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ニジボックスでフロントエンドエンジニアのプレイングマネジャーとして働きはじめた話

こんにちは、moenar-beaverです。ニジボックスでエンジニアが所属しているデベロップメント室でグループマネジャーを務めています。入社してから早くも5年が経とうとしていますが、マネジャーになったのは今年の4月ですので、まだまだ新米のマネジャーです。また、フロントエンドエンジニアとしても業務をしています。

今日は自分が普段どのような仕事をしているのか、どんな考えで仕事をしているのかを読者の方にお伝えしたいと思います。

プレイングマネジャーの仕事

プレイングマネジャーとして働いている私の仕事についてお話します。

プレイヤーとしての仕事

ニジボックスはリクルートのグループ会社であり、リクルート内のWebサービスのフロントエンド業務に広く関わっています。私はその中でも、「スタディサプリ小学講座・中学講座」の開発案件にフロントエンドエンジニアとして2年前から参画しています。

※スタディサプリ中学講座:https://studysapuri.jp/course/junior/

※スタディサプリ小学講座:https://studysapuri.jp/course/elementary/sho1/


これまでにこの案件で2回のサービスリリースを経験し、非常に思い入れのあるプロジェクトとなっています。中学講座リリース時の内容については、ニジボックスの実績紹介記事がありますので興味ある方はご覧ください。

https://www.nijibox.jp/works/project26


マネジャーとしての仕事

現在、私のグループには5人のメンバーが所属しています。中には私と同じ「スタディサプリ小学・中学講座」に参画しているメンバーもいますが、別の案件に取り組んでいるメンバーもいます。マネジャーとしての仕事は、グループメンバーのマネジメントに加えて、デベロップメント室全体の運営に関わるプロジェクトを推進するようなものもあります。後者の場合は、他のマネジャーとさまざまな話し合いを行い協力しながら進めています。


具体的な仕事内容

ある1週間のスケジュール例

プレイヤーとしての仕事とマネジャーとしての仕事をどのように両立させているのか、興味を持っている方もいらっしゃるかもしれませんので、実際の自分のリアルな1週間のスケジュールをお見せしたいと思います。

ニジボックス側・スタディサプリ側どちらの業務も、基本的にはリモートワークで対応しています。



各スケジュールの中身

<スタディサプリ側のスケジュール>

💻 開発作業

私が参画しているチームはスクラム開発をベースにしており、スクラムセレモニーをチーム独自にアレンジしながら開発を行っています。基本的には個々のタスクが明確になっているため、そのタスクの実装に時間を割いていますが、必要に応じてチームメンバーにペアプログラミングやモブプログラミングを依頼したり、チーム全体で1つのタスクの実装方法を検討したりすることもあります。

開発チームは、さまざまな領域に強みを持つエンジニアで構成されています。私自身はフロントエンド系のタスクを多く担当していますが、時折それ以外のタスクを担当することもあります。

基本的に開発作業の時間は、定例的なスケジュール以外の空き時間に相当しています。何もなければコードの実装に使われる時間ですが、状況に応じてメンバーの相談に乗ったり、他プロジェクトの状況を見に行ったりする時間として使うこともあります。

<ニジボックス側のスケジュール>

👂 プロジェクトヒアリング

私がニジボックスで担当しているグループには、「スタディサプリ小学・中学講座」以外のリクルート案件に参画しているメンバーもいますので、そのメンバーの状況をリクルート側のご担当者にヒアリングしています。メンバーが期待する結果を出せているか、どのような価値を提供できたかなどをヒアリングし、日々のフィードバックやメンバーの目標設定に参考にさせていただいています。

📝 グループ会

グループメンバーが集まり、各案件の進捗状況を共有したり、悩み相談などをする場として活用しています。最近はオンライン環境下で別のプロジェクトに参画しているメンバー同士が交流しにくいという課題もあり、月に1回、メンバー同士が交流を深める企画を実施しています。

🗣 メンバーとの1on1

2週間に1度、グループメンバーとの1on1を実施しています。雑談だけで終わることもありますが、主にメンバーの体調や心理面、また詳細な業務状況で何か困っていることがないかを確認するようにしています。また、ニジボックスでは半期ごとに個人の行動目標を立てるのですが、その進捗についても定期的にヒアリングを行っています。

👩‍💻 マネジャータスク

マネジャーとしてのタスクは、定期的に発生する事務的な仕事もありますが、そのほとんどは状況に応じて発生するものです。例えば、メンバーから相談があった場合には一緒に解決方法を考えたり、フィードバックが必要なメンバーに対してどのようにコミュニケーションを取るかを考えたり、メンバーの成長を促すために次にどんな仕事を任せるかを考えたり...。タスクの種類は本当にさまざまで、基本的には「マネジメントにおいて必要なことすべて」に対応しています。(一般的に、他のマネジャーの方々も同様だと思いますが...)

<その他>

🚃 オフィス出社のため移動

基本的にはリモートワークをしていますが、平均的には月に1〜 2回程度オフィスに出社しています。出社する理由は研修や事務作業、開発チーム内での交流、同僚との飲み会(!)など、さまざまです。

☕️ (業務外)コーヒーを嗜む会

コーヒーが好きな(一部はお茶好きな)メンバーがリモートで集まって、朝の交流をしています。基本的には、それぞれが好きなコーヒーを飲みながら雑談する時間です。この時間を通じて、一日を明るくスタートさせることができますし、気持ちもリフレッシュされた状態で業務に取り組むことができています。


仕事の楽しさと日々感じていること

「スタディサプリ小学・中学講座」での開発

冒頭でも記述していますが、すでに2回のサービスリリースを経験していて、現在進行形で非常に思い入れの強いプロジェクトとなっています。私が参画させてもらったのは2年半前の「『スタディサプリ 中学講座』ベーシックコース」のリニューアルのタイミングでした。

使用技術としては Next.js、 React、 GraphQL、 Storybook などのモダン技術を採用しています。このプロジェクトに参画するまでは基本的にマークアップの業務がメインだったのですが、モダン技術の自己学習に取り組んでいることをアピールしていたこともあり今のプロジェクトに参画できました。

最近では小学講座をリニューアルした際に携わらせてもらった手書き問題の開発が印象に残っています。

▼手書き問題のイメージ画像


手書き問題とは簡単にいうと問題の答えを小学生がタブレットで文字を書き、その手書きした文字をデジタルに判定・変換して答え合わせをする、というような問題のことです。

この問題の機能開発にあたっては仮の要件を設定してプロトタイプを作り、それを用いてユーザーテストを行い、さらにその結果を受けて要件を整理し直す...ということを繰り返し行いました。この段階から自分も参加させていただき、実際のユーザーの操作感などを実感として得た上で実装まで行うことができました。

私の開発業務のモチベーションは「プロダクトを通した体験でユーザーの生活や感情に価値を創り出すこと」なので、ユーザーテストからより良いUIを検討して実装を行うことまで一貫して参加できたこの経験は大変貴重でした。またデザイナー、プロダクトマネジャー、コンテンツ制作チームをはじめ多くのステークホルダーと関わりながら一つのプロダクトを作っていく楽しさを感じました。


マネジメントの楽しさと難しさ

私はマネジャーとしてはまだ半年間しか稼働していませんが、この半年で感じていることをお話します。

この半年の自分の発言や行動を振り返ってみると、常に「メンバーの成長」を第一に考えていたように思います。なのでマネジャーとして楽しい瞬間は、やはり「メンバーの成長を感じる瞬間」です。半期が終わり振り返ってみるとメンバーが確実に成長していることに気付くこと、メンバーが新しい領域に挑戦する際に背中を押すことができること、メンバーと関わった方から良いフィードバックをもらえることなど、そんなことがある度に嬉しくなるのはマネジャーの特権だと思います。チームとして仕事で成果を出しながら、メンバー一人ひとりの成長に寄り添えるマネジャーでありたいと思っています。

また、マネジャーは自分のチームだけでなく、組織全体の改善プロジェクトにも関わっていますので、会社全体をより良くしていく動きに少しずつ貢献できているのではないかと感じています。

逆に難しいことを数えればきりがありません。マネジャーとして活動しているときは常に何かを悩み、考え、次のアクションを考える必要があると感じます。自分ひとりでは考えきれない場合は他のマネジャーに相談することも多く、先輩マネジャーに頼ることができる環境はとてもありがたいです。私が所属するデベロップメント室という組織はここ数年で人数規模が2倍から3倍に成長しており、マネジャーチームとしては常に連携をアップデートしていかなければならない課題感もあります。


ニジボックスらしさの話

ここまで、「プレイングマネジャーとしてどんなことを思いながら、どんなことをしているか」について話してきました。

最後にお話ししたいのは、私が現在働いている会社である「ニジボックス」についてです。

私がこの会社に入った最大の決め手は、「社員の方々の人柄」でした。とにかく優しく周りを気遣える人がたくさんいます。変な上下関係もなく、しかし最低限の礼儀は忘れずに守られている、働きやすい雰囲気の会社だと感じています。

またニジボックスにはVALUEという「ニジボックスらしさ」を表す価値観が3つあります。

「真面目に柔軟に」「助け合い高め合う」「変化の主体者となる」...個人的にはこのVALUEが結構好きで、この価値観を体現している人がとても多いです。自分の対応範囲を自分で制限せず柔軟であり、困っている仲間がいれば迷わず助ける...そういうメンバーが多いからこそ、私はこれまでプレイヤーとして成長することができたと思っていますし、またマネジャーとしてもそういったメンバーの活躍を応援したくなるのだと思います。


おわりに

ここまでお読みいただきありがとうございました。個人の仕事や思いをできるだけリアルにお伝えするように意識したのですが、いかがでしたでしょうか?

私はまだまだマネジャーとしては未熟であり、プレイヤーとしても成長の余地がたくさんありますが、自分自身の成長を楽しみながら、より良い仕事をするために精進していきたいと思っています。



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