Q.なぜ島体験へ?
大学1年の夏に参加した2週間の地方創生プログラムで、色々な人と出会う中で、自分の世界が広がっていく感覚があって。もっと色々な人とつながったり、もっと長期的に地域で暮らしたいと思うようになったことがきっかけです。
Q.なぜ1年(大人の島留学)じゃなくて、3ヶ月(島体験)を選んだのか?
正直、1年間の島留学は眼中にありませんでした(笑)東京生まれ東京育ちの私が1年も島にいるっていう考えに及ばなかったっていうか。島体験のような飛び込みやすさがなければ、私は島に来れてなかったかもしれません!
Q.3カ月間がどんな時間になったらいいなと考えていましたか?
島留学生・体験生とのつながりには期待していました。島に飛び込んでくる「おもしろい」若者たちと出会うことで、自分の世界が広がるのではないかと思って地域で働きながら暮らす中で、自分の軸を見つけたいとも思っていました。
Q.実際、どんな3ヶ月でしたか?
「変化の3ヶ月」
正直つらかったです。人と関わることが好きなんだけど、自分ひとりの時間も必要なんだということがわかりました。2カ月くらいシェアハウスになかなか溶け込めなくて…。そんな時間も受け入れられなくて。
そんな中、島内のイベントでたまたまシェアメイトと話す機会が。大自然の中にぽつんと二人。ようやく本音を話すことができ、そのあとシェアハウスに打ち解けることができました。
3カ月終了時の活動報告会での発表も、変化のきっかけでした。自分の弱さと向き合いながら3カ月間自分が抱え込んでいたことをみんなに伝えました。3カ月間とらわれていた何かから解放されたかんかくがありました。
Q.7-9月はどんな3ヶ月でしたか?
「自分を認められるようになった3ヶ月」
延長後、自己理解が進み、内に内に向いていたエネルギーが外に向くようになりました。研修のサポートという仕事柄、たくさんの島留学生・島体験生とも関わることができました。
Q.7-9月で延長後、9月末に離島。どんな決断を?
「たくさんの人と繋がる」という島に来た大きな目的を達成できている感覚がありました。同時に、海士町だけでなく他の地域とも繋がりたいと思い、離島する決断をしました。
Q.離島後は、どんな暮らしをしているんですか?
海士町やこれまでお世話になった地域に足を運びながら、設計事務所で建築関係のアルバイトをしています。隠岐にいたときに、たまたまご縁をいただいた設計事務所で…。「やっぱり建築に関わりたい」と気づくことができたのもこの仕事をいただいてから。ぼんやりではありますが、自分自身のことや軸がわかってきた、そんな休学期間になりました。