こんにちは!
最近Nefrockでは、自社ビルの中にハードウェア専用の部屋をつくり始めましたので、今回はその様子についてお伝えします。
[WHY] なぜつくるのか?
今回、ハードウェア開発専用の部屋をつくる第一目的は、
プロダクト開発のすべての工程を一気通貫で、自前で出来るようにすることです。
一般的には下左図のように、どこかの工程を、外注する・または社内他部署に依頼する、というフローが多いと思います。しかし、開発期間が長くなったり、コミュニケーションギャップが発生したり、という状況が起こりがちではないでしょうか。
Nefrockでは今回、ハードウェア周りの環境を一気に整えることで、すべての工程を自前で行えるようになります。これによって、質(開発クオリティ)とスピード(機動力)を同時に担保していきます。
・・・と大層なことを書きましたが、実は
「ぜんぶ自分たちの手でつくりたい!」 という Nefrockエンジニアのロマンの実現
でもあるのです。
そんなエンジニアのロマンと遊び心をいっぱい詰め込んで、エンジニアのテーマパークのようにしようという気持ちを込め、この部屋を ”大岡山エレキランド” と名付けてしまいました。
それでは、具体的な機材をご紹介します。
左上から、レーザーカッター・改造リフロー機・3Dプリンター・
ロジックアナライザー付オシロスコープ・はんだステーション・インパクトドライバー
この他にも、安定化電源やCNC など、プロ仕様の機材が揃っています。
でも、部屋をつくり器材を揃えて、それで終了ではありません。クオリティと機動力を担保するため、まだまだ工夫をしています。
ここからは、"どうやってクオリティと機動力を担保するのか?" について書いていきます。
[HOW] どうやって?① リトル秋葉原をつくる
「あー、○○がない!仕入れなきゃ・・・」
開発中あるあるでないでしょうか。ここには最初から一通りの部品が揃っています。
イメージはリトル秋葉原。
だから、わざわざ秋葉原へ出向かなくても、 『思いついたらすぐ試作!』 が可能になるのです。
[HOW] どうやって?② 超リアルタイムコミュニケーションの実現
クオリティと機動力を担保する一番大事な要素は、やっぱり「人」だと思います。
Nefrockには部署という考え方はありません。一人一人に専門性・得意分野があり、それをプロジェクトごとに有機的に組み合わせてチームをつくるという方法を採っています。
(このあたりは、いずれ別の記事でお話できたらと思います。)
しかし、いくらチームで開発するとはいえ、ハードウェアエンジニアの部屋が物理的に離れていては、結局コミュニケーションロスが生じる可能性が高まります。
頻繁に打ち合わせをする?slackでつながっているから大丈夫?
高い成果を目指すチームに必要なことは何なのでしょう。
私たちの答えは、 「雑談できるチームは強い」 です。
思ったときに思ったことを誰もが心理的障壁なく口に出せる。
それがいつものNefrockのワークスタイルでもあります。誰かの雑談から、いつの間にか開発アイディアへつながっていくことも珍しくありません。(もちろんそのまま雑談していることも・・笑)
Googleが成功するチームの要素として導き出した”心理的安全性”に近いんじゃ…なーんて思ったり
そこで今まで通り、いつでも誰でもフラットにコミュニケーションが取れる環境を継続するために、
1.まず、4階の基地と1階のオフィスを大きなディスプレイでつなぎます。
2.そして、継続したコミュニケーションの維持に一番重要な、ノンストレス・完全リアルタイム!!を実現するスペシャルな通信環境を計画しています。
[HOW] どうやって?③ エンジニアのクリエイティビティを刺激する顔認識音響システム?
最後に、忘れてはいけない大事な要素は、エンジニアの気持ちが上がり、クリエイティビティが刺激される環境づくりです。 これはまだ構想段階なので、イメージだけ。
カメラ付きのスピーカーがエンジニアそれぞれを認識して追跡し、一人一人の気分に合った音楽を、その人だけに聴こえるように提供する、そんな環境をいずれ創るかも?!しれません。こんな作業場があったら、ワクワクしませんか?
以上のコンセプトで部屋づくりを進めており、3月中の完成を目標にしております。
なお、この部屋は、ハードウェア開発をしたい人が利用できるオープンな場にすることを目指しております。今後の最新情報はtwitterからもご確認ください。(@nefrock_inc) https://twitter.com/nefrock_inc
株式会社Nefrockでは一緒に働く仲間を募集しています