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こんにちは!高田です。
最近は「AI」や「IoT」などの言葉が流行しています。
これは「データを活用する時代」が到来している証拠ですね。
「産業革命」、「IT革命」が起こり、「データ革命」期に突入しようとしています。
たった30年間で、日本の産業構造はものすごい変化を成し遂げ、社会人として求められる力も大きく変化しました。
「O:がどのようなデータを活用しているのか」を「3分」で知ることが出来ます。
目次
1.O:がデータに対して行う2つの対策
(ⅰ)データを取得するためにiPhoneの「加速度センサー」を使用
(ⅱ)得られたデータを処理/予測
2.最後に
1.O:がデータに対して行う2つの対策
今回はO:が自社データをどのように扱ってビジネスを行っているのか2つの特徴を紹介します。
(ⅰ)データを取得するためにiPhoneの「加速度センサー」を使用
弊社のiOSアプリケーション「O:SLEEP」を通して、従業員の睡眠を計測し、生産性の向上やメンタルヘルスの不調・生活習慣病の予防に努めています。
では実際にアプリを通してどのように睡眠情報を取得するのかについてですが、iPhoneの加速度センサーを利用しています。
要するに「揺れ」を検知しているのです。
「単純すぎる」
「揺れだけで睡眠を測れるわけない」
そう思われた方もきっと多いのではないでしょうか?
実はこの計測方法は米国で様々な実験を通して開発された手法でありまして、脳波を利用したものを除いて、最も精度が高いという研究結果が数多く発表されています。
複雑な睡眠判定ロジックの元、解析を行っているので、それほど精度の高いものとなっております。
単純に
「揺れた=起きた」
ではないのです。
O:では更なる睡眠情報取得精度向上の為に様々な環境下で全てのiPhoneの機種を用いて検証を進めております。
(ⅱ)得られたデータを処理/予測
他の睡眠アプリは睡眠を「可視化」するだけで、その状態が良いのか悪いのか、そこからどうすれば睡眠が良くなるのかわかりません。
しかし、「O:SLEEP」では個人ごとの「理想の睡眠時間」や「理想の就寝時間」を直近1週間の睡眠・体調データから算出することが出来ます。
また、睡眠にとって理想的な昼寝の時間やお風呂に入る時間などが算出されることや、日本睡眠学会の睡眠臨床医が作成した睡眠改善コーチングを受けることが可能となっています。
ちなみに、僕が「O:SLEEP」を使用して、コーチングを受けた中で最も印象的だったコーチングはこちらになります。
『ここ1週間の平均睡眠スコアが92点と基準値の85以上を上回りましたね。就床時間と起床時間を揃え、「7日間連続85点以上」を狙いましょう!週平均睡眠時間が6時間を切った状態が続いています。睡眠が足りていない状態が続くと、負債のように溜まっていき、あらゆる健康に悪影響を与えます。そして、過去に犠牲にした睡眠は取り返せません。ベッドのスマホが睡眠に悪影響を与えます。時間帯でブルーライトをカットできる機能があるので、そちらも活用しましょう。明日は休日ですが、寝だめはなるべく避けましょう。最初はきついですが睡眠改善に有効です。』
こちらのコーチングによって、週平均睡眠時間が6時間を切っており、今までは特に焦りなどは感じていなかったのですが、健康に悪影響を与える可能性があることを発見することが睡眠時間を意識するきっかけになりました。
また、ベッドのスマホが睡眠に悪影響を与えることは噂で聞いたことはあったのですが、改めて文章として伝えられたことにより、次の日から寝る10分前からはスマホを使わなくなりましたね。(とても単純です。笑)
なぜこんなことができるのかというと「CBT-i」のロジックを移植しているからです。
CBT-i (Cognitive Behavioral Therapy Insomnia) は睡眠への理解力を高め、生活習慣を改善することを目指す認知療法と「光」や「カフェイン」、「アルコール」などの外的要因による影響や睡眠衛生学の教養をつけることによる行動改善によって不眠症の解消を目指す認知行動療法です。
企業に対しては、毎月レポートを作成しフィードバックを行っています。
睡眠データから睡眠時間や睡眠効率、プレゼンティズムなどを前月と比較して、結果を報告するとともに、これからの行動案を提案しています。
ちなみに、とある会社がホワイトだと思っていたのに「10%以上がメンタルヘルス不調だった。」という事実を知ったときは衝撃でしたね。
また、睡眠からメンタル面のハイリスク者が多い部署を早期発見することが出来ます。ただし、基本的に「個人特定」はできない設定なので従業員の方も安心して利用できる仕組みが整っております。
2.最後に
O:ではエンジニアや専門的なデータサイエンティストを募集しています。
私たちと一緒にデバイスを通して得られるビッグデータを元に睡眠から健康を促進してみたいと思う方は、ぜひご連絡ください。