというのがあります。チームの中での自分の存在感を上げていきたいので、ookamiで出来ることを増やして将来的にはフロントエンド、アプリ、バックエンド、インフラも出来るフルスタックエンジニアを目指しています。

プロサッカー選手から始まったキャリアはこれからどのような道を辿っていくのか気になります！

サッカー選手出身者でがっつりエンジニアをやっている人は周りで見たことがありません。長く続けられる人は一握りの世界で、大体は20代中盤から30手前でリタイアして、営業かサッカーの指導者になる人が多いです。

もうプレイヤーではなくても別の切り口から今でもサッカーに関われるのがookamiのいいところだと思います。サッカー以外の自分の軸を見つけることで、世界中どこででも活躍できる人になっていけたらなと思っています！

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健太さんありがとうございました！

オンリーワンのキャリアを描いている健太さんは、誰もが憧れる、かつ一方でとても厳しい世界で戦ってきたからこそ、何があっても揺るぎない自分の足で立てるだけの"何か"を見つけたい気持ちが強くあったのではないかと感じました。🏃‍♂️⚽️

では最後にみなさん夢をつかむための共通点は見つかりましたか・・・？
わたしは大きく5つ発見しました！

① ダメかどうかは考えず、まずはその夢を追いかけ続けること

② 失敗しても次のチャンスを探して行動すること

③ 現在の自分に満足せずにその上を目指して努力すること

④ 出来ないこと、目を背けたい現実から逃げないこと

⑤ 一人でなくチームのための自分であること

職種は違っても構いません。自分だけの武器を身につけるために行動してみませんか？
まずはメッセージからお待ちしております！

最後まで読んでいただきありがとうございました！