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なにをやっているのか

対談取材中
お客様先で
私たちの仕事はIT専門のコンサルティングです。分野は2つ。更新期限を迎える基幹システムのリニューアルと、デジタル変革の支援プログラム。長きにわたって上場企業から中小企業までの仕組みを作り替えてきました。コンサルティングを行うことは、一般のコンサルタントのイメージとは違います。理屈だけでは許されません。実際にシステムを動かして成果や実績を示さなければ存在価値を否定されるのです。お客様の業種業態は問わず、ITにかかわるあらゆる分野の課題に対応します。逆に言えば産業を絞らないほうが常識にとらわれない有益な提案ができます。 ITやデジタル技術に関するS.W.A.T集団(Special Weapons And Tactics)を名乗り、その名に恥じることがないように日々活動を営んでいます。

なぜやるのか

エンジニア向けイベント風景
プレゼン中
かつてコンピュータは電子計算機と呼ばれていた時代があり、このときシステムに要する費用は「コスト」として扱われていました。しかし今違います。企業の未来の成長のために欠かせない経営資源です。 これは人材を採用したり育成することを考えると分かりやすいのですが、今成長しているほとんどの企業が人材に費やす機会を投資と捉えていますね。逆に人材をコストと考える企業は、人を大事にしなかったり、リストラに走りがちですが、そういうところはあまり伸びていません。 ITに関しても今や企業のありとあらゆるところに存在するようになってきて、日々の仕事とほぼ一体化してきています。朝会社に来て帰るまでにどれだけの時間をパソコンと向き合っているかというと、結構な時間向き合っているはずです。もはやそんな時代ですので、その会社がもっているITの強さは、その会社が提供できる品質や価値と強い相関関係があります。 ですので企業のマネジメントの立場の方はITに真正面から向き合わざるを得なくなってきており「良く分からないから任せる」では通じなくなってきました。なぜなら会社にブラックボックスが生まれるからです。そうすると例えば新しいITに5000万投資する場合でも、その8割の4000万円はブラックボックスの究明に費やされて、新しいところには1000万しかかけられません。このようなことが日本の全国津々浦々で起こっています。 このような状況では、その会社の経営者も従業員も取引先も幸せにはなれません。 つまりITは人材採用や育成と同じくらい重要な投資なのです。これを会社のマネジメントの方々に伝えるのが私たちの最初のミッションとなります。 その次の課題もあります。IT調達に関するノウハウや、組織に導入していくというノウハウは充分確立されていません。人材採用や育成に関しては世の中にたくさんノウハウがあるに関わらずです。IT分野はテクノロジーは日進月歩ですが、組織にどう活かしていくかという知見についてはコストとして扱われていた時代からたいして進歩していないんですね。 そこで企業のマネジメントの方々にそのようなことを分かりやすくお伝え、意思決定を補佐することが必要になります。このような社会の要求に応えるのが私たちのミッションです。

どうやっているのか

当社メンバー技術発表中
当社メンバー技術発表会風景
私たちのチームには多様な能力特性の人物が集まっています。 ヒューマン分野では、抽象思考、メタ思考、ヒアリングが得意、業務理解が早い、とか。 テクニカル分野では、インフラ、ネットワーク、各アプリ言語、セキュリティ対策、U/Iデザイン系など。あとは案件テーマに応じてチームを組んで仕事にあたります。 原則として他社との分業や再委託はせずに当社ワンチームで全部やりきります。なお私たちはプロダクトを持っていないので統合的な立場で采配するケースはあります。 お客様は中小企業から上場企業まで幅広いです。難しいテーマを扱うことが多いため、お客様との互恵関係を大事にしています。直接の対話や時には腹を割ることが、難しい課題を解く鍵になるためです。下請けとしての仕事はしません。全てお客様との直接契約です。したがって常駐とは無縁で、創業以来ずっとリモートワークスタイルです。 あと対比でご説明していきますと、まず一般的なコンサルティング会社との違いは「システムを動かしてなんぼ!」なことです。システムプロジェクトやソフトウェア開発など、実際に仕組みを完成させて、組織に導入するという実践スタイルから発祥したコンサルティングスタイルなので自ずとこうなります。あと一般的なシステム会社とも違います。やること、しないことでまとめるとこんな感じです。 【やること】 ・お客様ファースト(神様扱いするではなく、表のニーズ、裏のニーズしっかり掴むこと。判断を迷ったときは「それはお客様の為になるか」で考えること) ・いと難しきことを、いと易しく伝える(小学生が理解できることが基準) ・良く無いことでも包み隠さず(善管注意義務もありますし) ・そもそもwhyをお客様に問い続ける ・お客様が霧中にいて、もやもやしている状態でも始めることができる ・提案だけではなくて実施もやる ・互恵関係を深めるためのちょっとしたインフォーマルな交流 【しないこと】 ・膨大なるドキュメント作成 ・お客様のスキルやリソースを言い訳にすること ・途中で投げること(ここから先はお客様次第、というのも同様) ・テンプレート提案や対応 ・お客様への迎合 ・常駐作業 あとシステム開発体制側としてしないことは ・無駄な会議 ・オフィスへの出社 ・メンバーの勤務時間の管理(納期と品質さえしっかりすれば後は何やっていても良いです) ということで管理のための管理とは無縁。プロフェッショナルとしてお互いに尊重しながら仕事をします。ある意味厳しい世界なのかも知れませんが。また属人的といえな属人的かも知れません。それで良いと思っています。これが私たちのスタイルです。